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紙の本
俺はあんたの番犬になりたいっ
2002/04/10 16:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あお - この投稿者のレビュー一覧を見る
誘導員の仕事中、阿南研二は妙な病気にかかった男、柴田英一郎を拾ってしまった。突然倒れた英一郎を仕方無しに研二は部屋へ連れて行く。彼の病気は、なんと発作的に深い眠りに落ちてしまうという《眠り病》。何やら事情がありそうな、本職はエリート医師の英一郎に頼まれて、研二は彼と2人で同居生活をはじめることになったのだが…。
英一郎のほうが年上なのに、「英ちゃん」「研二さん」と呼び合う2人の生活は、なんともフシギ。まったく赤の他人同士から始まった同居生活なのに、なんだかすごく温かみがあってほんわかしちゃうノリ。研二が、年上なのに世間知らずで超箱入り息子な英ちゃんを好きになってしまって、しかも欲情までしてしまって読んでてドキドキしてしまった。免疫のない英ちゃんはそんな研二を寄せつけず、研二も英ちゃんが望まないなら絶対手は出さないって宣言。でも、英ちゃんを「好きだ」と思う心と体の反応は隠せない研二がいて、こっちまで切ない気持ちになってしまった。
読めばわかるけど、研二は英ちゃんにベタぼれなんです。だから、はじめは氷のように冷たくあしらった英ちゃんが、研二と暮らすうち、ちょっとずつ研二にスキンシップを求めるようになってきたときは、研二と一緒に「これはいけるかも」なんてすごく嬉しくなってしまった。でもそう簡単にはいかなくて、結局なんとなく心はつながっていながらそのままの2人が、みていてもどかしいくらい。英ちゃんの、ガードが固すぎっ。そんなときに、英ちゃんが家出してきた親元にムリヤリ連れ去られたせいで《眠り》の発作で倒れ、命が危ない状況に。そこで、研二が英ちゃんを…ここからがもう本当にすごく見所で、研二の英ちゃんへの好き!! って気持ちがあふれんばかりで、信じられないけど読んで泣いてしまった。最後まで来ると英ちゃんの気持ちもわかってきて、なんて切ないんだとジーーンときた。本当に、読んで欲しいです。
はじめは、たとえボーイズラブとはいえ、たとえいつもガツンとやってくれる秋月こお先生とは言え、コバルト文庫だからなあ…なんてあまり期待してなかったわたし。でも、嬉しいことにそんな予想はあっさり裏切ってくれました。さすが、秋月先生! コバルト文庫で、ここまでやってしまうなんて!! 読んだら、そう思うこと請け合いです♪ フシギに切なくてキューンと出来る作品でした(≧▽≦)=3
紙の本
気がつきにくいけどハードな内容
2002/07/28 03:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:秋野そら - この投稿者のレビュー一覧を見る
工事現場で警備員の仕事をしている研二は、仕事の最中に妙な病気にかかっている男を拾ってしまった。その病気というのは、突発的に眠ってしまうという眠り病。
エリート医師の英一郎は、この病気のために仕事もできず、日常生活もままならない。複雑な事情を抱え込んでる英一郎のたのみで、同居生活を送ることになったのはいいが…
ちょっと奇妙な二人の関係が淡々とした口調で描かれてあって、内容は結構ハードのなにそれを感じさせなくて、さらっと読むことができます。
後で気がつくと、そういえばすごい内容だったかも? なんて…(笑)
読者をいい意味で裏切ってくれる、ちょっとファンタジー入った作品です。