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ママは眠りを殺す(創元推理文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 2件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.11
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/326p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-10317-0
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

ママは眠りを殺す (創元推理文庫)

著者 ジェームズ・ヤッフェ (著),神納 照子 (訳)

ママは眠りを殺す (創元推理文庫)

778(税込)

ポイント :7pt

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評価内訳

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紙の本

舞台上、衆人環視の殺人と安楽椅子探偵

2002/04/21 03:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 
 メサグランデ芸術劇団の公演が行われているホール、その舞台上で『マクベス』を演じていた俳優は、台本通りに覆面を被った刺客の凶刃によって倒された。だがその演技は偽物、ナイフは本物で、俳優は刺殺されていた。
 元ニューヨーク市警の警視で、現在は公選弁護人事務所の主任捜査官を務めているデイヴは、大勢の観客と共に、この殺人の瞬間を目撃していた。公選弁護人でありボスでもあるアンが、容疑者の弁護を依頼されたことから、デイヴは助手となったロジャーを連れて事件の捜査を開始する。
 
 安楽椅子探偵ママシリーズ第3弾。
 
 
 ミステリを一人称で著すことによって、パートナーは名探偵の心のうちを知ることが出来ないといった不公平感はある程度だけ──探偵の一人称を書かなければ、最後まで秘密に出来てしまうから──だが払拭される。そして、人の意識にあって外面には現れることがないから他人には知ることが出来ない、推理の過程を仔細に知ることになる。
 
 一人称のミステリが優れている点には、上記の理由以外に、一つの必然性を挙げらことが出来る。人間性を描くには、人間の気持ちを書くことが欠かせないが、そのためにも、人の意識を明かしながら、その変化をリアルタイムで読者が知ることが出来る一人称が使われていることだ。ヤッフェという作家は、一人称の形式で物語を紡ぐことに優れている。デイヴのロジャーに対する気持ちや、ママのデイヴとロジャーへの愛情など、ヤッフェの描く優れた人間性の描写を読んでいると、作中の人物たちの心が動くのと同時に、読者であるこちらの心までが動かされた。いい人間を知ると、彼らの気持ちや、それが現れる行為を目にするだけで、こちらにまで心情が届いてくるものだが、ヤッフェの小説には同じようなことが起きている。ベテラン作家の成せる技なのだろうか。驚きだ。
 
 
 本作の事件は、俳優による俳優の刺殺事件だけに、登場する容疑者たちがすべて俳優ばかり。通常ならば犯人だけが自らの罪を覆い隠すべく、その身に日常をまとって社会に紛れ込もうと努力しているところだが、本作では皆が自分を演じてしまっているので、自らの秘密を隠しているのは犯人だけではないという困難さが生じている。
 
 俳優ばかりを容疑者とした以上は、もしかすると、皆が一つずつ嘘をついているのではないか? そのような趣向の犯人捜し挑戦したのでは? 本作が、舞台上で起きた衆人環視の殺人事件であることを知った直後に抱いたこの期待は、見事にかなえられた。最後に明かされるママの推理には、俳優たちの嘘を暴いてくる過程がしっかりと含まれている。
 
 俳優の演じるという行為を構成に上手く盛り込んでいる、ヤッフェの巧みさは、事件の鍵となる小物の使い方にも生きている。ママの推理と同様に、彼の描く虚構の世界は、作り物だが自然であり、強い説得力に満ちている。
 
 このシリーズは、やはり本格ファンにはたまらない、他にはない楽しさに満ちている傑作だ。
  

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2006/02/28 09:39

投稿元:ブクログ

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