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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.9
  • 出版社: 小沢書店
  • サイズ:20cm/160p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7551-0376-2

紙の本

聖書と終末論

著者 小川 国夫 (著)

神の裁きの前になぜ凶変災厄が世界を覆うのか。永年聖書に親しんだ文学者が、荒野の預言者の祈りを聞き、ドストエフスキー、ゴッホ、ダンテらの終末感に即して、絶望から希望へ、愛に...

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聖書と終末論

税込 1,760 16pt

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商品説明

神の裁きの前になぜ凶変災厄が世界を覆うのか。永年聖書に親しんだ文学者が、荒野の預言者の祈りを聞き、ドストエフスキー、ゴッホ、ダンテらの終末感に即して、絶望から希望へ、愛による回復を語る。岩波書店87年刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

小川 国夫

略歴
〈小川国夫〉1927年静岡県生まれ。東京大学国文科中退。東大在学中、パリに留学。著書に「アポロンの島」「逸民」「ハシッシ・ギャング」ほか。

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みんなのレビュー1件

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紙の本

終末論と小説

2008/06/19 10:07

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わたなべ - この投稿者のレビュー一覧を見る

岩波の「作家の方法」叢書の一冊として1987年に刊行されたものを、後記を加え1998年に小沢書店から再刊した本。トルストイ、フォークナー、エレミア書、イザヤ書、平家物語、コリント前書(パウロ)、ドストエフスキー、万葉集、暗夜行路、セザンヌ、ゴッホ、黙示録、ダンテを通して、人が歴史の中で圧迫され「正しい裁き」を求めるところから終末の観念が生まれ、さまざまなヴィジョンや問題が発生するのではないか、という問いと思考を重ねて行く連続講演。ほんの薄い本だが、小川国夫の小説観がよく出た好著。未来へ向けて死を背後に逃走(脱出)する生とか、小説における「列車」の機能とか、キリスト教の土壌における「自由」の観念とか、とても面白い。文庫化復刊希望。

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