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本を読む本(講談社学術文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 382件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.10
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社学術文庫
  • サイズ:15cm/265p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-159299-8
文庫

本を読む本 (講談社学術文庫)

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みんなのレビュー382件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

たまには机に向かって本を読む

2009/01/05 17:35

24人中、23人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 原題の「How to Read a Book」が示すとおり、これは極めて高度な読書「術」の書物であり、「読むに値する良書を知的かつ積極的に読むための規則」(4頁)が書かれた本である。
 だから、日本語訳書名の『本を読む本』という、どことなく情緒的なものを期待した人に応えるものではない。
 また、小説や詩といった「文学」の読書方法については一単元が設けられているものの、ほとんどは「教養書」といわれるジャンルの読書「術」であると思った方がいい。(但し、わずか一単元ではあるが、「文学」の読み方について、「文学は、経験を創造し、そこから読者は学ぶのである」(203頁)といったような視野に富む見解があり、これはこれで見逃すべきではない)

 それでは、著者はどのような「読む」という「技術」を奨めているのであろう。
 一言でいえば、書き手と対話を行う「積極的読書」である。
 それは単に情報を得るだけのものではなく、読み手に「理解」という段階(さらにいえば、書き手の意見に対して批評できる段階)までを求めるものだ。最終的に、そして確かに本書の最後の文章でもあるのだが、「すぐれた読書とは、われわれを励まし、どこまでも成長させてくれるもの」(255頁)だとすれば、読者の側になんらかの結果が残らないといけない。
 それが著者のいう「積極的読書」である。

 そして、その読書のレベルを四つにとらえている。
 順に「初級読書」「点検読書」「分析読書」そして「シントピカル読書」(比較読書法と書かれているが、この段階では自己への知識の注入よりも他者への知識の抽出に近くなる)である。
 「積極的読書」とはこのうち第三レベルの「分析読書」からだといっていい。
 だとすれば本来「書評」とは「点検読書」までを読み手に代わって行うものであり、読み手は良き「書評」を経ることで「分析読書」にそのまま進むことが可能になるうるかもしれない。
 もちろんそうなれば、「書評」の書き手はよくよく心しなければならないのだが。

 たまには、机にむかって「読書」するのもいいかもしれない。

 ◆この書評のこぼれ話はblog「ほん☆たす」で。

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紙の本

本の読み方を見つめなおす

2008/06/13 00:14

14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Hotel. - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、本の読み方に関する本、読書技術の書である。

本書では、どのように本を読むかに関して、詳しく論じている。本書では読書レベルを4つに分けている(本書において、レベルという言葉は、上位レベルの読書技術には下位レベルの読書技術も含まれるということを意味している)。特に第3レベルに当たる分析読書に関しては重点的に説明されているが、究極の目標は第4レベルのシントピカル読書に到達することである。シントピカル読書とは、自ら主題を設定し、それについての解答を見つけるために複数の書籍に当たるときの読み方である。

日本においては、教育現場において書くという技術の訓練を施されていない、ということはよく指摘されているが、本書を読むと、読むという行為の訓練すらまともに行われていないのではないかと思えてくる。小中高校の間、国語や現代文の時間に、評論や文学作品の個々の論点や登場人物の感情分析などは行われるが、本書のように読むという行為がどのように行われるべきか、抽象化・一般化して教えられることはない。つまり、テストの点数を取るためだけの教育になってしまっているのである。本書はそのような国語教育の欠点を補って余りある出来であると言えよう。

本書は効率的な読書の方法を教えてくれるものではない。しかし、本書に書かれていることを実践することは、本に書かれていることを本当に理解するためには必須のことであると思う。よく本を読むという人にこそ読んでもらいたい本である。

「読書は著者との対話である」。本書の言葉である。

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紙の本

この書評欄を読む人なら、必ず「自分の読み方」と比較して様々に考えるところがあると思う。古いけれど参考になることも多い「本の読み方」のハウツー。

2010/12/13 16:24

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 How to read a Bookの原題がしめすように、いわゆる「ハウツーもの」なのだろうが、高度であり、読書を段階的に考える「読書論」にもなっている。1940年が初版、改定版も1997年というのだから「ハウツーもの」としてもとても古いものになるだろう。しかし、親切な解説、情報が多くなりすぎて本を読んでも考えなくなったというコメントなどは今でも全く古くない。古くないどころか一層深刻になっている状況に気づかされる。
 「楽しみのための読み方ではなくて知識を得るための読書の仕方を説いた」と書かれているが、「楽しむため」の読書からでも何かを得る事は多い。そういう読書をしている人にも参考になることは沢山あると思う。
 本書では読書の仕方を四つの段階に分けていく。その最初に提示される「読書に必要な最も大切なこと」は「自ら積極的に参加し考えること」。あたりまえのことなのであるがどんなに時代が変わってもこれは普遍なのだろう。「教えてもらう」のを待っている読み方だけでは真に「身についた」とはいえない。
 そして、本書を読むときにもそれは通用することである。

 表題や目次の重要さの指摘は、私自身の思うところをよくまとめてくれていた。邦訳本では原題と随分違うイメージになっている表題もあるので、注意を要するだろう。裏表紙などの白紙部分に自分なりのまとめをかく、書き込みをするなども「わが意を得たり」である。しかし、電子書籍になったらこういう書き込みはどうなるのだろう。「書き込める電子書籍」ってのは可能なのだろうか。「書き込みながら読む」タイプの読書を電子書籍は目指していないということだろうか。
 「学ぶための本には索引が重要」も大事な指摘である。言葉の定義・内容説明がしっかり書かれている本ほど、他の本を読んだ後で確認したくなったりする。残念ながら最近の日本の教養読み物にはせっかく力を入れてよくわかる説明がされていても索引のないものも多い。紙数の問題でもあろうが「読み捨て」にしないためにも索引はつけて欲しいものである。
 書評とはどの段階までの読書に関係するか、の言及もある。書評を書いているものには一読の部分であろう。

 「訳者あとがきにかえて」で外山慈比古さんの述べている「日本人の読書」もなかなか面白かった。識字率が高く、若年から良く本を読めるということが日本人の読書の特徴につなげて論じてある。(bk1の2010単行本、文庫のランキングが発表されているが、若い人が対象の本がかなり入っている。これにもここで指摘された特徴がでていると思う。)

 この書評欄にも、この本は間をおいて幾度か登場している。そろそろ忘れられたころもう一度皆さんの目に触れさせたい。私同様、先行評者の方々もそう思われたのではないだろうか。ちょっと古めの感じの本かもしれないが、当書評欄をチェックなさるぐらいの方は一読して損はないはずである。必ずなにかしら自分自身「読み方」「書評の書き方」と比較して考えるところがあると思う。

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紙の本

本を読む本

2009/04/05 12:06

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴろきち - この投稿者のレビュー一覧を見る

当たり外れが多い本(特にビジネス書)に対して、どういった接し方をすればよいかがわかる本。読書を四段階のレベルにわけ、取り組む順序を論理的に示してくれる。自分の現在レベルを理解できるのと同時に、進むべき道・取り組み方がわかる本。

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紙の本

読書の段階と理想の読書

2018/05/27 19:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトル通りに、読書の仕方について書かれた書籍である。読書は学びの土台であるため、読書をどれくらいしっかりとできるかがによって今後の人生の知識レベルが、いや今後の人生自体が変わると言っても過言ではない。本書の胆となっている読書の段階仮説は一読の価値がある。個人的には4がもっとも大切な段階であるが、5が自分でできるようになれば正直大学に通う必要もないくらいである。イーザーの読書論と同等くらいに大切なことが書かれていると思われる。

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紙の本

本の読み方がわかる

2018/05/07 17:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつめれいな - この投稿者のレビュー一覧を見る

少し古い本ですが、様々なジャンルの本の読み方が書かれています。

誰しも苦手なジャンルはあるかと思いますが、誰もが苦手なジャンルの本を読みたいと思える名著といえるでしょう。

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紙の本

積極的読書

2016/02/02 10:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る

良書を、知的かつ積極的に読むための規則を述べた本。「シントピカル読書」(読書の最終目標、ひとつの主題について何冊もの本を比較読書し、客観理解をすすめる読書方法)は難易度が高そう。大学の論文を書く前の準備期間の読書方法としておすすめ。「作者に語り返すことは、読者に与えられた機会であり義務である。批評の務めを果たして、つまり判断を下してはじめて、積極的読書は完了する」と本書では述べている。積極的読書、これから意識したい。

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紙の本

本の読み方?

2015/12/31 23:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の読み方に種類があるなんて,とくに考えたこともなかった.
目的にあわせて,本の読み方を変えるだけで,たしかに理解が変わる.

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紙の本

読書のハウツー本か?

2015/12/11 22:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森のくまさんか? - この投稿者のレビュー一覧を見る

英語圏の読書の仕方本。

読書でやるべきこと、べからずなことが書かれている。

小学校や中学校で 本を読め という前に

このような本で 読書の重要性を教育すれば

日本は まだまだ捨てたものではないと思いますが、

どうでしょうか?

日本人にも 読書のハウツー本が必要だと思います。

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紙の本

幼児から研究者まで。

2018/01/01 14:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「本を読む」とは何をどのように読むことなのかを段階的に系統立てて記述している。
この内容は、おそらく古びることはないだろう。
驚くのは、その対象の幅広さだ。
幼児レベルの「読みかた」から研究者の、数多の文献を渉猟し、その記述をかみ砕いて自論をさらに深めるための読みまでも含んだ積極的読書の方法論である。
さらっと文学の読み方についても触れられているが、これもまたいい。

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紙の本

本を読む技術の古典

2018/05/06 21:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近にわかに流行りの読書術の嚆矢ともいえる古典的な名作です。
大してボリュームはありませんが、古典的過ぎて読み進めるのには、いささか難物です。

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紙の本

熟読のすすめ

2018/05/04 07:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

速読、多読も大切ですが、それは熟読の準備のために必要なことだということが分かりました。本を読む技術の古典ですので、読書家を自負する方には是非とも読んでいただきたい一冊です。

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紙の本

読書するとは

2017/03/08 09:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Fumie - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書には段階があり、それぞれにルールがある。「正しく本を読む」とはどういうことか、そしてその方法は、を解説した本。批評家になろうという人には有益だけど、「趣味は読書」という人には邪魔になる知識かも。

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紙の本

硬い

2002/06/07 16:01

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆうきっく - この投稿者のレビュー一覧を見る

本物の学術的な本を読むためか、速読のための方法のようなものを事細かに書いてあります。このとおりにやろうとするならば、本がとても読みにくく大変です。
なので、学術的に読む方法を本格的に知りたい人、国語を極めたい人にはオススメなのでしょう。

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2004/10/07 14:20

投稿元:ブクログ

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