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八犬伝 上(広済堂文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 5 2件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.4
  • 出版社: 広済堂出版
  • レーベル: 広済堂文庫
  • サイズ:16cm/370p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-331-60653-7
  • 国内送料無料
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八犬伝 上 (広済堂文庫 山田風太郎傑作大全)

著者 山田 風太郎 (著)

八犬伝 上 (広済堂文庫 山田風太郎傑作大全)

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みんなのレビュー2件

みんなの評価5.0

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

虚実皮膜

2002/07/24 10:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風  - この投稿者のレビュー一覧を見る

曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」をめぐる奇妙な長編。八犬伝の巧みなダイジェストと、馬琴の物語が同時進行しているのだが、いわゆるメタフィクション的な趣向はない。にもかかわらず、両者は密接に絡み合っているのだ。まさに名人芸。

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脂ぎった狒々爺になりたい

2004/02/11 22:16

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雪化粧 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 物語は八犬伝を語る「虚の世界」と、作者・馬琴の私生活を描く「実の世界」が組(入れ子)になって進行するのだが、面白かったのは圧倒的に「実の世界」であった。 

 私は日記を書くに天候など滅多に記さないのだが、馬琴が書くとこうなる。「昨夜より雨、今朝四時前より雨止む。風は止まず、曇り、程なくまた雨、風止む。また程なく風雨、昼後より小晴、風は止まず、夜中風烈、始終南風なり、暁風止む、ただし風雨の節遠雷一発。」 これは特別の天候の日ではなく、毎日がこの調子なのだそうだ。 因果応報・勧善懲悪・四百数十人居るという八犬伝の登場人物すべてにキッチリ始末をつけねば済まない性格には、それなりの執拗さが備わっているものとみえる。

 「ともかくものをきわめ申さねば済まぬ癖」 と自分でもウンザリしているらしいが、迷惑するのはその家族で、「無学で何が悪い! あたしゃ下駄屋の女房をしてたほうが、一生ラクに暮らせたんだ!」 とわめく奥さんに僕は心から同情する。 更にオソロシキは、馬琴が声を荒げることをほとんどせずに、理詰めの説教を延々と、諄々と、懇々と垂れ続けることであろう。 度々登場する北斎とは正反対の性格で、しかしこっちも極端さでは甲乙つけ難い。

 印象に残ったのは、菊五郎に招かれて行った中村座で、馬琴と北斎が鶴屋南北と相対面する場面である。 ところは舞台下の奈落の暗闇。 どういうわけか上から逆さまにのぞく南北の顔を 「面あかり」 の蝋燭1本が照らしている。 その白髪首から年の頃は70位だろうが、とにかく逆さなので、長い顔か短い顔か人相さえ定かではない。 それでも 「…今、この奈落に居る三人の老人は、彼らが意識していようといまいと、まさしく江戸爛熟期・化政の三巨人であった。」 こうして逆さに浮かんだ鶴屋南北の白髪面を中心に、三人の老獪な狒々爺が相対するのである。

 この奈落へ案内する中村座の木戸番が和泉屋次郎吉という苦みばしったいい男で、7年後の天保3年、フラリと馬琴を訪れた北斎との世間話に、この男(鼠小僧次郎吉)の消息が話題にのぼる。 

 この世間話も僕の好きなところで、馬琴は66歳、北斎は74歳である。 鶴屋南北は奈落での対面から4年後に死んだ。 「南北はいくつで死んだっけなあ」 と馬琴。 「たしか七十五だったときいた。 四谷怪談がどれだけの芝居か知らないが、とにかくあれだけのものを書いたのが七十一のときだときいて、おいら感心したが、なに、こっちもかれこれ南北の死んだ歳にならあな。」 と北斎老。

 全体を通して、七癖どころではない老人達のしたたかな生命力と知力に僕は惹かれていたのである。 虚実ともに、見えてくるのは八犬伝の世界でもなく馬琴の人間像でもない、著者・山田風太郎の飄逸な顔のようだ。 どんな書物も、最後に見えてくるのは著者自身の姿だ、と小林秀雄は書いていた。 また、書物から立現われる著者を待つというのは、時間と努力を必要とする容易ならざる読書である、とも書いていた。 とすれば、気楽な読書を楽しんだ僕に見えていたのは、脂ぎった狒々爺になりたいという、己の願望の影に過ぎなかったのだろう。

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