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紙の本
古き良きアメリカってこんなもんか?
2001/12/05 01:41
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投稿者:しっぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の作者のウォーラーはあの『マジソン郡の橋』の作者。彼が小説を書く以前に地方の新聞に書いていたエッセイをまとめたものです。
エッセイを読んでるとわかるけど、この人、典型的なアメリカの地方都市の名士っていう感じ。大学教授でもあり、若い頃はスポーツの選手ででも結構遊びもたしなみ、エッセイも書けば写真もものし酒場でカントリーソングを唄ったりもする。で、この人はそれ以上でもそれ以下でもない人だなって思った。
書いてることに間違いはないし、そこそこ面白いし、上品だし、それでいて堅苦しくはない。いかにも『マジソン郡の橋』みたいな小説を書きそうな人(ちなみにぼくは『マジソン郡の橋』を読んでないのでこれは半分与太です)。
でもね、なんかそれだけって感じ。
多分、この人は自分の今いる場所、今見えている世界を疑ったことがないんじゃないかな。エッセイの内容があまりにも、なんて言うんだろう「まっとう」な気がしてそんなふうに思った。
でも、こういうのが好きな人って多いんだろうなあ。ちえっ、つまんないの。