- カテゴリ:小学生
- 発売日:1998/06/01
- 出版社: あすなろ書房
- サイズ:30cm/35p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-7515-1565-9
紙の本
ひとしずくの水
【ボストングローブ・ホーンブック賞ノンフィクション部門(1997年度)】これからひとしずくの水と一緒に旅をしてみませんか。雲のしずく、雨のしずく、雪を作るしずく。ひとしず...
ひとしずくの水
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:24,970円(227pt)
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商品説明
【ボストングローブ・ホーンブック賞ノンフィクション部門(1997年度)】これからひとしずくの水と一緒に旅をしてみませんか。雲のしずく、雨のしずく、雪を作るしずく。ひとしずくの水から色々な事が見えてきます。ひとしずくの水の終わりのない旅から自然のおもしろさ、科学的なものの見方を知る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ウォルター・ウィック
- 略歴
- 〈ウォルター・ウィック〉1953年米国・コネチカット州生まれ。フリーの写真家。『ニューズウィーク』『フォーチュン』など300以上の雑誌や本の表紙、写真パズル等を手がける。著書に「ミッケ!」他。
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紙の本
特別な1冊
2016/03/19 18:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nana - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な水の性質や変化を分かりやすく記した写真絵本ですが、写真の力が素晴らしいです。タイトル通り、ひとしずくの水が落ちてゆく様、跳ね上がるところ。釘についた小さな水滴。身の回りにごく普通にある水が、こんなに美しく捉えられることに驚きます。文系で理科は苦手だった私が何より大事にしている特別な1冊です。
紙の本
母から子供へのプレゼント
2002/07/11 14:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Y.TOOYAMA. - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供が学校で学習してくる基礎的な知識から、幅を持たせる、知恵につなげるのは基本的には家庭教育であるとの信条から、また逆に学校の授業に興味を持たせる意味でも、私はことある毎に我が子に本をよくプレゼントする。此の度購入した「ひとしずくの水」もそのうちの一冊である。
掲載されている写真の対象物のほとんどは特別なものでなく、日常当たり前のように目にし触れているものである。
水の、液体から固体・気体へ変化するときの、「熱(温度)」・「光」などとの関係性を示す写真や文章は教科書のようであったり、その中の「さまざまな雪の結晶」の個所では「銀の食器」、「露と霜」では「きょうだい・ひかりかがやく真珠」等々詩のような形容がひそかに心にくい。
美しい写真一枚一枚に向ける子供の純粋無垢な「眼差し」を私自身が撮影し、彼の感嘆の「コメント」とともに差し込んでオリジナル書籍にしたいほどであった。
こういった子供のリアクションは、高度な撮影技術とわかりやすい説明のおかげであるのは当然だが、それだけにそれをどこまで生かすかは親の役割である。「ひとしずくの水の終わりのない旅」として宇宙から見た一枚の地球の写真で締められている最後の頁は、他のサイエンス書籍や新聞の切り抜き記事と合わせて、子供と「森羅万象」の不思議、広大さをともに語ることができ、有意義な時間を過ごせ、また本来、無意識に自然と一体化したいという子供の願望をひととき満たすことのできる一書である。
紙の本
美しい写真と詳細な解説
2016/10/08 20:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
乾いている物と濡れた物、水の表面張力、シャボン玉の事、水蒸気や結晶の事など、水の持つ性質を美しい写真とともに解説してある本です。
字が多く、詳しく説明してあるので高学年向きですね。
紙の本
水の科学と神秘
2000/08/10 00:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:秋野紫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
身近にある水。水は一定の形にとどまることなく、常に動き、姿を変える。本書は水のさまざまな表情をとらえた写真絵本である。
蛇口からしずくとなって落ちる水、やかんの口から蒸発していく水蒸気等、水の動きの一瞬、一瞬を美しい写真が物語っている。特に雪の結晶の拡大写真は素晴らしく、自然が生んだ芸術作品にしばしみとれてしまう。誰にもわかりやすい、科学的な解説が水の神秘をさらに深めている。
紙の本
科学が見せる新しい世界
2000/08/16 16:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金原瑞人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとしずくの水からいろんなことが見えてくる。ミクロの世界で起こっていること。身近な生活のなかで起こっていること。高い空の上で起こっていること。自然のなかで起こっていること。それらはみんなつながっている。ひとしずくの水は、海や、草木や、人の肌から蒸発し、水蒸気となって空気中を動き回る。しかし、冷たいものや、水面に触れれば、すぐに凝結して、水にもどる。雲となり、雨つぶとなって、また川や海をうるおす。ひとしずくの水は“終わりのない旅”を続けている。わたしたちはひとしずくの水を通して、人間を含めた自然の営みが、すべてつながっていることを思い出す。
本書は科学絵本だ。「表面張力」「蒸発」「凝結」などの現象を、平易な文章と美しい写真でわかりやすく説明している。その文章に、叙情性はない。それは現象の説明に説得力を持たせるためだ。この絵本の姿勢はあくまでも、科学的な視点に立ち、ひとしずく水の背後にある不思議、つまり自然界の法則を示すことにある。
この絵本の特徴は、なんといっても写真の美しさだろう。まるで水をテーマにした写真集を見ているかのように楽しめる。著者は自然そのものの驚異をとらえるために、あえてオーソドックスな写真技術で撮影したという。ひとしずくの水が落ちて、しぶきをあげた瞬間。表面張力によって、さまざまな形を見せるシャボン玉。クモの巣にできた露のしずく。それらの写真は、見慣れているはずのものを別の角度から映したり、肉眼では見えない瞬間をとらえたりしている。視点を変えただけで、日常の世界がこんなにも美しく、不思議に満ちていることに驚かされる。
「科学的にものを見る」というと、なんだか難しい感じがするかもしれない。しかし、本当は身近で楽しいことなのだ。知的探求心を刺激してくれる絵本。