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  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.7
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:27cm/63p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-209222-0

紙の本

印象派の水辺 (赤瀬川原平の名画探険)

著者 モネ (ほか画),赤瀬川 原平 (文・構成)

モネ、ピサロ、シスレーなど印象派の絵はなぜこんなに気持ちがよいのか。印象派の代表画家たちの作品58点をカラーで紹介。モチーフ、水の描き方にズーム・イン。みずみずしい色彩世...

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印象派の水辺 (赤瀬川原平の名画探険)

税込 2,640 24pt

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商品説明

モネ、ピサロ、シスレーなど印象派の絵はなぜこんなに気持ちがよいのか。印象派の代表画家たちの作品58点をカラーで紹介。モチーフ、水の描き方にズーム・イン。みずみずしい色彩世界のヒミツを読む。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

モネ

略歴
〈赤瀬川〉1937年神奈川県生まれ。画家、作家。尾辻克彦として「父が消えた」により第84回芥川賞を受賞。ほかの著書に「東京路上探検記」「困った人体」など多数。

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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紙の本

このシリーズ、たった三冊しかないけれど、私にとっては宝物。フェルメールにルソー。でも発見という点では、この中のモネが一番でした

2003/07/23 21:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、赤瀬川原平の美術案内書が目に付く。鑑定団ではないけれど、国宝を目の前にして作品を語り合う、といった垂涎物の企画もあった。今では小説家 尾辻克彦=赤瀬といっても、だれも気にしない。尾辻の活動が細っているし、多分、今の若い人にとっては尾辻(いや、赤瀬川もだが)のものの見方は、既に共感をするにはあまりに手堅く、硬直して見えるに違いない。そう、若い人にとっては、昭和の世代のものの見方も、明治、江戸の鑑賞法も、過去の一言で括られてしまうのだろう。

この本はちょっと前の現代美術家であり、小説家でもある赤瀬川が案内する印象派の世界。モネを中心に、私たちがあまり知らない作品を、画法などから見直す画集。『フェルメールの眼』、『ルソーの夢』に続く第三作で、その眼は雪舟などの名画に向ける時と少しも変わらず、権威などからは全く自由、それでいて奇矯に陥らないところがいい。60頁ばかりの本だけれど、取り上げられる作品数は予想以上に多い。不勉強で、他の画集をあまり見ていないせいかもしれないけれど、日曜美術館や展覧会などで見たことのないものが、かなりあって新鮮。取り上げられる画家は、モネ、シスレー、ルノワール、マネ、ピサロ。

数の上で圧倒的なのはモネ。彼の作品「印象、日の出」が印象派のことばの語源であることは有名だけれど、この作品にモノクロ印刷で出会ったときの赤瀬川の印象が、とても素直で、理解しやすい。本の印刷や紹介のされ方で、作品の本質が如何に歪められてしまうか、それを直すのは実物に出会うことしかない、というのが良くわかる。数もさることながら、やはりモネは凄い。特に十代の写実的な風景画「ルエルの眺め」。こういう作風のものは、この本の中ではこれしか紹介されていないから、なおさら驚かされるのかもしれない。赤瀬川は、絵の具のタッチ、筆の運びに注目し、水や空の表現を取り出して、それらを比較し意味を教えてくれる。

画家たちが過去から自由になっていく喜び、それが現代美術へと展開していく中で主題を失い、行き着いた不毛。それらを踏まえ、二度と訪れることのない印象派の誕生をしっかり見つめていく。そして、現代美術にも、再び主題が必要になるのではないかと、さりげなく語る。前半は、本当に知らない作品ばかりで驚くことしきり。それを解いていく赤瀬川の文からは、モネへの敬愛の念が伺えて微笑ましくなる。

後年、モネにもルノワール的な表現が現れる。目を悪くしたことに対する画法の変化。モネの大胆な筆使いと、しっかりしたデッサン力を見ていると、昔みたドガの描写の確かさを思い浮かべてしまう。モネといえば「睡蓮」しか思い出せないのが日本人。私も例外ではないけれど、母に本を渡した時の言葉も「睡蓮は出ているの?」だった。そんな自分たちが少しだけ恥ずかしくなる。

一年前だろうか、ウィンスロップ・コレクション展に行った時のことを思い出した。イギリス絵画ということもあるのだろう、人出はたいしたことはなかった。これがピカソ、モネ、印象派だとなれば人の波が押し寄せる。既成概念は、私たちのものの見方を歪めてしまう。美術との触れ合いに、学校教育とTVなど媒体の影響はあまりに大きい。しかし、この本をみれば、若きモネの作品をもっと見たくなるに違いない。オーソドックスな見方も、自分の視点があれば決して捨てたものではない。

真面目でいて親しみ易い美術論で、こういう本から虚心に作品に接していけば、私たちの前にも宝がたくさんあることに気付くはずだ。本物は、印刷物以上に素晴らしい。美術館に足を運べば、それだけでも日本人の心はもっと豊かになる。雪舟の案内も楽しかったけれど、このシリーズはもっと親切で真面目。我が家では回し読みをした。

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