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失踪症候群(双葉文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 104件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.3
  • 出版社: 双葉社
  • レーベル: 双葉文庫
  • サイズ:15cm/349p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-575-50636-2
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

失踪症候群 (双葉文庫)

著者 貫井 徳郎 (著)

失踪症候群 (双葉文庫)

669(税込)

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みんなのレビュー104件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

知的な裏稼業

2001/11/04 18:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YASU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 探偵業を営む原田・肉体労働者の倉持・托鉢僧の武藤は、皆それぞれの事情で警察を去らざるを得なかった者達である。普段は表の稼業に勤しみ、いざ警視庁の意向を背負い警務部人事二課に属する環から指令が入れば裏稼業へ。警察が表立って捜査することが出来ない事件を調査、罪をあばく秘密組織のメンバーである。捜査に関わるかどうかはあくまで本人の意思に委ねられ、メンバー間にもそれ程親密感といったものもないが、一度集結すればその連携プレーは彼等個々の特性を生かしスムーズに進む。
 「必殺」の大ファンだという作者が生み出したこのシリーズ、環をはじめとするメンバー達も時には苦悩しながら事件にあたるその姿勢もなかなかかっこいい。切れ味は抜群だが底が知れず捉え所のない環、穏やかな原田、不遜なほど陽気な倉持、反対にひどく無口で無愛想な武藤と個性ある面々が勢揃いだ。
 症候群シリーズの一作目であるこの『失踪症候群』では、原田が中心のストーリーである。一見取り立てて事件性はないものの、若者の失踪が相次ぐ事件に関してのファイルを刑事部長から見せられた環は、背後にあるものを引きずり出すべく捜査を引き受ける。メンバー中唯一家族持ちの原田であるが、彼の表稼業に対する娘の反発に悩みながらも、仲間のさりげない気遣いに助けられながら悪の根元を突き止めるべく進んでいく姿は、真摯に頑張るお父さんのハードボイルド的な要素も合わせ持ち好感が持てる。
 彼等の役目は事件の黒幕を引きずり出すまでで、最終的には警察の手に委ねられることになるのでそれ程の血生臭さはない。どちらかと言えば、知的ゲームっぽい作りのストーリーでその点では気持ちよくスッキリと読める作品である。

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紙の本

誰もが陥るであろう現代社会の闇。

2005/04/13 15:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いくら - この投稿者のレビュー一覧を見る

ストーリー自体は、序盤は失踪者を地道に探すところから始まるので、派手さはないのですが、細かく場面転換をすることによって飽きさせない構成になっています。
また、環をはじめとするチームのメンバーについての描写が見事で、読み進めるうちにいつの間にか彼らのキャラクターが頭に入り込んできます。
それぞれ底知れぬ何かを持った雰囲気に興味を持たずにはいられませんでした。

全体を通じて感じられたテーマは「虚無感」でした。
中でも、原田とその娘のやりとりは、社会問題の一つである家族崩壊の核心を突いているように感じます。
誰もが陥るであろう現代社会の闇を感じ、ふと自分の胸に問いかけている自分がいました。


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2007/03/15 05:10

投稿元:ブクログ

戸籍交換による失踪斡旋業というアイデアが面白かった。環のチームが何なのかはまだ明らかにされていないし、プロットや暴力表現は若干陳腐。

2006/05/03 00:20

投稿元:ブクログ

登場人物の多さに戸惑いましたが、そこから巧くあぶりだされてくる展開に夢中になりました。さすが、貫井氏。最後にしみじみ締めくくるのもなかなかでした。

2005/06/29 22:17

投稿元:ブクログ

かなりさくっと読了。表紙の装丁や活字の小ささから感じていた重たさはなく、軽かったのが意外でした。
ストーリーそのもの、扱われる事件そのものは、そんなに複雑でも奇抜でもありません。その辺、物足りない人は物足りないかもしれない。原田という人物を介して≪ゼック≫と≪おにぎり≫が繋がっていくあたりの偶然性はあまりにもお手軽だし。それでも環や倉持、武藤という人物は、ハードボイルドな雰囲気を十分に纏っていて魅力的だし、最近の小説にありがちな会話文中心な構成や女性性みたいなものが排された、ある種の堅さと、淡々とした読み口には好感がもてました。表紙の装丁をいい意味裏切らない雰囲気がとても嬉しい。

2005/07/28 17:54

投稿元:ブクログ

読み終わった後に なんだか 妙な脱力感がある
決して嫌だとか 不愉快だとか そういうのではなく

2005/09/24 02:44

投稿元:ブクログ

貫井さんの長編を読むのはこれが初めてでした。
先にシリーズの2作目である『誘拐症候群』に興味を持ち、せっかくだから順番通り読もうと思ったわけですが、失踪症候群も面白かったです。

ストーリー自体は、序盤は失踪者を地道に探すところから始まるので、派手さはないのですが、細かく場面転換をすることによって飽きさせない構成になっています。
また、環をはじめとするチームのメンバーについての描写が見事で、読み進めるうちにいつの間にか彼らのキャラクターが頭に入り込んできます。
それぞれ底知れぬ何かを持った雰囲気に興味を持たずにはいられませんでした。

全体を通じて感じられたテーマは「虚無感」でした。
中でも、原田とその娘のやりとりは、社会問題の一つである家族崩壊の核心を突いているように感じます。
誰もが陥るであろう現代社会の闇を感じ、ふと自分の胸に問いかけている自分がいました。

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2005/09/17 18:26

投稿元:ブクログ

症候群シリーズ第一弾です。
友人の友人が昨今失踪したので(発見済)ちょっとリンクしてしまいました。ありそうなことだな・・・と思いました。

2010/06/12 15:52

投稿元:ブクログ

 ここ数年の若者達の失踪に奇妙な共通点を発見した酒井刑事部長は、環敬吾を呼び出した。普段は警務部に身を置き、地味な事務仕事をこなすだけのいわゆる”窓際族”と思われている環だったが実は、警察の裏捜査のリーダー的役割を担っていたのだ。環が招集をかけ、原田、武藤、倉持が調査に乗り出す。

 すでに3番目の「殺人症候群」を読んでしまっていたが、これが三部作の1番目の作品ということらしい。今回は、元刑事で今は私立探偵の原田目線で事件は進み、彼の娘も関与してくる。環を含め、他のメンバーに関してはシリーズの今後のために紹介程度で種をまいた感じかなぁ。ストーリーに関しては事件の真相がわかっても、正直ふーんという感じ。そもそも戸籍の入れ替えって、実際に実現可能かどうかの前に、こんな若者達に需要があるもの?

2006/09/07 02:42

投稿元:ブクログ

症候群シリーズ第1作

スパイ大作戦のノリと、ザ・ハングマンのノリがミックスしたようなグループが若者達の失踪の謎を追うというもの。

読みやすく、スラスラと読了しました。

2008/02/04 13:22

投稿元:ブクログ

現代版必殺仕事人。ありえない設定だと思ったが、最後まで楽しめた。他のメンバーの背景も興味が出たので次巻も読みます。

2005/11/27 17:25

投稿元:ブクログ

症候群三部作の一作目。まぁまぁおもしろかった。でもシリーズは続くからこれを読んでから残りを読むといい。

2009/06/25 01:13

投稿元:ブクログ

何がメインなのか分かりません。失踪についてはカラクリの着眼点が面白いかも知れない程度でその理由は別段普通だし、悪意については描写が足りない。親子愛もステレオタイプの話しに終始していて、結局テーマが見えてこない。環チームも托鉢僧以外はありきたりなキャラ。う〜ん、貫井さんしばらく読めないかも。

2015/05/24 11:40

投稿元:ブクログ

今まで読んだ貫井徳郎史上最低に面白くなかった。探偵役の4人の魅力もいまいちだったし、事件の規模も内容もおもしろくなかったよ。。。

2006/04/29 01:33

投稿元:ブクログ

この人の本はリアルで怖い。怖いけど気になる。絶対どこかで起こってる気がする。きっとくる…きっとくる…

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