三島由紀夫 剣と寒紅

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フィクションとしても楽しめる。と言うか真偽の程がアレなので、ジョーク程度に受け止めておきました。オーライ！

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これすごく面白かったが、発禁になったとか言って入手困難だったくせにいま密林で見たらなにこの値段！？　吹いたｗ　ちなみにこれは今では画家になってしまった当時のお友達が貸してくれたのでした。なんか色んな意味で想い出がいっぱい。

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三島由紀夫との関係をつ綴った書。こんなに書いて遺族はさぞかしおこっただろう。でもよくここまで自意識だけで生きてきたと思える著者の言動には興ざめする反面、人間って全部出したらこうなのかもとも思えた。

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懐かしいな、この本。初版発売後に販売差し止めになったのですが、それから再販されたのかな？ 文学好きの父がどうしてもこの本を欲しがり、本屋が回収する前に、と家族総出でいろんな本屋を回ったのを覚えています。結果、2･3冊はうちにあったな。

著者と三島氏の同性愛関係が、克明に描かれた問題作です。創作というよりはやはり実話に近いのだと思う。ひとりの「人間」としての三島由紀夫を、己との関係から描いた作品で、非常にリスキーな内容である分、読んだときの衝撃も大きかった。生々しく激しい三島由紀夫を知ることができます。

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三島繋がりで手に取ってみたけど、暴露本なのかフィクションなのかは
分らない。けれど、内容は濃い！三島という人は繊細で細かい人なんじゃないかなと思う。
なのでフィクションでも納得しそう。

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三島の自決以来28年。身に潜む「同性愛」の芽を感じてきた著者が胸中に秘し隠してきた三島由紀夫とのひそかな交際のすべてを、今明かす。三島文学とその人間像に迫る衝撃の書。　・・・以上は、この本のデータベースから引用した紹介文。三島由紀夫の遺族から出版差し止め仮処分の申請が出されたと聞き、私は発売日に書店に走って買って来たのだった。だからつまり、今は絶版なのかな（ちゃんと調べてません、ごめんなさい）。三島由紀夫に対する純粋なる興味（悪趣味という意味ではなくて）で、読みたくて読んだのだけれども。。。著者は、三島から直接「君は小説家にはなれないよ」と言われて挫折し郷里に帰ります。三島が彼に「小説家にはなれない」と言った理由が身に沁みてよくわかるのです、この本を読むとその文章全体から、痛いほど……。それなのに、それでも変わらず三島を慕い続ける（しかなかった）愚直なまでの著者の想いがそこここに漂っているような気がして、読んでて切なくもなる。露悪趣味の売名的で下品な著書だ、と言われても仕方ないかもしれない、と私も思う。繰り返し味わいたい本ではない。でも、なんだか手放せない。出版差し止めになれば古書価が高騰するかも、なんて、一瞬、卑しい期待もしたけれど、おそらく私はずっとこの本を手元に置いておくだろう。

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この本に書かれている事が事実だとしても、こういうプライベートな事柄について出版するのってちょっと品が無いんじゃないか、と思いながらも興味本位で結局全部読んでしまった。私も人の事を言えないな。

三島作品の登場人物に何度も使われる「ジロウ」という名前について言及されていたのが興味深かった気がする。よく考えたら、登場人物の名前について気にかけたことって無かったかも。近江、悠一、鏑木夫人、有為子、以外はすっかり忘れてしまっている。

販売差し止めになってどこにも売っていない、と聞いていたが大学生の頃に図書館（開架式）で発見。

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人間三島由紀夫の観察として、とても興味深い記録である。
読んでいくうちに三島由紀夫の同性愛、狂気、絶望感に次第に浸食されていくような感覚になった。
死に向かっていく最後の３年間の記録のくだりで、三島由紀夫自身がインタビューで語っていた「自分のためだけに生きて自分のためだけに死ぬほど人間は強くない」というフレーズを思い出した。
『三熊野詣」を読んでみたい。

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四半世紀を経て綴られる作家の実像。不世出の作家・三島由紀夫との秘かな交際を明かす衝撃の文学。

福島次郎さんは『蝶のかたみ』が欲しかったのですが、こちらが売っていたので先に読みました。
『憂国』はともかくとして、作品の中ではそういった主張がない三島由紀夫の不可思議な心中を解き明かしてくれた気がします。

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知ってるようで意外と知らないかも、と思い読みはじめてみます。この本はセクシャルティな面からの三島由紀夫へのアプローチのようです。
表紙がカッコよくてクール！(3／20現在)

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バラしちゃかわいそだよっ。食パンいっぱいもらったんでしょ！遺族に訴えかまされた、真実なら少したいへんな暴露本。でもそっちの人に言わせれば、三島はそっちで本物じゃないらしいよっ。

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長く敬遠していた著作だったが、読んでみると自身の醜悪さ卑しさに対して幾度となく内省を繰り返してきた著者の筆に、嫌な読後感はない。しかし、所謂三島の最期については、出自や家庭環境やホモ云々では、矢張り掴み得ない。それだけははっきりしている。

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たとえ事実であっても脚色の程度がどれくらいなのかは誰も分からないけど。。
三島由紀夫の小説、特にエッセイから感じる「おやお兄さん、随分ウブなことで」っていう印象が、ここでは2枚に千切った紙を合わせたようにぴったり。