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食客風雲録 中国篇
  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.11
  • 出版社: 青土社
  • サイズ:20cm/357p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7917-5590-1
  • 国内送料無料

紙の本

食客風雲録 中国篇

著者 草森 紳一 (著)

他人の家で食わせてもらう食客。主人は客の才能を見越して恩を売り、客は功なり名を遂げて恩を返す。この腹の探り合いこそが政治を、文化を、歴史をつくってきた。「三国志」「史記」...

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食客風雲録 中国篇

3,024(税込)

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商品説明

他人の家で食わせてもらう食客。主人は客の才能を見越して恩を売り、客は功なり名を遂げて恩を返す。この腹の探り合いこそが政治を、文化を、歴史をつくってきた。「三国志」「史記」等から食客たちの興味深い話が満載。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

草森 紳一

略歴
〈草森紳一〉1938年北海道生まれ。慶応義塾大学中国文学科卒業。評論家、中国文学者。著書に「写真のど真ん中」「散歩で三歩」など多数。

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みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

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草森史学の真骨頂ここにあり!「ああ、中国人に生まれなくてよかった!」

2010/12/28 16:49

12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

冒頭、草森紳一氏が学生の時分、自身で体験した食客(居候)体験から筆が起こされる。北海道から東京の大学を受験するため上京した草森氏は東京にいる親戚の家に転がり込む。当時はまだまだ親族同士の行き来があった時代で、「自分の家だと思って寛いでね」等と言う世辞が存在していた時代だ。これを草森氏は真に受けて本当に親戚の家で寛ごうとする。寛ごうとするが、寛げない。寛げないどころから、むしろ結果としてしたたかに傷ついた。人間、何で傷つくのか。はじまりは「食べ物」だと草森氏は言う。草森氏は相当な偏食漢であったようだが、最初の数日、草森氏が親戚の家に転がり込んだ直後は歓待してくれたので問題は生じなかった。問題は、そのあと、生活がハレからケに移る中で生じる。「はじめのうちこそ、親戚は草森氏の好物をきいて、それを用意してくれたりしていたが、ずっと一カ月もともなれば、好物に合わせてなどいられない。自分たちの日常習慣に戻していく(あたりまえだ)。」「私は好き嫌いが激しく、食膳のおかずを見るやいなや、すぐ不平不満が表情にでる(異常)」「伯母にしたところで、そういう私の表情の変化にすぐ気づくから、面白かろうはずがない(当たり前)。お金だって馬鹿にならないだというニュアンスの言葉もちらりちらりと吐き出すようにもなる(当たり前)。」「金持ちはケチである。ケチだから金持ちになれるのだと、この時、知った(そこまで気を回すか!単に収入が多いだけ!)」

こういう極端に神経質で自己チュウな青年期の草森氏の性格が、同氏をして、氏のわずか一カ月ばかりの居候体験を鮮烈なものとし、その生涯に陰を落とすことになり、それがひいては本書の執筆動機になったというわけだから、なんというか、草森氏が生涯独身だった理由が分かった気がする。

さて、本書は「三国志」「史記」「十八史略」などを題材に、中国の春秋戦国時代を彩った食客について著したものである。話はどうしても「三国志」が中心になるが、その登場人物の行動を史記の「列伝」「本紀」「正史」などを読みこなすことで立体的な歴史像を浮かび上がらせるのが草森流。草森氏曰く、史記の「列伝」「本紀」「正史」は互いに矛盾する記述が目立つという。なぜそう見えるかと言うと、「列伝」はその主人公たる人物の目を通して描いた歴史であり、「正史」は、その国家の目から見た歴史であり、それらは同一ではなく、互いの主観が入るから同じ事実が異なる捉えられ方をするのが、むしろ当たり前だというわけだ。「こうした読み方が出来るようになると、史記は俄然面白くなる」とまで草森氏は言ってのける。

食客は文字通り「ただ飯食い」であり、日本語の居候に近いが、日本語の居候が肩身の狭いマイナスイメージでしかないのに比べ、中国語の食客はポジティブな響きがあるのだという。食客は、ただ飯食いには違いないが、同時に一宿一飯の恩義を知恵で報いる参謀でもあり、また、食客の多寡は、その人物の徳の大小を示す基準にもなるという。食客は見方によっては寄生虫だが、同時に主人が仕えるに値しない愚物と判断すると静かにそのもとを立ち去る。これが静かな投票行動にもなっているんだとか。まあ、食客と言う制度は凄まじいばかりの格差を前提にした中国ならではの「所得の再配分制度」でもあり「人材の登用制度」でもあったのであろう。一瞬にして国が滅び王朝が滅び、そうなると九族もろとも首を刎ねられる過酷すぎる歴史を持つ悲惨な国=中国。そこでしか成り立たない、それだからこそ成り立つ制度と言うものが中国には確かにある。そのさわりを草森先生と共に垣間見ることが出来る。

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