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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 14件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.5
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/258p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-08-774331-4

紙の本

ゆめこ縮緬

著者 皆川 博子 (著)

父の実家へ里子に出された私を魅了した暗い象徴詩の世界。眼前に広がるのはこの世、あの世、それとも幻の世界−。表題作ほか8編を収録する作品集。妖しさの中に紡ぎ出される華麗な皆...

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ゆめこ縮緬

税込 1,760 16pt

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商品説明

父の実家へ里子に出された私を魅了した暗い象徴詩の世界。眼前に広がるのはこの世、あの世、それとも幻の世界−。表題作ほか8編を収録する作品集。妖しさの中に紡ぎ出される華麗な皆川ワールド。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

文月の使者 7-40
影つづれ 41-74
桔梗闇 75-110

著者紹介

皆川 博子

略歴
〈皆川博子〉1930年京城生まれ。東京女子大学英文科中退。72年「海と十字架」でデビュー。「壁」で日本推理作家協会賞、「恋紅」で直木賞など受賞。他に「花櫓」「笑い姫」等多数。

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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.1

評価内訳

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  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

美しくも怖ろしい幻想に溺れる悦楽

2005/09/26 22:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yu-I - この投稿者のレビュー一覧を見る

大正から昭和初期に舞台をおいた短編集。これから皆川博子を読もうという方には、入門の書としても良いかもしれない。
強烈な毒と官能性が秘められていながら、あくまでも品良く端整にまとまっている。幻想の中にたゆたい、翻弄される快感が得られる。
たとえば、少年が美しい女の襟足に、水白粉をつけた刷毛をすべらせる情景を。
たとえば、桃の表面をやさしく撫でてその産毛を取り去るやり方を。
その桃がつぶれて、少年の指のあいだから甘い汁のしたたるさまを。
皆川博子は、恍惚を呼ぶ美しさでもって描き出す。
不条理でエロティックで少し怖い、そんな世界にいつのまにか引き込まれていることうけあい。
和の匂いのする耽美な物語が好きな方は、是非。酔ってください。

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2007/12/25 00:35

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2005/11/06 00:14

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2006/11/22 13:17

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