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穴掘り公爵
  • みんなの評価 5つ星のうち 3 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.9
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/294p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-590006-4
  • 国内送料無料

紙の本

穴掘り公爵 (Crest books)

著者 ミック・ジャクソン (著),小山 太一 (訳)

イギリス人公爵が自分の庭に造らせた奇怪な地下トンネル。その暗闇は、幼児の記憶へと続いていた…。実在の人物をモデルに、精緻な調査と奔放な想像力を駆使した、映像作家による衝撃...

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穴掘り公爵 (Crest books)

2,376(税込)

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商品説明

イギリス人公爵が自分の庭に造らせた奇怪な地下トンネル。その暗闇は、幼児の記憶へと続いていた…。実在の人物をモデルに、精緻な調査と奔放な想像力を駆使した、映像作家による衝撃の処女長篇。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ミック・ジャクソン

略歴
〈ジャクソン〉1960年イギリス生まれ。ロックバンドで活躍の後、執筆活動に入る。「穴掘り公爵」がブッカー賞最終候補に入る。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

慎ましく、大胆、一生懸命でひたむきで、マヌケでトンチンカン。

2001/10/05 02:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々宝砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どうでもいい話だが、この本を書いたミック・ジャクソンという人、本名をマイケル・ジャクソンと言うそうな。某有名歌手と同じ名前を筆名にするんではあんまりだというので、ミック・ジャクソンと名乗ることにしたらしい。

 そういえば『穴掘り公爵』なるタイトルも、何かに似ている。真っ先に思いつくのはイタロ・カルヴィーノの『まっぷたつの子爵』や『木のぼり男爵』だろう。人の非難をものともせず、アホウな奇行を繰り返しひたすらにひたむきに我が道をゆく貴族……というテーマ自体も、カルヴィーノとやや似ている。しかし、カルヴィーノのような軽やかな攻撃性、前衛的な娯楽性を期待して読むと、肩すかしを食らう。私は読んでいる最中に二度は眠りこけそうになった。老人の繰り言でしかない部分があるので、ときどき退屈になるのだ。

 それでも、これはつまらぬ小説ではないし、笑える部分がかなりある。はずしているギャグもあるけれど、電車の中で読んだら笑いをこらえきれなくて恥をかきそうな秀逸なギャグもある。ミステリ的な要素さえあって、最後の最後にようやく明かされる謎は飄逸と悲哀というだけでは説明しきれない面白さを持っている。公爵自身の日記と近所の人の意見をパッチワークのように繋いだ語り口も、なかなかユニークだ。

 この小説のモデルは、19世紀に実在した第5代ポーランド公だという。広大な敷地を縦横無尽に走る巨大なトンネルを掘らせ、そのなかを徘徊したというその人物が具体的にどんな人間であったか、私は知らない。だから、この本の人物造形が実在のモデルからどれだけ離れているのか、私にはわからない。

 本の中の公爵は、確かな実在感を読者に感じさせる。モデルがあるせいなのかもしれないが、それだけが理由ではないと思う。ヘンなことを一生懸命続けている公爵は、革命的な人物ではない。形而上的な、あるいは芸術的な人物でもない。カリスマでもない。ただ単にヘンなことを続けているだけの人なのである。そして本人もそれを自覚している。

 公爵は、年をとって足腰が弱ってきたことを嘆いたり、へんてこりんな健康法をすすめられて閉口したり、知らない町で迷子になってあたふたしたりする。ある意味では実に普通の、愛すべき人なのである。もしかしたら私の町にもこんな人がいるかも知れない……と思わせるリアリティがある。

 しかし公爵は、物語が進むにつれて「普通」からかけ離れた人物と化してゆく。自らの頭蓋に穴をうがち、裸でトンネルを徘徊する公爵の心情を理解することは難しい。そのような公爵の姿をいきなり見せつけられたら、読者は公爵のことを「愛すべき」などとは認識できない。だが、物語の当初公爵はごく当たり前の姿で登場する。そして物語はゆっくりと進行してゆく。知らないうちにゆっくりと進行してゆく病のように、公爵の狂気は少しずつ少しずつ大きくなってゆく。

 この物語は悲劇に終わる。そうなるしかないだろうという終わり方である。公爵の最期はすこし可笑しい。かなり哀しい。公爵の言葉はマジメで、バカだ。その態度は慎ましく、大胆だ。その生涯は一生懸命でひたむきで、マヌケでトンチンカンだ。私は、このような人物とこのような小説がたいへんに好きである。

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2005/02/05 14:42

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2006/07/18 21:32

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2013/07/11 23:23

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2011/10/17 23:44

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2012/03/24 23:23

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2016/03/26 13:57

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