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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.12
  • 出版社: 幻冬舎
  • サイズ:20cm/235p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-87728-199-1

紙の本

ソウル・ブラザース

著者 羽島 トオル (著)

どうしたらカッコ良くなれるのか、だけを考えて生きている田舎者のダンサー。ある日、人生の師と仰ぐかつてのスター歌手に頼まれ、人気回復のため、とんでもない仕事をするハメに…。...

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ソウル・ブラザース

税込 1,650 15pt

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商品説明

どうしたらカッコ良くなれるのか、だけを考えて生きている田舎者のダンサー。ある日、人生の師と仰ぐかつてのスター歌手に頼まれ、人気回復のため、とんでもない仕事をするハメに…。貧乏ダンサーの汗と涙と笑いの物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

羽島 トオル

略歴
〈羽島トオル〉1954年東京都生まれ。慶応大学法学部卒業後、ポニーキャニオンレコードに入社。音楽ディレクター。91年「銀の雨」で小説現代新人賞を受賞。ほかの作品に「センチメンタル16」がある。

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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紙の本

どこかで読んだことのある筋だけど…

2001/06/12 12:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:淳  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ソウルフルな大スター、石橋力也(リッキー)にあこがれて上京、力也のバックダンスチームのトップダンサーまで上りつめた主人公のOJこと奥田譲治。力也に背格好の似ているOJは、しばしば力也の影武者を努める重要なポジションを占めるようになっていた。そんなOJも、スター特有の我儘勝手に振り回され、力也の女、麻子を押し付けられて、力也のスキャンダルをごまかすために偽装結婚させられる羽目になる。それでも力也を慕うOJだが、人気も落ち目の力也はますます傲慢になる一方でOJを疎ましく思いはじめ、ふたりの関係はギクシャクしたものになっていく。

 そんなあるとき力也に人気回復のチャンスが訪れる。有名な清涼飲料水のコマーシャルの話が舞い込んだのだ。しかしそのコマーシャルは危険なダンスシーンが山場となっていた。逆に飛び上がり、頭で着地したままコマのようにくるくると回るへッドスピンである。OJは力也のために、危険なへッドスピンに挑むことになった…。

 70年代、バブル期以前の日本のダンスシーンをよく描いており、軽妙なタッチの文章に引き込まれて一気に読んだ。ところが読んでいるうちに、なんだかこの話、読んだことあるぞ? と気づいてしまったのだ。そう、「蒲田行進曲」である。

 力也は銀ちゃん、主人公OJはヤスだ。そして麻子は小夏。

 舞台が蒲田から六本木・西麻布周辺になり、時代がやや現代よりになった、ソウル・ダンス版蒲田行進曲、といったところ。まあ、面白かったので、いいか。

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