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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.10
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:22cm/343p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-317230-0
  • 国内送料無料

紙の本

ジェラルドのゲーム

著者 スティーヴン・キング (著),二宮 磬 (訳)

皮を刻み、肉を削ってでも抜け出したい。手足はベッドにくくりつけられたまま、やがて渇き、寒さ、妄想…。山小屋でセックス遊戯にいそしむ夫婦に起こった災禍、夫の突然死。【「TR...

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ジェラルドのゲーム

税込 3,038 27pt

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商品説明

皮を刻み、肉を削ってでも抜け出したい。手足はベッドにくくりつけられたまま、やがて渇き、寒さ、妄想…。山小屋でセックス遊戯にいそしむ夫婦に起こった災禍、夫の突然死。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

スティーヴン・キング

略歴
〈キング〉1947年アメリカのメイン州生まれ。高校在学中から短編を自費出版し大学卒業後、「キャリー」を発表。以後「呪われた町」「デッド・ゾーン」等でベストセラー作家となる。

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みんなのレビュー2件

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評価内訳

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紙の本

恐怖の源と力の源

2003/02/10 22:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:童夢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「小説とは、とどのつまり“男が穴に落ちてしまう話”か、“落ちた穴からどうやって這い上がるのかという話”かだ」という文句を読んだことがある。
この物語は、まさに“穴に落ちてしまった”主人公の話である。
主人公のジェシーは、夫であるジェラルドのゲーム(ベッドにジェシーを手錠でくくりつけてのプレイ)に応じたものの、嫌悪からジェラルドを蹴ってしまう。それが元で心臓発作を起こし、ジェラルドは突然死んでしまう。ジェシーを手錠にくくりつけたまま。…これが、ジェシーの落ちた“穴”だ。

スティーブン・キングは、一貫して恐怖を描き続けている作家だ。恐怖の根源を知り、緻密な描写で恐怖を演出する。「穴に落ちてしまう」きっかけは、些細なものが多い。しかし、はじまりは些細な出来事が生死を分かつ状況に発展するというところがキングの、キングたるゆえんであろう。

 ジェシーの恐怖の根源はどこにあるのか?
このままでは、いずれ死んでしまうという死に対する恐怖か? もちろん、死への恐怖は根源的なもののひとつであろう。しかし、この物語で描かれる恐怖は、「死んでしまうことそのもの」への恐怖ではない。いわば、“死”が内包する何ものかへの恐怖なのだ。
 ジェシーが最もおびえたのは「死神」である。「死神」の落としていったイヤリングを発見したとき。そして、「今日、日が暮れれば、またあいつがやってくる。そうしたら、もう終わりだ」という、ぎりぎりの状態になったときだ。皮を刻み、肉を削ってでも抜け出したい…そう願う瞬間、恐怖はジェシーのすぐ隣にいる。おぞましい姿で。いわくいいがたい何者かが“死”を伴ってやってくる。そのとき、人は恐怖する。
 
 ジェシーの心理描写も読み応えがある。自分の内面にいる幾人もの人間と語りながら(時には言い争いながら)幼い日のトラウマ体験を見つめる描写だ。
ーーーあの、日食の日ーーー
思い出したくない出来事を思い出さずにいられないのは、内面の声が脱出のための方法をその記憶の中に見いだせというからだけではない。ジェシーは、思い出すことによっていつのまにかトラウマ体験を乗り越える道をたどっている。トラウマがなぜトラウマたるかも、この物語は描き出している。蓋をすること・真実を見つめようとしないこと。それが危ない。蓋をされたものは発酵し、腐臭を帯びて現在の困った状況を呼び込むきっかけにもなる。それをクリアーにすることが、恐怖と戦う根源的な力の源になるのだろう。

 ジェシーが本当に恐怖したのは何に対してか。
 恐怖を、トラウマを乗り越えるには何が必要か。

この物語は、人間の心理と力を描き出している。
それは、キングのあらゆる作品に共通するものだろう。
スティーブン・キングは、恐怖の達人である。

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紙の本

演出の徹底がなされれば傑作に成り得た

2002/07/29 01:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:scarecrow - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『皮を刻み、肉を削ってでも抜け出したい。この手錠から、あの日食の午さがりから……。シーズンオフの避暑地の別荘。ジェラルドは妻、ジェシーをベッドに手錠でつなぐという最近お気に入りの“遊び”の真っ最中に、心臓発作を起こして急死してしまう。手錠につながれたままのジェシーは、身動きすることも出来ず、渇きと飢えに苦しめられる……』

 初めは「ミザリー」みたいなお話かな?と思っていたが、恐怖の対象がまったく違っており、虚無感から言えばこちらの方が数倍恐い。特にジェシーの心理描写は圧巻。読み終わってただ一つ残念だったのは、スーパーナチュラルな要素を完全に排除しきれずに演出の徹底がなされていないと感じた事。彼女の幼い頃のトラウマ、飢えや渇き、外的な恐怖(野犬)などそれだけでもう十分怖いのに、死神と思われるグロテスクな男が登場するあたりから少々興覚めしてしまった。
 どんなに現実的な話でも、なんだかんだと理由を付けてスーパーナチュラルな要素を作品中に挿入したがるのはS・キングの悪癖だと思うのだが。きっと彼なりのこだわりがあるのだろうとは思うが、その点を除けば文句なしに傑作と言って良い作品だけに残念でならない。

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