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暗闇の囁き (講談社文庫)
著者 綾辻 行人 (著)
謎めいて美しい兄弟を取り巻く死。長編推理女性家庭教師が黒髪を、従兄とその母は眼と爪を奪われて死んだ……黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪...
暗闇の囁き (講談社文庫)
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商品説明
謎めいて美しい兄弟を取り巻く死。長編推理
女性家庭教師が黒髪を、従兄とその母は眼と爪を奪われて死んだ……
黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪われて死んだ。謎めいたほどに美しい兄弟のまわりに次々と起こる奇怪な死。遠い記憶の闇のなかから湧き上がってくる“囁き”が呼び醒ますものは何か。『緋色の囁き』に続く異色の長編推理“囁き”シリーズ第2弾、講談社文庫に登場!!【商品解説】
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2時間ドラマのような展開
2019/01/20 11:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく読みやすくて、スピード感のあるライトな展開で、2時間ドラマを見てるようでした。都会からちょっと隔てられた山奥の洋館で、と言えばミステリー好きにはおそらくたまらない設定。本作もその設定の下、起きる事件ですが、ただ綾辻作品に慣れている人は、おそらく途中から結論は見えてくると思います。その意味では意外性には欠ける一方、後半の伏線の回収は流石です。
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暗闇からの囁きは誰のもの?
2001/10/16 14:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る
髪を切られ、森で死んでいた家庭教師。
(ヒトツハ ユキオンナノクロカミ、ヲ)
眼球が無い湖に浮かんだ従兄の死体。
(ヒトツハ ヒトオオカミノメダマ、ヲ)
バルコニーから落ちて死んだ、爪の無い叔母の躯。
(ヒトツハ マジョノツメ、ヲ)
綺麗だけれど、どこか違和感のある兄弟、実矢と麻堵。二人が遊んでいるという謎の少年、「あっちゃん」。彼らのまわりで次々と起こる、怪奇な事件。
一年前に起こった、謎の猟奇殺人との関係は…。
暗闇からの囁きは誰のもの?
「緋色の囁き」に続く、囁きシリーズ第2弾。シリーズとしては2冊目だが、話は独立しているので、これだけでも十分楽しめる。
章の所々に散らされている、兄弟の「あっちゃん」との会話が、効果的に使われている。徐々に物語へと惹きこまれていく。
クライマックスに近づくにつれて、真実が見えてきてしまうが、最後は、予想していない終わり方。
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暗闇の囁き
2001/09/21 14:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「囁き」シリーズ2作目。謎の館、怪しい住人たち、二人の美少年、そこへ来た一人の青年……そして事件が起こる。
真相はなんとなく見当がついてしまうし、偶然の要素が強すぎる気がして、ミステリーとしては「緋色の囁き」「黄昏の囁き」の二作には多少劣るかもしれない。しかし作者が好んでよく使う「子供」というテーマに一番鋭く迫った作品。ホラー的要素がこのシリーズ中もっとも濃い作品でもある。