「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
夏の終わりの土曜日に出会った真澄と淳。だが、湾岸道路でのささやかなトラブルがいつしか熱いデッドヒートに。小さな戦争を描いた青春ロードアクション。「ベイシティ恋急行」の改題。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐々木 譲
- 略歴
- 〈佐々木譲〉1950年北海道生まれ。札幌月寒高校卒業。本田技研勤務中、79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール読物新人賞受賞。著書に「夜を急ぐ者よ」「エトロフ発緊急電」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
青春の日々を思い出させてもらいました
2001/09/16 22:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:淳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの「湾岸道路」という言葉に惹かれてふと手にとった一冊。内容は、有明や大井埠頭などでドラッグレースにのめり込む少年たちが繰り広げる青春物語。川崎から湾岸エリアに繰り出すグループと、浦安から同地区に出没するグループが、ちょっとしたいざこざから大きなトラブルに発展する。取り返しのつかなくなりそうなところまで拘泥した事態を納めるために、両グループの代表は車で解決することになる…。
ストーリーは両グループを交互に描写しつつ進められる。緊迫感が徐々に高まっていく様子がありありと描かれているのが心地よい。ストーリー展開が分かりやすすぎて、物語の先が想像できてしまうこと、また実際そのとおりに状況が展開していくことにやや物足りなさを覚えたが、軽い読み物としてはそれなりのご都合主義は必要悪かな。
ところでラストシーンだけは、やや予想に反した結末を向かえ意表をつかれた。ネタばれになるので詳しくは述べないが、もう少し派手な結末だともっと面白かっただろうに。例えば最後のドラッグレースで東京湾に飛込むとか。でもそうすると青春小説ではなくなってしまうかもね。