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みんな、どうして結婚してゆくのだろう
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.2 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.11
  • 出版社: 大和出版
  • サイズ:19cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8047-0222-9
  • 国内送料無料

紙の本

みんな、どうして結婚してゆくのだろう

著者 姫野 カオルコ (著)

女の人は結婚したいものなのだ、という「前提」ってすごくふしぎ。この「前提」をただ鵜呑みにしないで、漠然と結婚したいと思うほうがヘンじゃないかと、素朴な疑問を素直に綴ったエ...

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みんな、どうして結婚してゆくのだろう

1,512(税込)

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商品説明

女の人は結婚したいものなのだ、という「前提」ってすごくふしぎ。この「前提」をただ鵜呑みにしないで、漠然と結婚したいと思うほうがヘンじゃないかと、素朴な疑問を素直に綴ったエッセイ。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

姫野 カオルコ

略歴
〈姫野カオルコ〉1958年生まれ。青山学院大学文学部在学中より小説誌を中心に作品を発表。著書に「ひと呼んでミツコ」「空に住む飛行機」「四角関係」「ガラスの仮面の告白」「変奏曲」「喪失記」など。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.2

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

痛みを催す羞恥心、そこから伸べられる救い

2000/09/19 23:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川名 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 姫野カオルコは、恋愛にはびこる通説に風穴を開ける作家である。「自然体」と呼ばれるカジュアルな恋愛術を指し、「男が望む通りの軽さをお膳立てする媚」だと論駁した、恋愛に纏わるエッセイ『禁欲のススメ』など、辛辣で清冽な作品をものしている。そして、著者が言うところの「ふつう」の恋愛にしっくりできない読者は、「つきあうってなに」と喝破する、姫野カオルコの著作を渇望する。
 そんな筆者が、結婚をテーマにエッセイを著した。本書『みんな、どうして結婚してゆくのだろう』は、「女は結婚したいものだ」という、いつの間にか根付いていた「前提」、そこに漂う違和感を掬う作品となった。すべての女が結婚のことばかり考えているわけではない、キュートでメルヘンチックな夢を誰もが抱くわけではない、それを唱えたのは、やはり、「ふつう」の恋愛の違和感を紡いできた、姫野カオルコだった。結婚の「前提」になじめなかった者達は、ここで再び彼女の著作に救われることになる。

 しかし、姫野カオルコの作品は、もれなく痛い。そこに綴られた羞恥の知が、読む者の疚しさを疼かせる。なぜ、彼女の描く羞恥心は、痛みを発するのか。おそらく所以は、それが真実であることだ。
 本作『みんな、どうして結婚してゆくのだろう』を以ても、それは納得する。
 著者は、本書で、「清潔感のある色気」という表現について、「アホか」と恥を知る。こざっぱりした恰好に色気効果があると知って、清潔そうな身なりを装うことは不潔だと明言する。「清潔感と色気は相入れぬ」それは、まさに真実である。よって、赤い口紅を嫌うことで小心の言いわけをしていた男性、木綿のワンピースという小賢しい色気を以て迫っていた女性、そして、そこにそぐわないながらも、ちらりと羨望を抱いていた者、皆が痛みを自覚するのである。

 だが、それでも私達は姫野カオルコの本を求める。なぜならそこには、痛みを湛えた姫野作品にしか成し得ない、救いがあるからだ。本作最終章でも、著者は、所謂、恋のかけひきに「たまらない苦痛」を唱えるが、しかしそれでも、自分の足場さえあれば「ご縁」にあえると語る。「自分が今の仕事を、できる限りの力でやっていって、それでだれにもめぐりあわなかったとしても悔いはない、それがマイペースということだ。自分に責任を持つということに微笑めることだ」痛みの末に出会った、このフレーズを胸に留め、読み手は、本書を抱きしめる。そしてようやく、結婚の「前提」から、解放されるのである。

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2007/03/05 22:30

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2006/05/26 23:31

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2011/10/27 21:10

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2010/02/01 11:31

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2017/02/05 11:49

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