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紙の本
司馬遷 史記の世界 (講談社文芸文庫)
著者 武田 泰淳 (著)
「司馬遷は生き恥さらした男である。」に始まる本書は、武田泰淳の中国体験もふまえた戦中の苦渋の結晶であり、それまでの日本的叙情による歴史から離れて、新たな歴史認識を展開した...
司馬遷 史記の世界 (講談社文芸文庫)
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商品説明
「司馬遷は生き恥さらした男である。」に始まる本書は、武田泰淳の中国体験もふまえた戦中の苦渋の結晶であり、それまでの日本的叙情による歴史から離れて、新たな歴史認識を展開した。世界は個々人の集合であり、個の存在の持続、そして、そこからの記録が広大な宇宙的世界像と通底する。第1篇「司馬遷伝」、第2篇「史記」の世界構想。【商品解説】
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重罰なにくそ
2019/02/10 22:12
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遷は漢の時代の人で、盟友・李陵が匈奴に捕まって捕虜になった時、武帝に対して李陵をかばった発言をしたため重罰に処せられた。その重罰というのが、宮刑、腐刑といわれた去勢する刑罰だ。そんなことをされるくらいなら死んだほうがましだ、司馬遷はどうして自ら命をたたなかったのかと思うだろうが、そんなめにあっても彼は「史記」を書き上げることの方が大切だったのだ。そのせいで、私たちは紀元前の中国の武将や克明を覚えさせられるはめになった。ボヤキはさておき、武田氏は司馬遷の史記に登場する英雄豪傑の人間そのものを表現しているから現在の私たちが読んでもわくわくするのだと言っている。