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商品説明
ちょいとあんた、大きなお仕事でっせ、空の上の偉いお方を慰めるのやて。そうか、面白そうやな…と、空へやってきた軽業師のそうべえ。ちくあん先生たちと星の世界でも大暴れ。おなじみのそうべえシリーズ最新作。【「TRC MARC」の商品解説】
とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござい。
そうべえのかるわざを見たうさぎ男から、そうべえは、病をわずらった空の上に住むえらいお方をなぐさめてほしいと頼まれます。うさぎ男と高い山へのぼったそうべえと医者のちくあん。うさぎ男が懐から豆を取り出し、山頂に植えたとたん「びゅーん」。豆は大きなつるとなり、空のはるか上へ。空へと続くつるをのぼると、そこにいたのはなんとお月さま。ちくあんが、病気のお月さまを診察していると、自分ならば病気を治せると、山で修行していたという山伏のふっかいが現れます。空の上では星座たちが大ゲンカをしていました。星をたべる怪物・暗黒星雲に、ふたご座が星くずを取り上げられ、ケンカしているというのです。ふたご座のケンカで星座たちがイライラしてしまい、お月さまも病気になっていたのでした。星をおとそうとしていたそうべえたちは、にじの弓といかずちの矢で暗黒星雲に立ち向かいますが……。
かるわざしのそうべえ、山伏のふっかい、医者のちくあんのいつもの仲間が、地獄、極楽に続き、空の上の天の川で活躍する「じごくのそうべえ」シリーズ第3作です。【商品解説】
著者紹介
田島 征彦
- 略歴
- 〈田島征彦〉1940年大阪府生まれ。京都市立美術大学染織図案科修了。型絵染、絵本等に活躍。主な作品に「じごくのそうべえ」「てんにのぼったなまず」「みみずのかんたろう」など。
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紙の本
子供心の「怖いもの見たさ」に大アピール
2004/08/04 02:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:べあとりーちぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
親戚の女の子(関西在住・小学校1年生)に妹が誕生した。出産祝いと一緒に「お姉さんになっておめでとう」プレゼントをしようと思ってリクエストを訊いたら、「そうべえシリーズ」のどれかがいい、という。『じごくのそうべえ』、『そうべえごくらくへゆく』、『そうべえまっくろけのけ』の3部作のことらしいと判ったのだが選ぶに選べない。結局3冊贈ることにした。表紙も赤・黄・青と揃っているのでセットにするとまとまりがいいし。
そしてご当人が一番気に入ったのが本書だそうである。上方落語をモティーフにし、インパクトがあって大評判の『じごく』でも続編の『ごくらく』でもなく、3部作の中ではちょっと毛色の変わった本書。どうも子供心にタイトルの「まっくろ」という語感に惹かれるものがあるらしい。そういえばこの子、ラスカル&エリオットの『まっくろヒヨコ』が大のお気に入りだったっけ。
じごくとごくらくへ行って帰って来たそうべえたちが今回乗り込むのはなんと宇宙。お月様の具合が悪いと迎えに来た月のうさぎに案内され、ヤブ医者のちくあん先生やインチキ山伏のふっかいと一緒に大きな豆のつるを伝って…。ところがお月様のところへ行ってみると、星座たちは大喧嘩しているし暗黒星雲は大暴れ。お月様の不調はその騒ぎから来るノイローゼ(!)だったのだ。
前2作同様、軽快な関西弁のやりとりが楽しい。ネイティヴ関西弁は使えない筆者が読んでもなかなかテンポがいいのだから、関西在住の人間にはたまらないノリかもしれない。絶対に音読、それも感情表現を多少大袈裟なくらいに演出する読み聞かせがイイ。
純和風だった前2作とはちょっとテイストが異なり、星占いに出てくるような星座たちとか、ちょっとSF的な暗黒星雲とかが登場するところも面白い。とはいえそういう異色キャラクターたちもちゃんと「そうべえ」風の味付けで、お月様とうさぎなんか関西弁でしゃべったりしている。ホンマかいな? と突っ込みたくなるところだけれど、この絵柄でドーンとお月様が描いてあるのを見ると、そういうこともあるかもね、などと不思議と納得してしまうのだ。
暗くて広い宇宙空間に浮かんだおしゃべり文には、誰のセリフか判るように顔マークが付いているのも面白い。読み聞かせをする時には大変便利な工夫だと思った。
さて、事件を無事(?)解決して、そうべえたちがどうやって地上へ戻るか。えーっと驚いてしまうような仕掛けが最後に待っている。不気味だったり怖かったりちょっとビロウだったりするお話が大好きな子供たちには、こういうところも魅力なのだろう。ユーモア際どくもお下品になっていないあたりは見事である。
親子でわいわいと読めるオススメ絵本。楽しゅおまっせ〜。
紙の本
まっくろけのけ
2001/11/12 01:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:☆★ブービー☆★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
じごくのそうべえなどそうべえシリーズを見ている人は、最後の締めとしてまっくろけのけを読んでください。そうべいシリーズは言葉だけでなく、絵がすごく刺激を受ける絵なので、そこに注目してみるとおもしろいです。