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壮絶。

被害者の権利より加害者の権利(容疑者の権利)ばかりに重きがあり、性犯罪者をきちんと罰するシステムさえ整っていない時代。犯人からのお礼参りに怯えながらも勇気を奮い立たせ、自身と娘を守ろうとした強い女性の物語。

一度ならず二度までも誇りをもぎとられ、生活を脅かされ続けながら希望を捨てずに最後に彼女が平穏な暮らしを手に入れるまで…

犯人の目から逃れるため、名前を捨て身分を捨てた彼女らがそれから先も無事でいられたことを信じます。(本来そんなことをせずとも彼女らが安全に暮らせるだけの罰を犯人は受けるべきでしたが)

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生きているのが信じられない、殺人未遂ともいえる凄惨な性暴力事件に二度も遭う。二度目に、命からがら助けを求める事件の様子はフィクションのような現実だ。被害者であるのに、周囲の無理解で職場も追われ、もうここまでかというほど打ちのめされても、ラヴォンは生きている。子どもも養わなければならない。一人の内気な女性は、のちに州の法律まで変えていくこととなる。素晴らしい人間性、生命力、尊敬する。