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水の眠り灰の夢(文春文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 74件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.10
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/475p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-760202-4
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

水の眠り灰の夢 (文春文庫)

著者 桐野 夏生 (著)

水の眠り灰の夢 (文春文庫)

720(税込)

ポイント :6pt

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みんなのレビュー74件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

これって、要するに昭和時代小説っていうジャンルじゃあないかって思うわけ。夫の世代の人にはたまらない内容かもしれないけれど、私には、そんな時代があったんだ、って読んじゃった

2004/01/14 20:47

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初に出逢った作品が、読者にとっての、その作家の印象を決めてしまう。その作品が傑作であればあるほど、読者の側に思い込みが生まれる。幸か不幸か、私が桐野夏生の小説に初めて出遭ったのが、あのクライム・ノヴェルの傑作『OUT』だった。今度の本は、あれを越えただろうか、いつもそうした気持ちで読み始める。

小説の舞台は昭和38年の東京。オリンピックを弾みに、日本が戦後に幕を引こうとしている時代。新聞記者の村野善三は、自分の乗る地下鉄の車両に、不審な包みを発見する。それは何者かが仕掛けた時限爆弾だった。草加次郎の吉永小百合への脅迫事件や、当時の銀座や葉山の風景等をうまく取り入れ、後に他の小説の主人公となる村野ミロの誕生の経緯を描く作品。

村野は巻き込まれた事件を週刊ダンロンの編集部に連絡するが、何故か会社の反応は鈍い。帰社した彼が見たものは、暴力団風の男に脅される編集長だった。記者仲間の遠山は何時の間にか仕事を干され、後輩の後藤はそんな会社に見切りをつけ独立を決心する。デザイナーの坂出俊彦に心酔する甥の卓也。彼を葉山に迎えに行った村野と早重の出会い。卓也と一緒に、薬で朦朧となった少女タキ。怯えるタキの失踪と、残された言葉。芸術家がもてはやされていた時代。草加次郎は本当にいたのか、追う警察官 市川との確執。暴力団の影。週刊誌がもっと使命感に燃えて戦っていた時代、善三と早重の心が微かなズレを見せ始める。

その頃、アメリカから様々な幻覚剤が入ってきていたらしい。ヒロポン、麻薬はよく聞くけれど、私が生まれる前から、そんなにも沢山の薬が上陸していたなんて、知らなかった。それから、当時活躍していた週刊誌記者に梶山季之という人がいたらしい。軍団を率いて派手な取材を繰り広げ、後年、ベストセラー作家となり、壮絶な死を遂げたという。今では小説を見かけることは『黒の試走車』くらいだろうけれど、その人柄を慕う人は未だに多いとは、何かで読んだ記憶がある。

読み終わってよく考えると、桐野夏生にとって『OUT』のほうが特別な作品で、むしろこの作品世界こそが彼女のものかもしれない。その後、出た作品は殆ど読んだけれど、『ジオラマ』『柔らかな頬』『光源』『玉欄』『ローズガーデン』など、ハードな内容というよりは時代や人間を掘り下げるものばかり。私のように『OUT』から入ってきた読者には物足りないけれど、目を覚まさなければいけないのは、こちらかもしれない。そんなことを思って『リアルワールド』を読んだら、また違う世界が見えてきた。この世代の女性作家の底力を見せ付けられた気がする。

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紙の本

1960年代、懐かしき良い時代。

2004/07/16 08:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1960年代を舞台にトップ屋(今や死語の週刊誌記者)が連続爆破犯草加次郎を追う。桐野夏生の「水の眠り 灰の夢」は週刊誌創世記の頃のトップ屋と呼ばれる現在でいうフリーライターが地下鉄で草加次郎による爆弾事件に遭遇する所から始まる。この1960年代はぼくの青春時代でもあって、物語から言えば無くても良いような時代描写が実に懐かしく思い出され別な意味で楽しめた本でした。
 
 ボタンダウにコットンパンツで七三分けの前髪を立てるアイビー(ニットタイも出てくるぞ)、VANの紙袋、平凡パンチやメンズクラブ(メンクラと呼んでいた)などを思わせる雑誌名、オンザロック(ぼくは今も飲むことあるけど)、整髪料のバイタリス、ホンコンシャツ、トヨペットクラウやセドリックのタクシー、プリンスグロリアなどの車名、ラリちゃう鎮痛剤名、ハイライトそしてビートルズなどなど頻繁に出てきて当時を物語ってくれます。VANやメンズクラブを彷彿させる登場社名など、これはあの会社、これはあの人じゃなかろうかと思わせたりも。実名で吉永小百合や鰐淵晴子も登場。草加次郎事件だって実在だものねぇ。まさに60年代まっただ中だな。

 今じゃ当たり前のイラストレーター(当時は横尾忠則や宇野あきらなどあこがれたものでした)と呼ばれる職業が出始めでした。イラスト志望女性とのはかない恋愛や出版業界の内幕をお供に当時の風俗を織り込ませ草加次郎の爆弾事件と少女殺人事件の真相究明に乗り出すトップ屋「村野善三」の闘いが繰り広げられます。最初はノリづらかったのですが間もなくページをめくる手も軽やかになります。鎮痛剤の多用は酩酊状態になりラリるわけです。当時はシンナー間近の時代であり流行っていたものです。これが話の重大な要素になっています。今じゃ覚醒剤など主流で法律も厳しく取り締まっていますが、何たって鎮痛剤がクスリですから巷に流行ってしまいました。かく言うぼくも数回試したことがあります。しかし、効果の増減はあれど思考が酩酊状態ですから覚醒剤となんら変わりはなかったのかと改めて見直しています。中学高学年から高校くらいの年頃は以外と無知な上に好奇心は強く仲間意識も相まって試用に入ってしまうのでしょうか。鎮痛剤は副作用がつらいくらいでクスリ自体には習慣性は無いと思うけど(違っていたらスミマセン)覚醒剤はそうは行きませんね。これらに染められないような環境作り、クスリの知識や教育を十分行う事が消極的かも知れませんが地道に続けて行かないといけませんね。

 この年代を知らないと楽しめない本ではないですし、知っているから倍増するわけじゃありませんがこの年代だからこそ成り立つものや頷ける心理描写もなきにしもあらずです。主人公「村野善三」は文中「村善」と呼ばれています。ぼくは最後の謎が解き明かされる数ページより「あとがき」でギャフンと」言ってしまいました。いやあ、「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」の主人公の私立探偵「村野ミロ」の父親だったのですね。何で「村善」で気が付かなかったかな〜。これを知ってて読むのと知らないで読むのじゃ、読後感がかわるのだろうか?

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紙の本

ハードすぎる程

2008/08/31 00:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく「男」を強く感じさせる小説でした。
作者が女性とは思えない程です。
舞台となった時代を知らない世代だけに実感はないけれど、心に響く哀愁のような物がありました。

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紙の本

携帯のない時代

2011/02/04 16:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:菜摘 - この投稿者のレビュー一覧を見る

雑誌【東京人】の特集 『本は何でも知っている』 によると本作は 『50年代生まれの桐野氏がオリンピック前夜の東京の様子をここまでよく取材して書いたなと感嘆した作品』 とありました。

以前より、村野ミロの義父 村善があんまりあっさり死んでしまったため、その人物像がイマイチ分からなかったので本作を読まなくては、と思っていました。雑誌を見た後に即、本屋へ走りました(皆様はbk1でご注文ください)。

かつて週刊誌は 【トップ屋】 と言われた専属の外注記者集団が書いていた時代があったそうです。トップ屋に対し新聞記者を 【ブン屋】 と言いますが、どちらも今や死語かも。トップ屋 村善は仕事に誇りとやりがいを持ちながらも、時代の流れがかつての仲間達に亀裂をもたらしつつあることに苦悩します。後にミロの母となる早重との出会いももちろん本作のポイントではあるのですが、むしろトップ屋としての村善の生活が詳細に描かれている点が魅力の本作です。
東京人の記事にあった通り、綿密な取材が破綻のない作品作りに大きく影響しています。

それにしても昔はよかった。待ち合わせは時間と場所をハッキリと決める、遅れても携帯はない。ひたすら待つ、それが愛の形(?)。物語の最後で村善と早重は偶然本屋で再会します。引越してないのか、と問う村善に早重が答えた一言。ぜひ読んでいただきたいです。

携帯のない時代に、戻りたいものです。

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紙の本

トップ屋の翳り

2012/02/10 19:54

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

梶山季之という人の残した影響はちょっとはかりきれないものがある。トップ屋の異名をとったルポライター時代には、梶山軍団をとして若手ライターを率いたが、彼らの取材、執筆のスタイルは出版社の社員に引き継がれ、フリーライターとしての彼らはそれぞれに道を切り開いていくことになる。本作ではその梶山軍団をモデルにした「遠山」軍団のライター達がそれぞれの道を歩みだす物語。
軍団の一員として彼らはその実力を業界筋では認められているが、もちろん一般には無名、後ろ盾も無い。おまけに世間の裏をえぐるこれまでの取材で危険人物視さえされている。世間を騒がせる爆弾魔の事件を単独で追い始めるのだが、ふとしたことで大物芸能人のスキャンダルを手繰り寄せてしまう。そして右翼組織からの誘い。朋友の死と残された人。まったく駆け出しジャーナリストの手に余る怒涛の展開。彼はこれらをうまく切り抜けたとは言えない。傷だらけになって、たくさんのものを失って、惨めな自分をさらしながら新しい道を模索する。
たぶん成長するよりも、失っていくものの方が多い。理想を追えば食えず、現実に妥協しても挫折や裏切りは際限ない。その中でいくらかの自信と打たれ強さが得られたものかもしれないが。
この爆弾魔、草加次郎というのは、知らなかったが当時実際にあった事件らしい。愉快犯風でもあり、多くの模倣犯がいたようでもある。その動機を思えば、昭和30年代の風土の暗い部分を凝縮したようでもある。豊かになっていく社会から取り残されていく人々。夢を持てずに危険なアルバイトに走る少女達。軽佻浮薄へと突き進む世相。それらを目の当りにしながらも犯人探しにやっきになるのも悲しい。御大遠山にさえ暗い手が伸びていたことも知る。
映画「天国と地獄」を真似た手口、島倉千代子や吉永小百合への脅迫など、一つ一つの描写から、黒沢や小津の映画を見るように当時の風景が浮かび上がって来る。とはいえ1950年代生まれの作者が90年代に書いた小説。記憶よりは記録によって書かれ、郷愁よりは再生の、その後のバブルまでの時代を生きた人々の物語なのだろう。誰にとっても過去は苦い。とりわけ時代の波に翻弄された彼らの挫折は深い。だが苦い悔恨と時代への恨みを抱えていない者を信じられるだろうか。

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2004/10/05 13:46

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2004/11/22 06:32

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2004/11/30 15:42

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2004/12/04 03:18

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2005/10/20 17:19

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2007/08/13 13:36

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2006/04/02 17:16

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