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魔法使いハウルと火の悪魔
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 413件
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  • カテゴリ:小学生 中学生
  • 発行年月:1997.5
  • 出版社: 徳間書店
  • サイズ:19cm/310p
  • 利用対象:小学生 中学生
  • ISBN:978-4-19-860709-8
  • 国内送料無料

紙の本

魔法使いハウルと火の悪魔 (空中の城)

著者 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (作),西村 醇子 (訳)

【フェニックス賞】荒地の魔女の呪いで90歳の老婆にされたソフィーは、家族を驚かせたくないと家出して空中の城に掃除婦として住み込む。城の主の魔法使いや弟子、火の悪魔たちと一...

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魔法使いハウルと火の悪魔 (空中の城)

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商品説明

【フェニックス賞】荒地の魔女の呪いで90歳の老婆にされたソフィーは、家族を驚かせたくないと家出して空中の城に掃除婦として住み込む。城の主の魔法使いや弟子、火の悪魔たちと一緒に魔女と闘おうとするが…。熱気に溢れた冒険ファンタジー。

著者紹介

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

略歴
〈ジョーンズ〉1934年イギリス生まれ。オックスフォード大学でトールキンに師事。「魔女集会通り26番地」でガーディアン賞受賞。他に「わたしが幽霊だった時」「いたずらロバート」など。

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みんなのレビュー413件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

魔法使いハウルと火の悪魔

2015/09/27 18:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジブリ映画「ハウルの動く城」でご存知の方も多いと思います。
映画ではハウルは前半、臆病な魔法使いとして描かれ、後半からすごくかっこよくなっていきますが、原作ではびっくりするほどヘタレです(笑)
必ずしも善とはいえないヒーローですが、そこが逆に読者に親近感を抱かせます。
他のキャラクターの外見や性格も少しずつ違っていますが、映画とはまた違った面白さがありますので、是非読んでいただきたいと思います。

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紙の本

魔法使いとの恋

2001/05/31 09:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まるの - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ソフィーは3人姉妹の長女。昔話にあるように長子は何をやってもうまくいかないと、信じています。ある日魔女がやってきて、ソフィーを老婆に変えてしまいます。何かに挑戦する事もなく、自分の未来を決め付けていたソフィーは、心のままの姿になったともいえるかもしれません。
 老婆となり居るところのなくなったソフィーは、寒さと疲労に耐え切れず、悪名高い魔法使いハウルの城へもぐり込みます。好みの女性を捕らえ魂をぬきとるというハウル。しかし現れたのは着飾った背の高い金髪の若者。噂とはずいぶん違うようです……。
 
 ハウルの城のドアにはダイヤルがついている。ダイヤルのしめす色によってべつの世界に出られる。そしてその世界ごとにハウルは違う顔をもつ。どの世界からハウルを見るかによって見え方は全然違う。でも、ハウルはひとり。近づいてみなきゃ、その人の本当はわからないんだよな。

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紙の本

いきなり90歳の老婆になっちゃった!!

2001/06/03 11:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る

 魔法が本当に存在する国インガリーで、3人姉妹の長女に生まれたソフィー。ある日ソフィーは、「荒地の魔女」にのろいをかけられ、90歳の老婆に変身させられてしまう。家族を驚かせたくないと家出したソフィーは、空中の城に住む、うぬぼれ屋で移り気な若い魔法使いハウルのもとに、掃除婦として住みこんだ。ハウルに魔力を提供している火の悪魔とこっそり取引したり、ハウルの弟子と7リーグ靴をはいて流れ星を追いかけたり。謎のかかしや、犬人間も現れて…?

 ジョーンズの世界は本当に独創的でおもしろい! 児童文学の棚に置いてあると思うけれど、ファンタジーに分類しました。この本は、大人の女性ほど楽しめるんじゃないかなあ。
 長女としての役目に自分をぎゅうっと押し込んで生きてきたソフィーが、魔女に90歳の老婆に変えられたら、何だかすごく元気になってしまう。今まで言えなかったようなこともズバズバ言えちゃって、読んでて気持ちがいいくらい。そう、オバタリアン(ふるい?)みたいになっちゃう。
 ハウルへの恋心に戸惑いつつ、老婆の姿で奮闘するソフィーがとっても魅力的。周りを固める犬人間、かかし、妹達や荒地の魔女などの登場人物も実に魅力的。オススメ!

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紙の本

元気をだした女の子必見!!

2001/06/15 21:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:笹丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今夏『千と千尋の神隠し』が公開される宮崎駿が次回作の候補として考えているこの作品は、今もっともブレイクしそうな予感のする一冊です。

 主人公は、魔法の国インガリーで帽子屋を商う家の3人姉妹の長女ソフィー。後妻の母親と妹達と仲良く暮らしています。だけどある日お父さんが突然亡くなり状況は一変してしまいます。次々と奉公にだされる妹達とは反対に、ソフィーは長女だからという理由だけで好きでもない帽子屋の商売を継母から押し付けられてしまうのです。
 妹達がのびのびと奉公生活を送るのを横目にしながら毎日毎日狭い店で帽子づくりに追われる日々で性格もおどおどしがち。
 「私だって、帽子づくりなんかよりももっと面白いことがしてみたい!」。そう思いはするのに、肝心の何をしたいのかということが自分にははっきり分からないのです。そんな時、荒れ地の魔女に身に覚えのない誤解をうけて90歳の老婆になる魔法をかけられてしまってから、ソフィーの冒険が始まります。
 弱気な女の子が、突然90歳のおばあちゃんになったら自分を縛る足枷が急になくなったもんだから、暴れること暴れること。
 性格もまず自分第一、言いたいことを言うしやりたいことをやるしで、かつての妹達に対してとても面倒見のよかった優しい長女ソフィーの面影はどこへやら。読んでいてそんな彼女の変貌ぶりがめちゃくちゃ気持ちいい。
 女の子でしかも長女だからっていうだけで我慢を強制されてきた女の子が、本当の自分自身をみつける話は、いろんな意味で現代女性の心を勇気づけること請け合いです。
 この本は、心の優しさも大事だけどそれにも増して、自分が何をしたいのかを自覚し、それを守ることの大切さを、そして大人しくて優しいだけの女の子よりも、元気で物怖じしない女の子の方がずっと魅力的なんだということを読み手に教えてくれるすてきなお話です。近頃落ち込みがちなあなた、是非手にとって読んでみて下さい!

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紙の本

スタジオジブリでアニメ化決定!18歳の娘が魔女の呪いで90歳の老婆に変身させられるという内容のポップなハイファンタジーなのだ。

2001/10/19 11:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『指輪物語』で知られるファンタジーの帝王トールキンに師事したベテラン女性作家が作ったお話だけれど、ノリがとってもポップ。ハリウッド映画式のジェットコースター的展開なものだから、(えっ、1934年生まれのばあさんが?)と正直驚いた。もっとも英国での出版年は1986年、作者がまだ、おばさん(失礼)だった頃に書かれたものだ。 

 次から次への畳み込まれるような楽しい進行とともに、視覚的な文章表現も特徴のひとつ。魔法や昔話が生き残っているインガリーという国の立地や街並み、ヒロインのソフィーが老婆に変身させられる前に働いていた店の帽子のカラフルさ、掃除奉公で仕えることになる魔法使いハウルの衣装のきらびやかさ、<空中に浮かぶ城>とはいえ実は普通の民家にちょっと手を加えただけというたたずまい、その城の暖炉に閉じこめられているカルシファーという魅力的な火の悪魔の動き、おそろしい荒地の魔女の誤解から変身の呪いをかけられたソフィーが<老い>を実感するシーンなど、挙げていると切りがないのだけれど、目の前にぱあーっと光景が開けてくる描写でいっぱいだ。
 
 ヴィジュアル的にも性格づけとしてもユニークな作中人物や、空中の城、一歩で7リーグという距離を進むことができる魔法の靴などの飛翔感は、ジブリでアニメ化ということが「なぁるほど」とうなずける要素だと思う。本当は、アニメを見てから原作を…とも思ったのだけれど、ベストセラーの映画化『魔女の宅急便』の例のように、原作・映画それぞれに魅力的という事実もあったので、ええいっと読んでしまうことにした。

 含みある台詞が散りばめられたりしているけれど、メッセージ性は薄い読み物なのである。「口の減らないばばあ」とばかりにソフィーをうとんじる女たらしのハウルと、「いけすかない高慢な男」と口やかましく説教を試みる老婆ソフィーが、実は恋の駆け引きにハマっていくという設定がしゃれている。アニメでは、恋がどう処理されるのかも楽しみだ。

 物語は、この恋のさやあてとともに、インガリー国にとって最大の脅威である荒地の魔女をどう攻略するかということが柱となっている。インガリー王の弟と王室づき魔法使いが誘拐されて行方知れず。魔法使いハウルは、インガリー王に彼らの救出を依頼されているのだけれど面倒はいやだと逃げ続けて、美しい娘たちとのラブ・アフェアにうつつを抜かしている。ソフィーとしては、それがまた気に入らない。

 それにしても魔法もの本が売れているようである。この本を星4つにしたのは、魔法ファンタジーの最高峰は『ゲド戦記』だという強い思いがあるためなので…、念のため。

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紙の本

いきなり90歳の老婆になっちゃった!!

2001/12/11 20:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆら  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 魔法が本当に存在する国インガリーで、3人姉妹の長女に生まれたソフィー。ある日ソフィーは、「荒地の魔女」にのろいをかけられ、90歳の老婆に変身させられてしまう。家族を驚かせたくないと家出したソフィーは、空中の城に住む、うぬぼれ屋で移り気な若い魔法使いハウルのもとに、掃除婦として住みこんだ。ハウルに魔力を提供している火の悪魔とこっそり取引したり、ハウルの弟子と7リーグ靴をはいて流れ星を追いかけたり。謎のかかしや、犬人間も現れて…?

 ジョーンズの世界は本当に独創的でおもしろい! 児童文学の棚に置いてあると思うけれど、ファンタジーに分類しました。この本は、大人の女性ほど楽しめるんじゃないかなあ。
 長女としての役目に自分をぎゅうっと押し込んで生きてきたソフィーが、魔女に90歳の老婆に変えられたら、何だかすごく元気になってしまう。今まで言えなかったようなこともズバズバ言えちゃって、読んでて気持ちがいいくらい。そう、オバタリアン(ふるい?)みたいになっちゃう。
 ハウルへの恋心に戸惑いつつ、老婆の姿で奮闘するソフィーがとっても魅力的。周りを固める犬人間、かかし、妹達や荒地の魔女などの登場人物も実に魅力的。オススメ!

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紙の本

私的にはかわいいラブストーリー

2002/01/03 23:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鴨かも - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ハリーポッター関連の魔法物として推薦されていたので読み始めた本作だったが、思いがけずラブストーリー的な要素も入っていたので驚いた。魔女によって90歳の老婆に変身させられたとはいえ元・美しい少女とハンサムな若い魔法使いが出てくるとあればそうならないほうが不自然というものか…。老婆(元・少女)が自分の変化を受け入れて前向きに運命を切り開いていく強さや、副題にある通り、空中にある魔法使いハウルの城(?)の内部の様子も興味深く読み進めることができた。しかしなんと言っても最後のハッピーエンディングはいい年こいて頬が緩みっぱなしだったです、ハイ。

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紙の本

超おすすめ

2002/01/14 01:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:成さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ジブリがアニメ化するとかいう本です。呪いをかけられてしまったソフィーの性格がだんだん変わっていくところや、女好きで少し情けないハウルとのやりとりなどは面白いです。読み終わった後に他のファンタジーとは少し違った後味(?)があります。

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コミカルなファンタジー

2002/01/20 14:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 スタジオ・ジプリでアニメ化決定、ということで試しに読んでみることに。空中の城、魔法使い、火の悪魔といった言葉から幻想的な物語を連想していたけれど、実際はコミカルなファンタジー。荒地の魔女に呪いをかけられ老婆になったソフィーが主人公だけれど、これが現状にめげないパワフルばあさん。悪名高い魔法使いハウル(実際は美形で女たらし)の城に住み込み掃除婦として働いたり、火の悪魔を使って料理をしたりと不幸な境遇もなんのその。

 テンポのよい会話とユニークな設定。ただご都合主義というか後半の謎が解ける部分はやや無理矢理かなぁ。終盤はもっとじっくりと描いてほしかったところ。シリアス路線を求めると物足りないと思いますけど、純粋に読んで楽しめる作品にはなっていると思います。読後感は○。

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元気をだしたい女の子必見!!

2002/01/30 18:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:笹丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今夏『千と千尋の神隠し』が公開される宮崎駿が次回作の候補として考えているこの作品は、今もっともブレイクしそうな予感のする一冊です。

 主人公は、魔法の国インガリーで帽子屋を商う家の3人姉妹の長女ソフィー。後妻の母親と妹達と仲良く暮らしています。だけどある日お父さんが突然亡くなり状況は一変してしまいます。次々と奉公にだされる妹達とは反対に、ソフィーは長女だからという理由だけで好きでもない帽子屋の商売を継母から押し付けられてしまうのです。
 妹達がのびのびと奉公生活を送るのを横目にしながら毎日毎日狭い店で帽子づくりに追われる日々で性格もおどおどしがち。
 「私だって、帽子づくりなんかよりももっと面白いことがしてみたい!」。そう思いはするのに、肝心の何をしたいのかということが自分にははっきり分からないのです。そんな時、荒れ地の魔女に身に覚えのない誤解をうけて90歳の老婆になる魔法をかけられてしまってから、ソフィーの冒険が始まります。
 弱気な女の子が、突然90歳のおばあちゃんになったら自分を縛る足枷が急になくなったもんだから、暴れること暴れること。
 性格もまず自分第一、言いたいことを言うしやりたいことをやるしで、かつての妹達に対してとても面倒見のよかった優しい長女ソフィーの面影はどこへやら。読んでいてそんな彼女の変貌ぶりがめちゃくちゃ気持ちいい。
 女の子でしかも長女だからっていうだけで我慢を強制されてきた女の子が、本当の自分自身をみつける話は、いろんな意味で現代女性の心を勇気づけること請け合いです。
 この本は、心の優しさも大事だけどそれにも増して、自分が何をしたいのかを自覚し、それを守ることの大切さを、そして大人しくて優しいだけの女の子よりも、元気で物怖じしない女の子の方がずっと魅力的なんだということを読み手に教えてくれるすてきなお話です。近頃落ち込みがちなあなた、是非手にとって読んでみて下さい!

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スタジオジブリでアニメ化決定!18歳の娘が魔女の呪いで90歳の老婆に変身させられるという内容のポップなハイファンタジーなのだ。

2002/01/30 18:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『指輪物語』で知られるファンタジーの帝王トールキンに師事したベテラン女性作家が作ったお話だけれど、ノリがとってもポップ。ハリウッド映画式のジェットコースター的展開なものだから、(えっ、1934年生まれのばあさんが?)と正直驚いた。もっとも英国での出版年は1986年、作者がまだ、おばさん(失礼)だった頃に書かれたものだ。 

 次から次への畳み込まれるような楽しい進行とともに、視覚的な文章表現も特徴のひとつ。魔法や昔話が生き残っているインガリーという国の立地や街並み、ヒロインのソフィーが老婆に変身させられる前に働いていた店の帽子のカラフルさ、掃除奉公で仕えることになる魔法使いハウルの衣装のきらびやかさ、<空中に浮かぶ城>とはいえ実は普通の民家にちょっと手を加えただけというたたずまい、その城の暖炉に閉じこめられているカルシファーという魅力的な火の悪魔の動き、おそろしい荒地の魔女の誤解から変身の呪いをかけられたソフィーが<老い>を実感するシーンなど、挙げていると切りがないのだけれど、目の前にぱあーっと光景が開けてくる描写でいっぱいだ。
 
 ヴィジュアル的にも性格づけとしてもユニークな作中人物や、空中の城、一歩で7リーグという距離を進むことができる魔法の靴などの飛翔感は、ジブリでアニメ化ということが「なぁるほど」とうなずける要素だと思う。本当は、アニメを見てから原作を…とも思ったのだけれど、ベストセラーの映画化『魔女の宅急便』の例のように、原作・映画それぞれに魅力的という事実もあったので、ええいっと読んでしまうことにした。

 含みある台詞が散りばめられたりしているけれど、メッセージ性は薄い読み物なのである。「口の減らないばばあ」とばかりにソフィーをうとんじる女たらしのハウルと、「いけすかない高慢な男」と口やかましく説教を試みる老婆ソフィーが、実は恋の駆け引きにハマっていくという設定がしゃれている。アニメでは、恋がどう処理されるのかも楽しみだ。

 物語は、この恋のさやあてとともに、インガリー国にとって最大の脅威である荒地の魔女をどう攻略するかということが柱となっている。インガリー王の弟と王室づき魔法使いが誘拐されて行方知れず。魔法使いハウルは、インガリー王に彼らの救出を依頼されているのだけれど面倒はいやだと逃げ続けて、美しい娘たちとのラブ・アフェアにうつつを抜かしている。ソフィーとしては、それがまた気に入らない。

 それにしても魔法もの本が売れているようである。この本を星4つにしたのは、魔法ファンタジーの最高峰は『ゲド戦記』だという強い思いがあるためなので…、念のため。

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ソフィー・ハッターと魔法使いの城

2002/07/14 00:14

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 三人姉妹の長女ソフィー、長女は出世しないと聞かされて育った彼女は、父親を亡くした際に家業である帽子屋を継ぐことを自然なことだと考えていた。店番をしていたある日、派手な服装の女性が店に現れたかと思うと、ソフィーは不可解な非難を受ける。そして、女性が去ると、店内に残されていたのは、顔にしわが寄り、足の関節が節くれ立った老婆の姿だった。
 恐ろしい魔女の呪いによって90歳の老婆とされてしまったソフィーは、空飛ぶ城に住むという魔法使いの助けを得て、元の身体を取り戻そうとするのだが、この魔法使いというのも若い女の子を誘拐するという悪しき噂の持ち主で……。
 《ハウルの動く城》シリーズ第一作。
 
 
 児童文学で大事なことは、なによりも子どもがかっこいいこと。そして、児童文学でもっとも大事なことは、子どもが読んで面白いこと。そんな作品であれば、僕のような20代の大人が読んでも掛け値なしに面白い。
 
 どうして、子どもがかっこよくなければいけないのか。それは、本を読んで子どもが自分を助けるということを知るためには、かっこいい子どもという要素を書くことができないからだ。身体は小さくとも強く、破天荒で、強く弱いものを虐げる存在を疑い、憎み、怒りを抱いて、知恵や勇気を武器に対抗していく、かっこいい子ども。
 ロアルド・ダールやアストリッド・リンドグレーンの作品を読めば、眉をひそめたいかな? とも思えるほどにかっこいい、そんな子どもたちが大勢登場しているから、僕の言う《かっこいい子ども》がどんな子たちなのかわかっていただけるだろう。
 
 子どもが読んで面白くなければ、本を読むということすら始まらない。それに、同義や倫理、社会的な健全さといったものを問う、大人にとって理想的な子ども像を持ったキャラクターが登場する物語を、果たしてこどもが心の底から愉しめるだろうか? 大人が気に入らないと感じる作品を、子どもたちは大歓迎で受け入れる。そんな例となる作品は、それこそ国内であっても、けっして少なくはない。『ズッコケ三人組』シリーズを由としない大人がいると知って、小学生だった僕はとても驚いたものだ。なんで? 面白いやん? と。
 
 このような作品が生まれる英国の土壌と、作者の想像力に畏敬と嫉妬の念を抱いてしまった。いいなぁ、イギリスは……。
 本当に素晴らしいファンタジー。

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紙の本

魔法使いは蜘蛛が好き?

2002/08/02 16:04

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:霞(kasumi) - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジブリで映画化決定という帯を見て思わず購入しました。
とても面白かったです。
登場人物はハウル以外はみんな強いですから。
特に女性陣はみんな強くて、思わず拍手を送りたくなります。

一応主人公のハウル。とにかく変わっています。
お風呂に2時間も入っていたり、派手な服を着ていたり…
そのわりには自分の部屋はとてつもなく汚くて、
沢山の蜘蛛が巣を張っています。
ハウルは蜘蛛が大好きらしくて、巣を壊されると怒ります。
魔法使いは良く、蜘蛛やカラスをお供につれていますけど、
ハウルもそうなのでしょうか?
『一応主人公』としたものちゃんとした意味があります。
でもこれは読んでからのお楽しみ。
読めばどうして『一応』と付けたのかがよく分かると思います。

映画、とっても楽しみです!

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紙の本

ジブリ向きな超個性的なキャラばかりです

2002/10/01 16:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:音央 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 舞台は、魔法がごく普通に存在するインガリー国。この国では、空中の城に住むナルシストでまだ若い魔法使いハウル、事情があってハウルに魔法を提供している火の悪魔カルシファー、荒地の魔女などがごく普通の人間たちとともに暮らしていた。

 帽子屋の三人姉妹の長女であるソフィーは、昔話にあるように、長女というものは何をやってもうまくいかないものというコンプレックスを持ち、父親の死後も継母に言われるまま、帽子屋を継いで、ひたすら帽子作りに励む毎日を送っていた。

 ところがある日、ある誤解から荒地の魔女が店に現れ、ソフィーは九十歳の老婆に変えられてしまう。突然こんな姿になってしまった自分を見せて、家族を驚かせたくないと考えたソフィーは、慌てて家を立ち去る。

 体をかがめ、よろよろと足をひきずりながら、歩き続けるソフィーのそばに、若い娘の魂を集めているという悪名高いハウルの城が近づいてきた。けれど、いまや老婆の姿になってしまったソフィーには恐怖心など全くなく、座り心地のいい椅子と炉端を求めて、強引に城にもぐり込み、掃除婦として新しい生活を始める。

 好奇心旺盛で活発なソフィー、ヒステリックで移り気なハウルを始めとする登場人物たちのキャラクタに魅力があり、また、ストーリー自体もひねりがきいているので、一気に読み通すことができる。ジブリが映像化するのも納得。

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紙の本

ジブリとは切り離して考えたい——個として素晴らしい作品

2003/02/03 19:18

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:亜李子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 スタジオ・ジブリが映画化すると話題になっているが、それ以前からこの作品を知っているものとしては、それに便乗して読むひとの読み方に懸念を抱く。『ジブリだからきっと素晴らしい』『ジブリだから面白いだろう』そんな考え方をしていたら、この作品は確立したひとつの作品として立つ瀬がない。確かに、面白いから映画化の案が上がったのだろう。だが、その面白さをフィルター越しに見たって、本当に面白いかどうか解るのだろうか。先入観なしに物語を読んで、そして面白いと思えた作品こそが本当に面白い作品なのだ。この作品は十分それに値すると思う。
 物語は帽子屋の娘、ソフィー・ハッターを主人公にして展開してゆく。まずからして、ソフィーは最初から最後まで受難の日々。こんな物語でいいのだろうか、と思ってしまうが、それはそれで面白いのだ。『ハウルの』と題名には書かれているが、彼よりも寧ろソフィーに注目して読みたい。彼女の特徴ある性格は、物語を色鮮やかに且つテンポよく運んでいく。読んでいて、どこかキリの良いところで止めろと云われても困ってしまうくらいに。
 魔法使いが出てきたり、火が喋ったり、まさに『ファンタジィ』という感じだが、それを超越した恋愛物語である。ベタベタのラブ・ストーリィではないにしても、心温まる可愛らしい物語だ。
 映画化される前に一度、この物語自体を楽しんで欲しい。そしてこの物語としての面白さを是非痛感して欲しいものだ。

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