サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

本の通販ストア OP 5%OFFクーポン ~2/29

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 162件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:小学生 中学生
  • 発売日:1997/08/01
  • 出版社: 徳間書店
  • サイズ:19cm/278p
  • 利用対象:小学生 中学生
  • ISBN:4-19-860751-6

紙の本

アブダラと空飛ぶ絨毯 (空中の城)

著者 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (作),西村 醇子 (訳)

バザールの若き絨毯商人アブダラは、ある日本物の空飛ぶ絨毯を手に入れた。ところが絨毯の手引きで恋に落ちた姫がさらわれ、アブダラは奇妙な仲間たちと共に魔神たちが住むという空中...

もっと見る

アブダラと空飛ぶ絨毯 (空中の城)

税込 1,760 16pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

バザールの若き絨毯商人アブダラは、ある日本物の空飛ぶ絨毯を手に入れた。ところが絨毯の手引きで恋に落ちた姫がさらわれ、アブダラは奇妙な仲間たちと共に魔神たちが住むという空中の城へ…。奇想天外なファンタジー第2話。

著者紹介

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

略歴
〈ダイアナ・ウィン・ジョーンズ〉1934年イギリス生まれ。オックスフォード大学でトールキンに師事。「魔女集会通り26番地」でガーディアン賞受賞。他に「わたしが幽霊だった時」「いたずらロバート」など。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー162件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

再読すればするほど楽しい本

2007/03/22 17:55

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 数年ぶりで再読し、面白さを再確認した。ジョーンズの作品は、再読すればするほど味が出るように思う。
 アブダラは、見た目はとってもいい男で、頭の中身も創造力豊かである上に、現実的な生活能力も決して低くないのに、父親の第一夫人の親族たちにいいようにコケにされながら暮らし、そのことに強い疑問を持たずにいる。ゆたかな発想は現実逃避にのみ費やされ、商売の才能も存分に生かされることなく、こぢんまりと小さな店を平穏に守るだけでおさまっている。そんな人生が「悪い」わけではないし、誰に非難される謂われもないのだが、自身の人生に真剣に向き合わずにズルズルと生きることで払わされるツケは、本人の無意識中の望みが大きければ大きいほど、決して小さくないものとなる。物語の冒頭、そのツケは、怪しい商人によって売りつけられる不良品の空飛ぶ絨毯と、第一夫人の親族たちに押しつけられた、二人の超肥満体の花嫁という形でアブダラにもたらされる。
 絨毯はアブダラを運命の女性のもとに運んでいくが、彼女に一目で恋してしまったアブダラを手放すまいと、親族たちは強引に身内の娘たちと婚姻させようと画策する。アブダラには、生後まもなくもたらされた予言があり、それによると、将来とてつもなく出世する可能性があることになっていて、親族たちはなんとしてもアブダラに取り憑いて、そのおこぼれに預かろうとしているのである。アブダラは機転を利かせてどうにかして肥満体の花嫁たちからは逃れたものの、駆け落ちしようとした運命の女性を、恐るべき魔力を持ったジンに奪われた上、誘拐犯の濡れ衣を着せられて彼女の父親に捕まり、処刑されそうになってしまう。
 逃れようもない宿命と、奪われた恋人への強い思いから、アブダラは否応なしに冒険の旅にでるハメになる。前作のハウル同様、欠点だらけで勇猛果敢でもなんでもないアブダラの旅は、他人の思惑に振り回され、気がつけばパシリ役ばかりさせられていて、奪われた恋人の救出という本来の目的から遠ざかるばかり。もともと豊かな資質を持った男であるアブダラにとって、思いを叶えるのに最も必要なものは、ジンのような強力な魔法でも幸運な巡り合わせでもなく、冷静な現状認識と、人の思惑に飲み込まれずに意志を貫き通す力だったのだが、そのことに気づくまで、アブダラはイヤというほどダメな自分を見せつけられるハメになる。
 アブダラが自分の人生の真実と幸福を見いだすまでの、悲惨な旅の道のりは、読者にとってはスリリングな魅力に満ちたすばらしいもので、しかも最後の最後で、前作の主役だったハウルやカルシファーたちも、実はずっと一緒に大活躍していたということが分かるという、すばらしいおまけ付き。お話のそこかしこに、作者であるジョーンズのイタズラ心がふんだんにしかけてある、素敵な作品だと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

アブダラの冒険とハウル、ソフィーのその後の世界。

2005/01/19 19:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tomojp - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は『魔法使いハウルと火の悪魔』の姉妹本という位置付けで発表され、子ども向けの本ということで、非常に読みやすく情景がありありと思い浮かべることができたので、次の展開が気になってしまいサクサク読み進めることができました。

この作品は舞台設定が中東ということで、空飛ぶ絨毯や魔法のランプの精を彷彿させる魔法の瓶の精など、どこかで見たことのある道具が活躍するあたりは読み応えがありました。

物語自体が姫を助けに行くというアブダラの冒険活劇でそれだけでも面白いのですが、隣国が『魔法使いハウルと火の悪魔』(以下、『ハウル』)に登場したインガリー国という設定なので、前作の世界観を上手く引き継いで膨らませているあたりは前作と続けて読む面白さを引き立てていました。
そして『ハウル』に登場したキャラクターたちが本編に上手に隠されて登場しているので、『ハウル』を読み終えているとより一層物語を楽しく読むことができるでしょう。

気になるハウル、ソフィー、カルシファーと動く城のその後も読むことができる楽しい作品でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

やっとの思いで。

2004/08/05 20:50

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ダイアナs最高★ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ダイアナさんの本を毎回、読まさしていただいてるのですが、どれも、どんどん引き込まれるそんな感じになっていくのです。

 私は、『魔法使いハウルと火の悪魔』と、『アブダラと空飛ぶ絨毯』を、ずっと前に借りていて、『魔法使いハウルと火の悪魔』を、半分やっとの思いで、読んでいました。

 けど、2週間という期間に、読みきれず、むなしく半分読んで返すことになってしまいまして、いつ借りれるか…… と、ずっと待っていました。

 それで今回、この『アブダラと空飛ぶ絨毯』だけですが、借りることが出来、夏休みを利用して、3日かからず読みきることが出来ました。

 編集の方、訳してくれる方、絵を書いてくれている方、 これからも、私たちのために頑張ってください

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

『お姫様』のイメージが一変する

2002/08/02 16:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:霞(kasumi) - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは『魔法使いハウルと火の悪魔』の後のお話です。
主人公は前回と違ってアブダラという
絨毯を売っている男の人が主人公です。
沢山の女性も出てくるのですが…
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ先生は
どうやら強い女性が好きみたいですね。
やはり同姓には強い人がいいのでしょうか?
出てくる人たちはたいてい何処かの国のお姫様なのですが、
これがまたとても頭が良くて度胸も据わっている。
お姫様というと弱々しい世間知らずの人を想像しますが、
あれは勝手な想像であって嘘ですね。
きっと世の中のお姫様にはここに出てくる人が多いのでは?
当たり前になっているお姫様のイメージが一変します。

ハウルたち、ちゃんと出ています。
でもかなりわかりにくいと思います。
かなり最初の方からずーっと出ているんですけどね。
でもそれに気付くのは最後の方だと思います。
『魔法使いハウルと火の悪魔』を読まれた方は
是非これも読んで下さいね。
これはセットで購入した方がいいかも知れませんよ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

夜咲花姫

2017/11/04 02:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こばし - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハウルの動く城シリーズということで、主人公は違いますがハウルたちも登場します。

まあびっくりしました。
笑ってしまいました。
ハウルらしいしカルシファーらしいしソフィーも懐かしい顔ぶれに出会うとなんだか嬉しくなりますね。

どの人物もどこかしら愛おしく思ってしまう部分を持っているように思います。本当に魅力的な人物ばかりです。

翻訳された方のセンスも素晴らしく、夜咲花姫ってすごく素敵な名前だなあと思いました。性格も名前に劣らず素敵でした。この話の中で一番好きな人物です。相手を褒めたてる言い回しも原作ではどんな表現だったんだろうとすごく気になったので、そのうちダイアナさんが書いた英語でも読んでみたいです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

アブダラと空飛ぶ絨毯

2015/09/27 18:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

魔法使いハウルと火の悪魔の続編です。
この本の主人公はアブダラという男で、一緒に駆け落ちしようとした姫を魔人にさらわれてしまうという、アラビアン・ナイト風の話です。
個人的にはアブダラの話す大げさすぎるお世辞が面白く、またそれにのせられる空飛ぶ絨毯が可愛らしくて、大好きです。この組み合わせを見ていると、前作のある組み合わせを思い出しました。
また映画「ハウルの動く城」では語られていない、キャラクターたちのその後も楽しめます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

映画化希望です

2002/07/05 00:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しんや - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラシュプート国のバザールの若き絨毯商人アブダラは、ある日、本物の空飛ぶ絨毯を手に入れる。そして絨毯に連れられていかれた夜の庭で、謎の姫ぎみと恋におちた。ところが二人が駆け落ちしようとした矢先、姫は巨大な魔神(ジン)にさらわれてしまう。姫を取り戻すと誓うアブダラですが、行く先には危険がいっぱい。

ハウル第2巻。独特の世界と凝った話の展開は変わらず、楽しく読めました。こちらから読んでも全く支障はありませんが、1巻のキャラクターがそれぞれ変わった登場の仕方をしていて、1巻を読んだ後に読めばより一層楽しめます。こちらも映像化してほしいです。1巻の方がヒットすればあるかもしれませんね。この作者の話は映像とセットだともっと楽しめると思います。それほど魅力的な世界なのです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

絨毯ほしい

2002/01/14 01:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:成さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 空中の城の2作目で、なんかディズニーのアラジンを思い出す内容です。でも、バザールの様子など、作者はすごく勉強したんだろうなあ、という印象をもちました。前作の登場人物が出てくるので、前作を読んでからこの本を読んだ方がいいと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ジョーンズの物語にはやっぱり、ただただ泣いているだけのヒロインは出てこない。

2001/06/03 11:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「魔法使いハウルと火の悪魔」の姉妹編

 夢ばっかり見ているアブダラが、ひょんなことから手に入れた空飛ぶ絨毯。この絨毯、へんな呪文(?)で動き出す。壁なんかもすいっとすり抜けてしまう便利物。その絨毯に<夜咲花>姫の元へ連れていかれたアブダラ。姫は男といったら○ゲ頭の父親しか知らないという箱入り娘でアブダラは姫のために数百枚の男性の人相画を見せたりと苦労するところがおもしろい。
 前作「魔法使いハウルと火の悪魔」のソフィーや、ハウルも途中から加わってどんどん物語がおもしろくなってくる。
 <夜咲花>姫も、ただ助けを待っている女性ではなくて、自分をさらった相手を詰問したりするとっても芯の強い女性。 ジョーンズの物語にはやっぱり、ただただ泣いているだけのヒロインは出てこない。
 こちらもやっぱりロマンスが…。子どもよりもおとなの女性の方が楽しめると思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

『魔法使いハウルと火の悪魔』同様の巧みな構成と魅力的なキャラ

2002/10/07 13:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:音央 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラシュプート国の若いじゅうたん商人アブダラは、夢見がちで気が弱く、父親が残してくれたわずかばかりのお金でバザールの隅に小さな店をかまえ、のんびりと暮らしていた。野心もなく、平凡な生活に満足しているアブダラだったが、毎日店番をしながらふける白昼夢の中では、自分はある国の王子で、幼少の頃、盗賊にさらわれたことになっていた。自分が誘拐される前にいた立派な宮殿の様子や、生まれたときに定められた許婚の王女、豪勢な庭園といった具合に、アブダラは毎日こと細かく空想を練り上げていった。

そんなアブダラがひょんなことから、本物の空飛ぶじゅうたんを手に入れる。じゅうたんに連れて行かれたさきは、これまで空想していたのとそっくりな庭園で、そこでアブダラは<夜咲花>という名前の美しい姫君と出会う。

<夜咲花>は父親以外の男性を見たことがなく、唯一夜、庭園内を散歩することだけが許されるほどの超箱入り娘だったが、非常に賢く、物事を筋道立てて考えられる娘だったため、ふたりはほどなく恋におちる。

ところが、ふたりが駆け落ちをしようとした矢先に、<夜咲花>は巨大な魔神にさらわれてしまう。そこで、アブダラは<夜咲花>を取り戻すために、おかしな呪文で空を飛び、なんと壁まで通り抜けてしまうじゅうたんに乗って、救出の旅に出かける。

道中、アブダラはかつて自分が空想していた盗賊に本当に出会ったり、嫌々ながらも一日に一回願い事を叶えてくれる精霊や動物好きの退役軍人を仲間にしたりしながら、魔神が住むという空中の城に乗り込んでいく。

空中の城には、<夜咲花>だけでなく、他国の姫君たちもたくさんさらわれてきていたのだが、みんなただ助けを待つだけのおとなしい従順な姫君ではなかった……。

本作は『魔法使いハウルと火の悪魔』の姉妹編で、こちらもどこか憎めないけど、なんだか頼りない男性としっかり者の女性が描かれており、非常にユーモラスで個性的な今どきのおとぎばなしになっている。構成も巧みで、結婚したハウルとソフィーも、あっと驚くところに登場している。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

アラビアンナイトと魔法の城

2002/07/14 00:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大嫌いな親族たちから逃れ、市中のとてもいい場所に小さな絨毯の店を開いている若き商人アブダラ。彼はある日、ふらりと店に訪れた男から古ぼけた絨毯を買わないかと持ちかけられる。この絨毯こそは本物の空飛ぶ絨毯という男の言葉が信じられないアブドラだったが、男を乗せたまま絨毯が2フィートも浮かんだ光景を目にして、絨毯の購入を決意する。
 空飛ぶ絨毯との出会いによって引き起こされる、奇想天外な出来事の数々。アブドラの体験する、摩訶不思議な冒険の結末はいかに?
 前作『魔法使いハウルと火の悪魔』に続く姉妹編、《ハウルの動く城》シリーズ第二弾。
 
 
 主人公アブダラは、大きな絨毯商人の息子として生を受けたが、今では小さな絨毯の店を一人で切り盛りして生計を立てている若き青年。第一夫人の子ではない彼は、商売の才能があり、働き者でもあるのだが、第一夫人の家族たちから疎まれて、いつもうるさい小言を月の決まった日に聞かされなくてはならない、そんな日々に辟易している。独り身の彼が一緒に暮らしているのは、客が来ない白昼に耽る想像の世界だった。
 そんな彼の元に、本物の空飛ぶ絨毯がやって来る。千夜一夜物語のシエラザードのごとき想像力を持った彼が、空飛ぶ絨毯を手に入れてしまったら、いったいどんなことが起こってしまうのか。想像するだけでも愉しい。
 
 前作の『魔法使いハウルと火の悪魔』でも、謎解きが一つの重要な要素として物語に折り込まれていたが、本作のほうがこの傾向は強いようだ。人気のハリー・ポッターシリーズが、ファンタジー・ミステリとして紹介されていることでも明らかなように、ファンタジーとミステリというのは、実に相性のいい組み合わせであるらしい。もっとも、ポオの幻想的な世界から推理小説が生まれたのだと考えると、根は同じであったのだから、当然のことか。
 本作では、いくつもの謎が提起され、その答えがとても待ち遠しい。最初の謎として登場するのは、絨毯の使い方だ。この絨毯は、一筋縄では行かない気性の持ち主であり、あるルールに従って空を飛ぶ不思議な装置として描かれている。その使用方法が、謎解きの対象となっているのだが、素晴らしい論理を披露するのがアブドラではなく、意外な人物であるというところも愉しい。
 
 登場人物の欄に名前が出ている、前作の主人公たち、ハウルやソフィーがどのような形でアブダラの冒険譚に参加してくるのか。これもファンとしてはとても気になるところ。面白ければ、思いつけば、なんでもありのファンタジーの世界が相手なので、読者としては想像力をフル回転にして彼らの登場を待ってしまうのだが……、僕の場合はジョーンズの仕掛けた二重三重の目眩しに見事に引っ掛かってしまった。
 
 アブダラの冒険譚としても、ソフィーとハウルの後日譚としても、素晴らしく愉しい珠玉のファンタジー。アラビアンナイトの世界と、西洋風な魔法の国が融合した、他にはない想像の世界を愉しみましょう!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ジョーンズの物語にはやっぱり、ただただ泣いているだけのヒロインは出てこない。

2001/12/11 21:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆら  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『魔法使いハウルと火の悪魔』の姉妹編

 夢ばっかり見ているアブダラが、ひょんなことから手に入れた空飛ぶ絨毯。この絨毯、へんな呪文(?)で動き出す。壁なんかもすいっとすり抜けてしまう便利物。その絨毯に<夜咲花>姫の元へ連れていかれたアブダラ。姫は男といったら○ゲ頭の父親しか知らないという箱入り娘でアブダラは姫のために数百枚の男性の人相画を見せたりと苦労するところがおもしろい。
 前作「魔法使いハウルと火の悪魔」のソフィーや、ハウルも途中から加わってどんどん物語がおもしろくなってくる。
 <夜咲花>姫も、ただ助けを待っている女性ではなくて、自分をさらった相手を詰問したりするとっても芯の強い女性。 ジョーンズの物語にはやっぱり、ただただ泣いているだけのヒロインは出てこない。
 こちらもやっぱりロマンスが…。子どもよりもおとなの女性の方が楽しめると思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ハウルの続編というよりも…

2003/02/03 19:40

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:亜李子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は『魔法使いハウルと火の悪魔』の続編である。だからこそ、あのスカッとするような勢いと、多少のスパイスとしての恋愛風味を期待したのだが、読んでみると期待したほどでもなかったような気がする。期待が大き過ぎたのか。はたまた同じように思っているひとは他にもいるのだろうか。ともかく、続編というよりも別のものとして考えたほうが良いだろう。
 そもそも期待したのが、続編ということだったから『ハウルと火の悪魔』で登場した人物がまた大きく活躍するのかと思ったのだが、まったく異なっていた。寧ろ、最後の最後まで引っ張っていって漸く彼らが登場するくらいだ。彼らのあの個性豊かなキャラクタをもっと多く見たかったというのが本音だ。
 新しい登場人物たちが、『火の悪魔』と似通ったストーリィで動き回る。二番煎じはいまいちでしかない。また、『火の悪魔』とは違って、この作品のほうが如何にもラブ・ストーリィで、かの作品のような主軸を勢いの良い冒険的なものにして、微かに恋愛を交えるという心躍らせるものとはまた違っている。
 あれだけ『火の悪魔』で個性溢れるキャラクタを出しておいて、続編ではまた違うキャラクタを主役に立てたのは少々勿体無かった気がする。『火の悪魔』を読んでこちらにも手を出したひとは、ハウルたちに目が行ってしまってこの作品に深く目を向けられなかったのではないだろうか。多少の範囲でしかないのならば、ハウルたちを出す必要はなかったのではないかと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ハウルのことがもっと知りたくて…

2003/09/05 16:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふにちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハウルのことがもっと知りたくて買った続編だったのだが期待外れでした。
文章全体でもハウルが登場するのはほんの少し。できれば動く城の中での出来事
を物語にしてほしかったなと感じました。
1の登場人物が魅力的すぎてアブダラの言葉や行動に魅力を感じられず
ちょっとがっかりです。でもハウルやソフィーが出てくると一転して物語の流れが
変わり魔法がかかったように物語がおもしろくなりました。
3に期待したいです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。