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- カテゴリ:一般
- 発売日:1998/01/30
- 出版社: 角川書店
- サイズ:20cm/381p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-04-791286-7
紙の本
人生は廻る輪のように
著者 エリザベス・キューブラー・ロス (著),上野 圭一 (訳)
スイスで過ごした少女時代、父の反対を押し切り医師の道へ、末期医療と死の科学への取り組み、そしてベストセラー「死ぬ瞬間」の執筆…。20世紀を駆け抜けた、精神科医の愛とたたか...
人生は廻る輪のように
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商品説明
スイスで過ごした少女時代、父の反対を押し切り医師の道へ、末期医療と死の科学への取り組み、そしてベストセラー「死ぬ瞬間」の執筆…。20世紀を駆け抜けた、精神科医の愛とたたかいの記録。【「TRC MARC」の商品解説】
「本書はキューブラー・ロスというたぐいまれな女性が20世紀を生きた稀有な愛の記録であると同時に、著者が持つさまざまな側面が刻んだ稀有なたたかいの記録である。すなわち、財力とテクノロジーさえあれば死を克服できると考え、臓器移植、遺伝子治療、肉体の再生をもくろむ死体や脳の冷凍保存など、ひたすら『神への挑戦』に邁進する『人間の傲慢と愚劣の極み、無知と尊大の極み』とたたかいつづけた闘士の記録であり、侵略戦争、ナチズム、偏見、差別による犠牲者に身を挺して援助の手をさしのべた国際的ボランティアの記録であり、超一流の精神科医(『絶望的』な統合失調症患者の九四パーセントを退院にまでもっていく意思は稀有である)の臨床記録であり、科学技術と物質文明の時代から霊性の時代への移行期に生きた科学者の観察記録であり、神秘家の修行の記録でもある。」(訳者あとがきより)【商品解説】
目次
- 【目次】第1部 二十日鼠の巻第2部 熊の巻第3部 野牛の巻第4部 鷲の巻
著者紹介
エリザベス・キューブラー・ロス
- 略歴
- 〈キューブラー・ロス〉1926年スイス生まれ。精神科医。末期患者を精神的に支える仕事の世界的権威。主な著書に「死ぬ瞬間」「死ぬ瞬間の子供たち」「生命尽くして」など。
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奇跡の道標
2003/11/23 03:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紺乃卓海 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死」と直面し目をそむけず
「死」と対話を繰り返し
自らの体と精神を真っ向から「死」への研究
死にゆく人への癒し、その体験を人々へ伝えることに
捧げた偉人、エリザベス・キューブラー・ロスの生き様を
誠実に描いた一冊である。
その真摯な眼差し
一人の人間のパワーとは到底思えない活動力
行動を起こしては阻害され、それでもめげずに
それを「試練」として受け止める
強靭な精神の裏にあるものは何か。
それは「愛」に他ならない。
死への五段階を経て安らかな光の世界へ羽を広げる
蝶の象徴。
その最期があるからこそ今ここにある命の意味が解かれる。
命あるうちにする使命は愛を与えること
愛を与えるにはまず自分をゆるすこと、愛すること
キリスト教的な部分もあり、カルト的な部分も
隠すことなく書かれているが
根本思想は熱く伝わってくる一冊である。
なぜ生きているのか、なぜ自分のちっぽけな命が大切なのか
その悩みに直面したとき、読めば何かが得られる本だ。
私の場合、彼女の生き様に圧倒され
まだ愛を知らぬ自分に気づかされ
この命の道しるべのひとつとしてとても大切な一冊になった。
このちっぽけな命でも全うしてその愛の光に包まれたい
そのために今私に何ができるのだろうか。