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シュリーマン旅行記清国・日本(講談社学術文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 44件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.4
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社学術文庫
  • サイズ:15cm/222p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-159325-0
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫)

著者 H.シュリーマン (著),石井 和子 (訳)

シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫)

864(税込)

ポイント :8pt

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著者/著名人のレビュー

1822年1月6日は...

ジュンク堂

1822年1月6日はドイツの考古学者シュリーマンの誕生日です。
ちなみにドイツの1月6日といえば、キリストの誕生を聞いて
3人の賢者がお祝いにやってきた聖なる日にあたります。

さて、神話の中の都市と思われていたトロイアを発掘したことで
有名なシュリーマン。
その代表的な著作としては自伝『古代への情熱』が有名です。

本日ご紹介するのは、トロイア発掘以前、世界旅行の途上で彼が日本と
中国に立ち寄った際の旅行記です。日本は江戸時代の末期でした。
凄腕の商人から考古学者へと転身した彼独特の観察眼で描き出される日本は、
清潔で隅々まで行き届いた素晴らしい国。かつてそうであった、国。

【折々のHON 2011年1月6日の1冊】

みんなのレビュー44件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

清潔と評された日本の江戸時代

2007/02/12 11:54

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 家の近くの古本屋で見つけて購入した。


 トロイの遺跡で有名なシュリーマンが日本に来ていたとは不勉強で知らなかった。江戸時代の終わりに 中国を経て 日本に来ていたのだ。


 シュリーマンは日本を非常に好意的に書き出している。それは その前によってきた中国(上海)と比較してもはっきりしている。シュリーマンが書き出す日本は 清潔で勤勉な国である。そんな日本人の末裔としては いささかうれしくなったものだ。この本が日本で翻訳され 読まれるとしたら 日本人として読んでいてうれしくなるからではないか。


 そんなふうに思った。

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紙の本

異文化を認める地球市民の視点。

2006/09/07 22:33

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朝光 - この投稿者のレビュー一覧を見る

トロイアの発掘で有名なシュリーマンが、幕末の日本を訪れていました。その旅行記です。最初に中国で万里の長城を見、その後に横浜、江戸に訪れます。
日本を訪れる気持ちの部分を抜粋すると、「これまで方々の国でいろいろな旅行者に出会ったが、彼らはみな感激しきった面持ちで日本について語ってくれた。私はかねてから、この国を訪れたいという思いに身を焦がしていたのである。」とのこと。
来日してからの彼の目は、温かい好奇心にあふれています。彼から見て、日本人の生活は欧州人の生活と余りに違うので驚くのですが、自分の生活感性から判断するのではなく、異文化として良い所を積極的に認めるという事をします。
例えば畳の部屋で食事も寝室も兼ねている生活を見て、「日本に来て私は、ヨーロッパで必要不可欠だとみなされていたものの大部分は、もともとあったものではなく、文明がつくりだしたものであることに気がついた。寝室を満たしている豪華な家具調度など、ちっとも必要ではないし、それらが便利だと思うのはただ慣れ親しんでいるからにすぎないこと、それらぬきでもじゅうぶんやっていけるのだとわかったのである。もし正座に慣れたら、つまり椅子やテーブル、長椅子、あるいはベッドとして、この美しいござ(畳のこと)を用いることに慣れることができたら、今と同じくらい快適に生活できるだろう。」という様に書いています。
最近、文明の衝突という言葉を聞きますが、シュリーマンは“欧州人”としての視点ではなく、“地球人”としての視点を持つすばらしい人だと感じました。

外国の旅行者が日本を褒めたのは、「 美しく、清潔で、腐敗していない礼儀正しい異文化、気持ちの良い外国。」という事でしょう。しかし、日本人側からの視線はアクマデモ異質なお客さんが来たというもの。そういう点で、昔も今も日本人の基本の気質は変わっていないのではと思います。
シュリーマンは日本は物質文明という意味では文明国であるが、精神文明という意味では宗教性を含めて文明化されていないと考えました。
色々 考えさせられます。
最後に、この本は大変に読みやすく愉快な本です。

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紙の本

「おとぎの国」としての日本

2002/06/16 18:33

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 トロイア遺跡を発掘したハインリッヒ・シュリーマンの旅行記です。一八六五年、とあるから、清朝は阿片戦争でボロボロだったころ、日本ではぼちぼち幕末ですな。
 前半の清国を見聞するくだりでは、万里の長城にこそ感嘆するものの、庶民の衣服や住居の不潔さ、粗末さに関してほとんどボロクソに書いてます。東洋人の端くれとして、「阿片戦争を仕掛けた西欧人が言うなよな!」と思わず憤ってしまいましたが。だって、どう考えても当時の清国の疲弊を誘ったのは西欧諸国の圧力が原因だぜ。
 逆に、わが日本はどうかというと、これがほとんど絶賛に近い。
 住居や住民の衣服の清潔さ、役人に賄賂を受け取ろうとしないこと、職人の手仕事の見事さ、器用さに至るまで、実に細かく観察しては誉めたたえている。
 この記述を信じるならば、われわれのご先祖さまはおとぎの国に住んでいたらしい。

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紙の本

伝説都市トロイアを発掘したシュリーマンが現代に甦らせる幕末日本

2011/04/06 17:10

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ハインリッヒ・シュリーマンの清国、および日本の見聞録。1865(慶応元)年に清国の北京と上海を訪れたあと、幕末日本に上陸、江戸や横浜、八王子を訪れ、その見聞をまとめたものである。
 ハインリッヒ・シュリーマンは、トロイアおよびミケーネ(ミケナイ)を遺跡発掘によって、その存在を証明した人物であり、清国と日本の歴訪はトロイア発掘の六年前となる。

 本書は全八章の他、アテネにあるシュリーマンの館の訳者訪問記を収録していることに加え、著者のあいまいな記述や間違いを補足し、読者へできるだけ正確に伝わるよう訳者の注釈をつけた鋭意の翻訳本である。訳者の尽力がなければ、これほど分かりやすくはなかっただろう。以下に本書の目次を記す。
・第一章【万里の長城】
・第二章【北京から上海へ】
・第三章【上海】
・第四章【江戸上陸】
・第五章【八王子】
・第六章【江戸】
・第七章【日本文明論】
・第八章【太平洋】
・訳者あとがき
・学術文庫版訳者あとがき
・付 シュリーマンの館
・解説
・シュリーマンの航海地図
・シュリーマン関連年表

 本書は、外国人の目を通して昔の日本の姿を看取しようと購入した本であったが、読み始めて少々不安になった。清国での見聞で、町が汚く臭いだの、この国は志気喪失によって堕落し衰微しているだの、その歯に衣着せぬ言いぶりに、とんでもない日本を見せつけられるのではないかと思ったからだ。しかしそれは杞憂に終わって、我々日本人が思い浮かべる日本が表され、また著者の鋭い観察眼によって、我々の知らない当時の日本を楽しむことができた。

 本書には、江戸幕末の雑学が溢れていて、馬のつなぎ方が他の国と違うこと(日本はバック駐車、他の国は前向き駐車)、日本人は馬をポニーと呼んでいるものの西洋のものと馬格は変わらないこと、馬には蹄鉄を着けず藁沓を履かせていること、布団はなく畳の上に木製の枕を置いて寝ること、など興味深いものばかりである。なかには習俗の認識に違和感を感じる部分もあるが、これもまた日本を感じる外国人の思考が窺えて面白い。
 わずかに記されている日本人の発した言葉からは、当時の日本人を容易に想像できる。外国人と見ると好奇心あらわに多くの人がひしめき「唐人!唐人!」と叫ぶ様子、群衆を「ハイ!ハイ!アボナイ(危ない)」といって追い散らす役人たちの姿は、たちまち目に浮かぶほど生々しい。
 他にも、幕末が体感として伝わってくる見聞がたくさん詰まっている。

 全体的にあっさりとしているのは残念だが、どの外国人も感激して語るのを聞いて日本を訪れ、一ヶ月の滞在ののち横浜を出航し、サンフランシスコに向かう船中約五十日の間に書き上げられたことを考えると、十分過ぎる内容だろう。以前読んだ、英国人写真家H・G・ポンディング著「英国人写真家の見た明治日本―この世の楽園・日本」の内容が濃厚で、印象が強すぎたのかも知れない。彼は何度も日本を訪れている知日家なのである。

 H・G・ポンディング著「英国人写真家の見た明治日本―この世の楽園・日本」も面白かったが、本書は別の魅力で、かつての日本を楽しむことができた。講談社学術文庫には、他にも外国人の日本滞在記が出版されているようなので、読んでみたい。

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紙の本

シュリーマン旅行記清国・日本

2003/09/01 02:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:徐徐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

時代劇では見られない当時の日本の素顔をかいま見ることができ、ヨーロッパ人からの日本と中国に対する見方の違いがいつからおこっていることなのかなど、再確認できます(しかし、その起源は定かではありませんが)。長時間をかけて東アジアのちいさな島国に旅したシュリーマンの情熱が伝わってくる書です。

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2012/02/04 20:47

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2010/05/02 21:08

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2011/01/16 15:09

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2008/03/06 18:00

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2010/02/21 13:00

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2011/08/08 22:32

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