サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

SS アウトレットブックポイント2倍キャンペーン ~1/31

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

ヴァスラフ
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 2件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.10
  • 出版社: 中央公論社
  • サイズ:20cm/197p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-002841-0
  • 国内送料無料

紙の本

ヴァスラフ

著者 高野 史緒 (著)

天才バレリーナの名を欲しいままにし、晩年は精神分裂にとりつかれながら仮想と現実の狭間を一生跳躍し踊り続けたヴァスラフ・フォミッチ・ニジンスキーが、ヴァーチャル・リアリティ...

もっと見る

ヴァスラフ

2,052(税込)

ポイント :19pt

現在お取り扱いができません

電子書籍化お知らせメールヘルプ

メールを登録する

新刊お知らせメール登録

この著者の新着情報

一覧を見る

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

天才バレリーナの名を欲しいままにし、晩年は精神分裂にとりつかれながら仮想と現実の狭間を一生跳躍し踊り続けたヴァスラフ・フォミッチ・ニジンスキーが、ヴァーチャル・リアリティの世界に蘇る。新境地のSFファンタジー。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

高野 史緒

略歴
〈高野史緒〉1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。第6回ファンタジーノベル大賞の最終候補となった「ムジカ・マキーナ」でデビュー。著書に「架空の王国」。

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー2件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

伝説には証人なんていらないんだ

2002/09/12 22:49

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は文章だけで本を読ませようという作家が好きではない。特に、若い作家が妙に文体に凝って、もって回った言葉遣いと、外国の文献から拾い出した難解な用語を使うのには、思わず「俗物」と呟いてしまう。せめて、澁澤龍彦や中井英夫、塚本邦雄くらいの年齢と、孤高の生活を得てからにして欲しい、そう思ってしまう。

実は高野史緒についても、今まで『ムジカ・マキーナ』や『架空の王国』を読んで、その内容の甘さも含め、文章表現だけの作家と決め付けていた。でもこの作品を読んで、決してそんな俗な作家でないことにやっと気付いた。考えてみれば、私だって人のことが言える年齢ではない。

サイバーネットを扱った小説は、専門用語を盛り込むことで読者を煙に巻いているうちに、情報に作者自身が溺れるようなものが多い気がする。この作品にも、そういった難解な部分はある。しかし、若い女性の文によく見られる自己陶酔的なところもなく、物語の骨格がしっかりしていて格段に面白い。 

冒頭にニジンスキーの略歴を載せて、その輝ける若き日々と、精神病者としての半生を数ページで示し、話は、一気にサイバースペースへと跳ぶ。これが実に小気味良い。舞台となるコンピュータ世界がロシアのものというのも、珍しい。構成も凝っていて、時に戯曲のようになったりもするが、これも作品を味わい深くしている。ヴァーチャルな帝室マリンスキー劇場という名前も、響きがよくて好きだが、ニジンスキーをヴァスラフと書くところもいい。

それからカバーの写真。多分ニジンスキーのものだろうが、実に美しい。世代によって、拒絶する向きもあるだろうが、ビジュアル系のロックスターに慣れている今の若い人たちには、抵抗感なく受け容れられる気がする。巻末に、ニジンスキーの精神病とユングとの縁(すれ違ってもいないようだけど)の話があるが、歴史の同時性を思うと意外で、面白い。また、実際の舞台を見た人が殆ど現存していないにもかかわらず、その踊りの凄さが語り継がれるニジンスキーだが、それをトリックスターとして理解している点も、説得力がある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

SFと架空歴史に彩られた、新たなるニジンスキー伝説

2002/10/20 15:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Okawa@風の十二方位 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「どこか我々とは違う世界の帝政ロシア、研究者達のグループは究極のヴァーチャルリアリティーシステムを作り上げた。そのパフォーマンスを示す主題に選ばれたのがヴァーチャルバレーダンサー・ヴァスラフ、我々の世界ではニジンスキーと呼ばれる存在。その圧倒的な存在感は帝国の人々を魅了し、人々はヴァスラフを追い求める。そして少なからぬ人々が狂気と破滅へいざなわれた。伝説のハッカー・オデット姫、謎のイワン皇太子、ヴァスラフ捉えるのは誰か? ヴァスラフの真の姿とは?
 SFと架空歴史によって彩られた華やかな舞台を華麗に踊る新たなニジンスキー伝説の一冊」

 「ニジンスキー」、その伝説バレーダンサーの名は耳にされたことはお有りでしょう。解説にもあるように、多くの人々がこの見たこともないこのダンサーを語り、そして魅了されていくようです。まるで、神が神話のベールを一枚、また一枚とまとっていくように。そして、高野史緒は不思議な、けれど華麗な新たなベールの一枚を織り上げました。
 ニジンスキーという伝説的な歴史事実を、年表風に我々に放り投げるオープニングや、戯曲スタイルのシンプルな本編、そして華麗なカバーアートまで、作品の構成やエディトリアルは実に凝っていてそれだけでも充分魅力的です。もちろん、歴史(バレー)ディティールを華麗に使った、美しく幻想的な舞台が次々と繰り広げられる展開も、高野史緒ならではで堪能させてくれます。
 しかし読み終えた後、私の心を捉えたのはそんなあでやかな世界ではなく、「空」を見つめる少女の瞳でした。
 「ダレモイナイノ?…」
 そんなことを問いたげな空虚な瞳。
 ラストシーンに漂うその問いこそ、この物語のテーマなのかもしれません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する