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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
意外と便所にも独特の世界がありそれぞれの特色があることを発見した著者。当然覗かれることには抵抗感があり取材は容易ではなかったが色々な景色が其処には繰り広げられていた。
紙の本
バラエティ豊かなトイレ・コレ
2002/04/25 02:06
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投稿者:tact - この投稿者のレビュー一覧を見る
妹尾河童さんが渡り歩いた著名人のトイレの紹介とインタビュー。トイレを通してその人が見える…かな。52人(49軒)のトイレと番外編、そして最後は河童さん本人の自宅のトイレで全56話。河童さん独特の上から見る俯瞰図の綺麗なこと、それもきっちり測って描いていて『タイルの枚数から歯ブラシの本数まで』合っているという念の入った詳細ぶりで素晴らしいコレクションになっています。
どのお宅も個性豊かでバラエティ豊富。図鑑のようであり、インテリア誌のようであり、生き方の提案のようであり、有名人の私生活の覗き趣味のようでもあり、で、絵も文も楽しく飽きさせません。
例えば山根一眞さんは元々は変哲のない普通のトイレでしたが河童さんの期待に応えて時間を掛けてトイレを書斎化してしまいます。その凝りようは凄まじく『まさにコックピットである』のです。それも他家よりもはるかに狭い空間。真似しようとする人がいるとも思えないけど、誰にも追随を許さないその究極ぶりに拍手をおくります。パリ−ダカールラリーに出場したという山村レイコさんの考え方とそこに紹介されるアフリカの共同便所(ドアがないのに見えない囲い方の渦巻型露店トイレ)にも感銘を受けます。
この本の置き場所はやはり自宅のトイレに。河童さんの絵によって他家のトイレがじっくり味わえて、インタビューの会話によってトイレや排泄についてじっくり考えられることでしょう。
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比較ものは楽しい。
ズバーっと一気に読んだり、じっくり眺めたりと様々な楽しみ方を備えている。
この人行動力がずば抜けている。
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河童を好きになるきっかけとなった一冊。視点のおもしろさにいつも感心する。俯瞰図ってまさにそれをあらわしてると思う。
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有名人のお宅のトイレ取材集です。
筆者の緻密なトイレイラストがすばらしい。
一口にトイレと言ってもいろんなのがあるんだな、トイレで本を読む人って意外と多いんだな、と感心。
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ジャケ買いした。文章は普通のエッセイ。ただのエッセイと違うのはそこに絵がついていてしかも真上からみたアングルであること。
実際に人の家のトイレの天井に張り付いて描いてる(それはそれですごいけど)訳ではないらしい。普段ボクらが目にするトイレから真上のアングルのを想像するみたいです。空間把握力とでもいうのでしょうか。観察力以上にその力がハンパないです。勿論、絵も丁寧で、万人が上手いと言うであろう種類の上手さです。
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芸能人のお宅のトイレを 妹尾河童 独特の鳥瞰図で
興味深く描かれています。
トイレ好きにはたまらない(?)一冊です。
はい。
飲食店では必ずチェックするほどの、トイレ好きです(笑)
勉強になります。
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河童さんの独特なイラストで描かれるのは「トイレ」!世界各国のトイレの紹介。人類が避けて通れない場所「トイレ」。江戸の人の工夫にオドロキました。
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よくお風呂やトイレ凝る人っていませんか?
もしあなたがそうならきっと楽しめるはずです。
物凄くおしゃれなインテリア雑誌?と思うようなトイレもありますし、ああ実家のはこういうトイレだったなあ、なんていうのもあります。
様々な著名人の様々なトイレが妹尾河童さんの精緻な図で描き出されます。
細かい絵とコメントも楽しいですし、取材時のエピソードを綴った文章の方も楽しい。
リラックスして楽しくトイレと排泄について語られています。
そしてやはりこれはトイレに持っていくのがおすすめです。
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著名人のお宅のトイレを覗くという
面白い主旨の一冊。
河童さんの好奇心が
余すところなく発揮されていて楽しい。
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河童が…シリーズは面白いんだけど、トイレに関しては内容がちょっと古くてぴんと来なかった。
2008年11月24日前後韓国4泊5日ソウル〜慶州一人旅にて読破。
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緻密な筆とユーモアあふれる視点が合わさった作品。
個人的には妹尾河童の作品のなかでもっとも好きです。
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「河童が覗いた」シリーズ。山藤章二さんの一言にすべてが凝縮されているようです:「ところで河童さん、このトイレ取材のシリーズは、トイレをキーにして、大袈裟にいえば、その人固有の文化を語らせるというのが狙いなんでしょう。仕事場を覗かせてもらったときと、トイレとでは文化の語り方が違いますか?仕事場の場合は、形而上的な話になるおそれがあるけれど、トイレの場合は形而下的な話まで下りていける。つまり本音を語る面白さを引き出せるという感じですか?」。
トイレの俯瞰図ももちろんですが、対象の52人のかたから引き出す四方山話が面白いです。
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河童さんの好奇心もついにここまで来たかと思えるおもしろい内容です。
河童さん目線だと、何気ない著名人のトイレなのに、まるで研究者のごとく細かい観察が入り、妙なおもしろさになっています。
有名な養老さんとの会話も中々興味をそそられるものでした。
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これ、どっかにいってしまった本。大好きだったのに。
様々な著名人たちの自宅のトイレを繊細なタッチでスケッチしてあって、その人にまつわる話や、取材中のエピソードなども書かれています。高校生の時に読んだ本だけれども、これはとても楽しんだ1冊。1家に1冊。トイレ本としてぜひどうぞ。