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封印再度 (講談社ノベルス S&Mシリーズ)
著者 森 博嗣 (著)
岐阜県の旧家に代々伝わる家宝の瓢と箱。箱には鍵がかけられており、鍵は瓢の中に入っているが、瓢の口よりも大きく取り出すことができない。奇妙な家宝を巡って不思議な事件が起きる...
封印再度 (講談社ノベルス S&Mシリーズ)
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商品説明
岐阜県の旧家に代々伝わる家宝の瓢と箱。箱には鍵がかけられており、鍵は瓢の中に入っているが、瓢の口よりも大きく取り出すことができない。奇妙な家宝を巡って不思議な事件が起きる。【「TRC MARC」の商品解説】
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ナニが一番気になるって…。
2002/03/08 13:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
森さんのミステリー小説は理科系の香りのするトリックや文章が美しく、根っから文系な私には「ちょっと数学っぽいものに触れてしまったv」という嬉しさもある。でも、作品中で何が一番気になるかと言われたら、まず間違いなく「犀川先生と萌絵ちゃんの関係」、と答えてしまう。読み進める上でいいスパイスになっている彼らの関係は、ちょっとは進展してるのかしてないのか。果たして今後、上手くまとまっちゃったりするのか? 気になる先生と教え子の会話に、毎回注目してしまいます。
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二人の今後が気になる!
2002/07/03 17:41
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投稿者:べが - この投稿者のレビュー一覧を見る
天地の瓢と無我の匣のパズル、密室殺人…と、いつものようにトリックと謎解きも気になりますが、一番注目したいのは、犀川先生と萌絵の関係に一歩前進があることです。萌絵の気持ちに気づかぬふり、もしくは本人でさえ自分の気持ちに気づいていない犀川先生が、ある事件をきっかけに、自分自身の気持ちに直面せざるを得なくなります。シリーズをずっと通して読んできた人にとっては、見逃せない展開です。途中、恋愛小説か?と錯覚を起こしそうにもなるのですが、しかし最後はしっかりとしたミステリーとなっており、トリック・謎解きともに楽しめる、お得な一冊です。
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タイトルに惚れた
2001/01/29 23:32
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投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
犀川教授と萌絵ちゃんシリーズ第5弾。
なにはともあれタイトルがいいでしょ。『封印再度』のタイトルに並んで『WHO INSIDE』ですよ。まぁミステリーだから「○○殺人事件」でもいいでしょうが、森博嗣は絶対使いません。今後の作品で彼が「○○殺人事件」というタイトルのミステリーを書いたら、私は絶対にびっくりします。
さて、内容ですが今回は、箱と壷がキーです。壷の中には箱の引き出しを開けるための鍵が入っている。鍵は壷の口よりも大きいので、壷を割らない限りは取り出せない。過去に起こった事件と現在進行形で起きる事件には必ずこの壷と鍵がからんでくる…。
今までの4作に比べるとややミステリー度は薄れるかもしれない。だが、反面、ガラス瓶の中に入った帆船はどうやってこの中に入ったのか?的なパズル感覚の楽しみもあり、偶然が偶然を呼ぶ不思議を楽しめ、また犀川教授と萌絵ちゃんに大進展ありか!?と、息をつく間もなく読まされてしまう。
個人的には、第1作「すべてはFになる」に次ぐ私のお気に入りとなった。
この壷と箱の命名もイケてる。壷は「天地の瓢(てんちのこひょう)」、箱は「無我の匣(むがのはこ)」。ラストでこの名の由来を知り「ん〜!!」と唸ってしまった。
いつもながらの犀川教授のクールな姿勢に「気取っちゃってねぇ」と思い、とんでもなく大金持ちの萌絵ちゃんのことを「お金があるから何でもできるよなぁ」とひがみながらも、森博嗣の世界にどっぷりつかってしまっている自分に気が付いて微苦笑している。
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封印再度
2001/12/08 20:59
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
真相やトリックはまあまあで、壺と箱の謎もなかなか面白かった。このシリーズの中では面白いほうだと思う。ただやっぱり、犀川と萌絵の恋愛話が邪魔。うまくミステリ部分とかみ合っていればいいんだけど、なんかバラバラな感じがする。でもキャラクターに魅力を感じてる人にはこれでいいのかな。