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きつねにょうぼう
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.9 7件
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  • カテゴリ:幼児
  • 発行年月:1997.12
  • 出版社: 福音館書店
  • サイズ:31cm/1冊
  • 利用対象:幼児
  • ISBN:4-8340-1293-X
  • 国内送料無料
絵本

紙の本

きつねにょうぼう (日本傑作絵本シリーズ)

著者 長谷川 摂子 (再話),片山 健 (絵)

【日本絵本賞(第4回)】むかし、あるところにびんぼうなひとりもんの男があった。ある雨の降る晩、田んぼからのかえりにいとしげな若い女と出会った。女は男の家に泊めてもらうこと...

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きつねにょうぼう (日本傑作絵本シリーズ)

1,404(税込)

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福音館の昔ばなしえほん 11巻セット

  • 税込価格:14,364133pt
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明

【日本絵本賞(第4回)】むかし、あるところにびんぼうなひとりもんの男があった。ある雨の降る晩、田んぼからのかえりにいとしげな若い女と出会った。女は男の家に泊めてもらうことになったが…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

長谷川 摂子

略歴
〈片山〉1940年生まれ。著書に「おやすみなさいコッコさん」「タンゲくん」「わたしの遠足日記」など多数。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.9

評価内訳

  • 星 5 (6件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

画家・片山健、入魂の大作。人間と交わって子を成したきつねのかかの狂おしい哀しみを描ききった絵本。「よい絵本」選定。

2001/06/18 11:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一度大宅壮一文庫ででも見にゃいかんと思っているが、昭和45年「アンアン」創刊時、渋澤龍彦が『長靴をはいた猫』ほか連載シャルル・ペローの童話の翻訳を連載した。それだけでも先鋭的な女性雑誌の企画力の凄みがわかろうというものだが、その挿絵を描いたのが片山健。今となってはこれがまた、凄い!

 絵本には、ほんの一握りコレクターと呼ばれる人々がいて、長新太やスズキコージなど個性的な絵本づくりで知られる作家たちの絶版本を含めた作品を集めるようなことをしている。片山健も、そういう人たちに愛されている鬼才のひとりである。

 渋澤氏が愛した片山健の挿絵は鉛筆で描かれているようだが、ファンタジックなエロスに満ち、長靴をはいた猫がアイパッチをしているようなユーモアあるひらめきが素晴らしい。幸いなことにこの童話集は河出文庫で手に入る。

 話題にはなるがポピュラリティではいま一つという感のある片山健には、『どんどんどんどん』『タンゲくん』といった絵本の代表作がある。どちらも展開・絵画とも強烈な印象を残す。
 この『きつねにょうぼう』は、独特の言葉使いによる絵本のテキストに定評ある長谷川摂子により再話された昔ばなしの絵本であるが、絵画の持つ迫力においては上に挙げた2作に匹敵して、片山健の円熟期の代表作になったと言えると思う。
 筆跡もなまなましい油彩で、画布に盛り上がった絵具の様子が想像できる。絵具が号泣しているようにも見え、本能に訴えかけてくる野性や迫力は子どもたちの原型に見事にシンクロする。

 お話は、民話の骨子を取り出すようにすっきりと骨太にまとめられている印象がある。

 若い男が山で行き会った「いとしげな女」がかかにしてくれと乞う。貧乏ぐらしの男は断ったが押し切られる。
 ふたりの間には子が生まれる。子が三つになった春の日、男が働きに出た留守に女ははた織り台にすわる。手を休めて目を上げると、外はつばきの花ざかり。見事さにうっとりしてしまう(このつばきの絵は圧巻としか言いようがない)。
 と、とことこっと駆けてきた子どもが、母のお尻からでっかいしっぽが垂れ下がっていることに気がついて声を上げる。
 母はこの家にはおられんと、きつねの姿に変わり、子を残して山へ帰っていく。父と子は泣きぬれる。

 あしたは田植えという夜、山の田んぼから母の唄声が聞こえる。父子で行ってみると、母が人間の姿で田植えを済ましてくれていた。子に乳を含ませる母に、男は戻ってほしいと何度も頼むのだったが…。

 絵本の読み聞かせというのは、大げさな調子をつけることなく、必要以上に感情をこめることないようにしないと子どもは白けてしまう。
 だが、この本に関しては知らず知らず気迫がこもってしまう母の様子に、わが子は取り憑いたきつねを幻視するのか、息をひそめて絵本世界に入っていく。帰還したときに「おれ、きつねかもしれない」とつぶやく。その言葉を聞いたあと、闇の深淵を眺めて眠りにつく気持ちは格別である。

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紙の本

昔話に命をふきこんだ絵本

2002/06/08 11:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やまざきむひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

母に置いていかれた子どもの絶望的な目。
子を置いていく母と、母に去られる子と、妻を失う男の悲しみではりさけんばかりの空。

あでやかでなごやかな椿の群生が幸福の絶頂を象徴して、そして物語は急転、悲劇へ。

長谷川摂子の文は、水沢謙一「とんと昔があっだげど」未来社 の中の「狐女房」を下敷きにしていると思われます。形の整った美しい物語で、典型的な昔話です。しかし、子どもをおいていくときに母が歌う切ない歌は、水沢謙一の文章にはありません。文章の書き手が女性であればこそ、この古典に人間の営みの切なさやいとおしさをふきこめたのではないでしょうか。

また、越後の方言で語られるこの昔話につけられた片山健の絵があまりに感動的。すごい絵です。すごい絵本です。ぜひ、原画が見たいものです。

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紙の本

新潟弁の絵本。

2016/03/08 23:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

貧乏な男の所に押しかけ女房てきにやって来た「いとしげな女」=きつね。
きっと山の中で見かけて好きになっちゃったんだろうな、って想像しながら読み始めました。
子供も生まれ数年たったある日、椿の美しさに見惚れて尻尾を出したかか(キツネ)。
うっかり正体を現す程美しい椿のページは椿の古木の迫力がよく伝わって来ます。
それでいて静かな空気感、ゆったりとした幸福感もあり、
次の頁で正体が露見し、夫と子の許を去らなければならない悲しみとの対比が際立ちます。
新潟弁で、更に作中に歌の部分もあり、読み聞かせにはハードルの高い絵本です。

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2005/02/17 20:34

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2013/07/25 09:28

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2010/08/12 10:46

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2013/10/03 17:53

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