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商品説明
子どもたちは異界からくる野生の声に敏感だ。それがゲームの画面であっても。元昆虫少年がその自然体験をもとにデザインしたゲームソフトが、いま子どもたちの野生を解放しつつある…。渾身のテレビゲーム論。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中沢 新一
- 略歴
- 〈中沢新一〉1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。宗教学専攻。現在、中央大学教授。著書に「チベットのモーツァルト」「森のバロック」「ゲーテの耳」など。
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紙の本
『ポケットモンスター』がなぜ子供たちを虜にし、世界規模での社会現象になったのか。
2001/02/09 17:48
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投稿者:とみさわ昭仁 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまからおよそ40年前、社会人類学者レヴィ=ストロースは、自然界や未開社会の中にある秩序を「野生の思考」と名付けた。それは文明に粉飾された現在においても失われることはない。
たとえ大人たちが気付いていなくとも、野山や公園で遊ぶ子供たちは、無意識のうちに現代の「野生の思考」を身に付けているのだ。
著者・中沢新一は、本書の中で『ポケットモンスター』こそが<人間の心の中で発芽を待っている「野生の思考」に健全な生育の場所をあたえている>数少ないケースなのだと論じている。
全世界で1000万本以上を売り上げた『ポケットモンスター』については、これまであらゆるメディアで語られてきた。けれど、それらはすべて表面的な現象をトレースすることばかりに終始し、作品の本質に迫ったもの数えるほどしかない。『ポケットモンスター』がなぜ子供たちを虜にし、記録的な売り上げを達成し、世界規模での社会現象になったのか。本書を読めば、その秘密の一端が明らかになる。