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紙の本
戦国の村を行く (朝日選書)
著者 藤木 久志 (著)
悪党と戦い、百姓が城をもった村、小田原攻めの豊臣軍から金で平和を買った村、貢納の代わりに徳政を要求した村。戦と平和の中で鍛えられた村人たちの生き残るための作法を探る。【「...
戦国の村を行く (朝日選書)
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商品説明
悪党と戦い、百姓が城をもった村、小田原攻めの豊臣軍から金で平和を買った村、貢納の代わりに徳政を要求した村。戦と平和の中で鍛えられた村人たちの生き残るための作法を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
藤木 久志
- 略歴
- 〈藤木久志〉1933年新潟県生まれ。東北大学大学院修了。文学博士。現在、立教大学文学部教授。著書に「村と領主の戦国世界」「雑兵たちの戦場」「戦国史をみる目」などがある。
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紙の本
したたかで手強い、戦いと略奪の危険を理解し対処している村の姿
2002/05/29 04:50
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の戦国時代の村落の意外なありかたについて、当時の日記他の文書をもとにして解説する本です。
いざという時に逃げ込み立てこもるための村の城、領主との契約による相互の地位協定、村の武力のありかた、村落共同体の生き残り戦略、人質の誘拐という交渉手段。などなど目から鱗が落ちる内容が盛り沢山となっています。
江戸時代でさえ「村と領主の関係は契約であり、契約に反した場合には逃散(ストライキ)で対処された」という感じで。これを見てると、明治以降の国民国家としての日本にくらべればすっと自立自尊で対等の関係だったんだろうなあ、という感じですね。アメリカなんかは、いまも似たようなとこあるでしょうね。