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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1996/01/01
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/353p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-320701-9

紙の本

塩狩峠

著者 三浦 綾子 (著)

塩狩峠

税込 1,760 16pt

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みんなのレビュー39件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

静かな熱さ

2002/04/03 17:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:猫山 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『明治42年2月28日 鉄道職員でありキリスト教徒である長野政雄氏が、人命救助のため暴走する列車に身を投げ脱線転覆の危機を防いだ』。

 この長野氏をモデルにした『永野信夫』のキリスト教への疑問と信仰を描く小説の中で、三浦綾子自身のキリスト教徒としての存在の意味、生き方を見せられたように感じる。実際の事件の存在がまた、ただの美しい話理想だという枠を外し、重く考えさせられた。

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紙の本

神様レベルの

2019/05/31 22:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:masa - この投稿者のレビュー一覧を見る

まさに感動作です。主人公は神様レベルの「愛」の人だと思います。
命は一つしかないので大事にしなければなりませんが、それを差し出す時だったのでしょうね・・・。

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紙の本

極めて宗教的?

2015/08/31 15:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りょう - この投稿者のレビュー一覧を見る

宗教関係なしに、面白く読める本だとは思う。ほぼ実話であるそうだが、いわゆる「泣ける」話というわけではなく(泣いてもいいですが)、淡々と、ゆっくり胸に響いてくる。
さすがに、今どきの若者には理解できるだろうかと思う部分も少々ありますが。

ただ、生まれた時からクリスチャンである私には、宗教に対して主人公のような葛藤も疑問もないまま生きてきたせいか、ラストの彼の心境には、死ぬまで到達できないと思った。そういう意味では、極めて宗教的な物語であるとも思える。

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紙の本

クリスチャン嫌いだったクリスチャンのお話

2002/07/25 20:59

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:樺夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

背表紙に書いてあったあらすじを読んだ時は、『ありきたりな展開だ』と思っていた。
しかし何故読もうと思ったのか、理由は特に無かったはずだ。
それが、表紙を開いた途端。私は既にこの本の世界に取り込まれていた。

場面は、主人公永野信夫が小さい時。
自分を生んですぐに亡くなったと聞かされた母の事について考えるシーンから始まる。
自分をずっと育ててくれた祖母は、仏教徒で、気位が高く誇りや名誉を重んじる、所謂その時代の人間の典型のような人だった。
自然、主人公もそれが正しいと無意識下で思っていたのだろう。
だが、それもとある人物との邂逅によってガラリと転換する事になる…

明治末期の事で、まだキリストが「ヤソ」と蔑まれていた時代である。
その中に生き、キリスト教徒として多くの人の命を救って死んだ主人公の想いの崇高さ、気高さ、そして一人の女性を強く想い続けた愛に感動する。
本を読んであまり泣く事の無い私だったが、思わずぽろぽろと涙を流していた。

信仰に興味のない方も、読んで見て詰まらない事は無い、むしろ新しい見方に気付くはずである。
ぜひとも、薦めたい一冊だ。

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紙の本

神の愛を実践すること

2001/08/20 18:04

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 キリスト教信者でも何でもない私ですが、感動しました。涙なしでは読めません。

 主人公・永野青年は、自分の命を捨ててまで、人々を救おうとしました。婚約者との結納へ向かうその日、列車事故が起きたのです。小説なので、多少なりとも美化されていたりするのかもしれませんが、実在した人物をもとに小説化されたという後書きを読み、また打ちのめされました。

 人生とは何ぞや、とか自分の生きる意味だとか、そういうことを考えてしまう人には是非読んでほしいと思います。

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紙の本

なぜ彼は死んだのか

2001/12/18 13:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ebimatsu - この投稿者のレビュー一覧を見る

 当時つきあっていた彼はクリスチャンだった。その彼に薦められた本。ちょうど、「信仰」という彼の核の部分を共有できないことで寂しい思いをしていた頃だった。読んでみて驚いた。クリスチャンの話だと思ったのに物語の3分の2は、主人公はクリスチャンですらなく、それどころかキリスト教に懐疑的ですらある。
 共感できたのは、主人公が自分の母や妹、そして愛する人の信仰に対して踏み込めないでいること。距離を感じていること。それは、そのまま私自身に重なった。大切な人と大切なものを共有できないつらさ。
 後半、信仰を得てから「不可解な死」まで彼は一気に駆け抜けていってしまう。ここまで彼のとまどいに伴走した私を置いて…。なぜ、彼は死んだのか。その意味を知りたくて、私は教会の門を叩いた。

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紙の本

ぜひ読んで!

2001/11/23 16:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひーちゃんのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一人のキリスト教信者の生き様を書いた本ですが、こんなにピュアな気持ちになれる本は、この本を置いて他にないのでは。
 とにかく泣けます。泣いた後、少しだけやさしい気持ちになれます。

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2006/05/19 12:09

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2007/05/17 16:26

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2007/11/23 18:02

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2010/03/07 10:47

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2010/04/13 23:22

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2010/06/20 23:57

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2010/07/14 01:37

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2010/09/14 00:36

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