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モンテ・フェルモの丘の家(ちくま文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 5 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.10
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/340p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-03427-4
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

モンテ・フェルモの丘の家 (ちくま文庫)

著者 ナタリア・ギンズブルグ (著),須賀 敦子 (訳)

モンテ・フェルモの丘の家 (ちくま文庫)

929(税込)

ポイント :8pt

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みんなのレビュー3件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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紙の本

主人公たちが互いに交換する手紙の文面だけで構成された個性的なスタイルの小説。だから読み易い。けれども、しばし顔を上げ、ここではない遠くを振り返って考えたくなる人生の機微が詰まっている。

2003/06/20 17:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

「男のように書く」という禁欲の修練を経て、みずからの家族の肖像を「話しことばで書く」ことへとたどりついた作家——とギンズブルグの説明がなされている。
イタリア文学者・和田忠彦氏の手になる解説で、短文ではあるが深く鋭い。
 ギンズブルグと須賀敦子の文体についての言及があり、媚を売ることなく、透明に一直線に、他者の一番敏感なところへ言葉を響かせていくための表現を磨くには「どう在ればいいのか」ということが指摘されており、強く引きつけられる。

 良い小説というのは時空や性差、世代間格差、人種を超えて普遍的な問題意識を孕み、個人の感覚に届いてくる。V・ウルフなんぞはフェミニズムの象徴として持ち上げられ、確かに諸作品には男女差別への一家言が含まれるが、そのイズムゆえ読み継がれているわけではない。人間存在にとって根源的なことが描かれている本物だからこそ、新しい読者を獲得していく。他にそんな女性作家としてすぐに浮かんでくるのは、古い時代の人であればアン・モロー・リンドバーグであるし、最近の人であればバイアット、アトウッドなどがいる。

 作品のツボになる部分を書き出してしまうのも野暮すぎるなとは思うが、「これはヤられたな」と感銘して思わず線を引いた箇所を、抜き書きする。
 ジュゼッペとルクレツィアという、かつて恋愛関係にあった中年男女によって交わされる書簡が、この物語の軸をなす。20世紀の60年代後半から70年代前半にかけて、ヨーロッパ諸国、そして米国でも日本でも、若者の生活のなかに「政治」が重きをなしていた時代があった。ふたりは、その時代に若者であった人たちだ。
 私は彼らより下の世代に当たり、政治を真剣に考えることなく、日本が経済的に豊かだった時期に遊びに遊んだ世代であるが、経歴や志向に関係なく下の言葉に大きな動揺を覚えた。ジュゼッペがルクレツィアに宛てた手紙の一節。



 ジュゼッペはイタリアを後にして、兄を頼り米国に渡ろうとしている。映画の仕事をしている同性愛者の息子がいる。イタリアでの生活に行き詰まったわけではなく、食事や会話をともにする友人も大勢いて、ルクレツィアもそのなかの一人である。ただ彼は、小さな大学町で兄と暮らすという考えが気に入っていて、今までとまったく異なる新しい生活に傾いたのだ。
 ルクレツィアが夫や子どもたちと暮らすのが、モンテ・フェルモの丘の家で、ここには旧知の友人たちがしょっちゅう集い、楽しい時間をもっている。もう一度来ればいいのに…と誘われているのに、さよならを言ったから「もう行かないよ」と断りながら、ジュゼッペが上の文章を書いているのである。
「禁欲の修練」という作家の性質がにじみ出た物言いであり、この種の禁欲は思慮深い人には覚えのあるものだと思う。それぞれの人生が思いがけない方に展開していく特異なスタイルの小説を、この一節ゆえ私はずっと本棚にとっておく。

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2010/07/17 01:55

投稿元:ブクログ

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2013/08/03 17:57

投稿元:ブクログ

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