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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1997.10
- 出版社: 同文書院
- サイズ:21cm/223p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8103-7447-5
紙の本
スーパーロボットの動かし方 (非日常実用講座)
著者 非日常研究会 (著)
鉄人28号からエヴァンゲリオンまで、アニメの巨大ロボットの操縦の方法を本気で研究。免許不要、経験不問でロボットを動かすための非実用的マニュアル。【「TRC MARC」の商...
スーパーロボットの動かし方 (非日常実用講座)
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商品説明
鉄人28号からエヴァンゲリオンまで、アニメの巨大ロボットの操縦の方法を本気で研究。免許不要、経験不問でロボットを動かすための非実用的マニュアル。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
「本物の非日常」だからこそ冴える「物語」
2007/02/18 03:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いえぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャンボジェットの操縦から、ゴルゴ13の打倒方法まで、現実にはちょっと役に立ちそうもない様々な事柄を大真面目に考えてきた「非日常実用講座」。普通のガイドブックとは明らかに違う立ち位置ながらも、「遊び」と「本気」のギャップや軽妙な語り口で、多くのファンを獲得してきた人気シリーズです。
さて、非日常実用講座には、大別して、二つの枠組みがあります。一つは、ジェットの操縦や動物の飼育など、ある程度現実とリンクしている事柄をフォローしたもの、そしてもう一つは、本書のように、完全なフィクションの世界を考察したものです。スーパーロボットの操縦に特化した本書も、後者にあたります。
このシリーズは、常識ではとても考えられないことに対して、一定の物語を設け、読者に語りかける形で本を構成していく法則性があるのですが、現実にあるモノの操縦や飼育ということになると、本当の意味で私たちに起きうる物語とバッティングする形となり、現実世界の物語の方が、より強い説得力を持ってしまうこともありました(例えば、突発的にジャンボジェットの操縦を強いられることはまずありませんが、パイロットを志し、訓練に臨んでいる人々は無数にいます)。様々な事柄をフォローし、エンターティメント性を重視した本シリーズよりも、現実世界でのステップアップ方法を記した専門のガイドブックの方が、「日常に即した形で実用性がある」と評価されやすい(例えば、実際にジャンボジェットのライセンスを取得しようと考えるなら、アメリカや豪州といったシステムが整った英語圏の国々に留学し、訓練を行えば、日本で自費で訓練するよりも、はるかにコストパフォーマンスが良いことが広く知られています)側面も否定できません。
しかし、完全な非日常を扱っている本書は、そうした縛りからは一切無縁で、全くもって自由な「物語」を味わうことが出来ます。本書では、練り上げられた娯楽性と、何気にアニメのストーリーダイジェスト的な意味合いを持っている物語を満喫することが出来ます。スーパーロボットが好きな方は、一度手にとって見るといいでしょう。