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商品説明
カメラマン志望だった著者は、東京でのサラリーマン生活に終止符を打ち、北海道へ。原野の中の一軒家に暮らし、コンブ漁師のおじいちゃんとその家族とともに過ごした霧多布の四季の思い出を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
松岡 芳英
- 略歴
- 〈松岡芳英〉1964年東京都生まれ。東京写真専門学校卒業。四年間のサラリーマン生活を経て、北海道浜中町霧多布で一年間過ごす。現在、フリーカメラマンとして活躍。
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紙の本
霧多布で暮らす1年の物語
2000/08/22 01:04
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投稿者:(格) - この投稿者のレビュー一覧を見る
1990年4月から91年1月まで10か月の霧多布での暮しをつづる。愛読していた本にたびたび霧多布湿原がでてくることからあこがれ、そこを訪ねる。そして、半年後に霧多布が忘れられずに会社をやめ、霧多布に移り住む。この本とはどの本だったのだろうか。きっかけをもう少し詳しく書いてもらえれば嬉しかった。
エトピリカと過ごす霧多布岬の毎日。昆布取りを手伝った漁師の一家との交流。湿原の花や動物たちとすごす毎日。すばらしく素敵な日々を過ごしていくが、長くは続かない。冬を小さな家で一人ですごすことはそんなにも難しいことなのだろうか。周りからもすすめられて独り暮らしをやめ、霧多布の市街地のアパートですごすことから、怠惰な日々になり、そのことで嫌気がさし(それだけではないのだろうが)、結局一年たたずに、東京へ帰ることになる。生活手段をどうするか、という問題の解決はやはりそう簡単ではない。自分のやりたいことで生きていくためには、夢を捨てることも必要なのだ。虚しいけれど、しかたない事実なのだろう。
でも、一年近くものあいだ素晴らしい日々をすごし、そして、このような本を残せたのだ。うらやましい限りである。