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予告された殺人の記録(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 175件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.12
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/158p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-205211-9
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

著者 G・ガルシア=マルケス (著),野谷 文昭 (訳)

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

497(税込)

ポイント :4pt

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みんなのレビュー175件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

本当の小説

2001/05/23 18:28

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ノーベル文学賞受賞者、ガルシア=マルケスの代表的中篇である本作は、コロンビアの小さな田舎町という限定された場所を舞台に、犯行予告が事前に出されているにも関わらず予定通り男が殺されてしまうまでを描いた、極めて単純な小説である。

 しかしなぜそれがこんなにも衝撃的なのか。日本の私小説を読みなれた身には、こういった、ストーリー優先の淡々とした語り口、心理や情緒は二の次である事件報告書のような小説自体が新鮮に映るということもあるだろう。だがそれだけではない。町の住人みなが殺人の予告を聞いているのに、誰一人として彼を救うことができなかったと言う現実、あらゆる偶然が彼を死に導いてしまったことへの驚愕。そう、これは不合理な悲劇なのだ。その点でこの小説はカフカのそれと同じく不条理を描いたのだとも言える。

 とはいえ根底にあるのは民族的な問題だ。結婚に関しての処女崇拝であり、男性優越主義であり、家族愛である。まだ村という共同体が機能していた時代に起こりうるべき事件、そして実際起こった事件。それをモデルにガルシア=マルケスはこの作品を書いたのである。

 ちょっとした嘘。十七年間思い続け、ひたすら返事の来ない相手に手紙を出し続けたある真昼時、二千通の手紙を携えて彼女の元に訪ねてくる男。このシーンの美しさは、時間がまだゆったり過ぎていた時代、待つことを恐れなかった時代への讃歌となっている。そしてこのエピソードが悲劇における一つの救いとなって物語の深みを増している。沈黙によって語られる味わい深い名作だ。

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紙の本

気がついたら

2001/02/17 10:54

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ガルシア・マルケス(コロンビア生まれ、1982年ノーベル文学賞受賞)が実際に30年前起きた殺人事件に材をとった作品。実際の殺人の描写は物語の最後に持ってきて、それまでは事件に関連した何篇か小編で構成されている。複数の時間軸を持った作品である。その複数の時間軸が最後に集まってゆくのでどんどんひきこまれてゆき、気がついたら全部読みおわっているような作品です。

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紙の本

恐ろしい

2015/09/12 14:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る

町中の人がその殺人予告を知っていたにも関わらず、事件を止められなかったというありえない話。なんでありえてしまったのか、それを読み取る作品。決して推理物ではありません。

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紙の本

ひとあじ違う

2016/04/18 10:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリーやエンタメばかり読んでいると
こういう作品は読みづらくてたまらない。
タイトルに「殺人」という語句があるから
推理小説のつもりで推理しながら読み進めたが
やはりちょっと違うな。

1冊目はひとやま超えるのが大変だったが
この作者の作品は比較的薄い本が多いので、時間をかけて読み続け
慣れていこうかというのが、今の率直な感想。
ノーベル賞作家の思想を少しは理解したいですからね。

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2007/07/13 12:22

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2005/05/18 07:47

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2006/11/12 10:52

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2004/11/10 23:57

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2006/01/05 14:55

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2006/06/05 01:40

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2005/05/07 22:55

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2009/03/22 17:39

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2013/01/09 14:59

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2005/06/17 08:53

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2005/08/08 15:34

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