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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 49件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.10
  • 出版社: 光文社
  • サイズ:18cm/315p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-07313-1
新書

紙の本

クロスファイア 上 (カッパ・ノベルス)

著者 宮部 みゆき (著)

深夜の廃工場。ある男たちの殺害現場を目撃したOL・青木淳子は、掌から炎を放ち二人を焼き殺した。彼女は念力放火能力を持つ超能力者だったのだ。相次ぐ火炎焼殺事件の謎をめぐる宮...

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クロスファイア 上 (カッパ・ノベルス)

税込 901 8pt

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商品説明

深夜の廃工場。ある男たちの殺害現場を目撃したOL・青木淳子は、掌から炎を放ち二人を焼き殺した。彼女は念力放火能力を持つ超能力者だったのだ。相次ぐ火炎焼殺事件の謎をめぐる宮部みゆき最新作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

宮部 みゆき

略歴
〈宮部みゆき〉1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞受賞。他の作品に「竜は眠る」「魔術はささやく」「人質カノン」「堪忍箱」「火車」など。

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評価内訳

紙の本

人を殺しても死刑にはならない、無期懲役でも甘いと思うのに、殺人犯が10年以下で出所してしまうという現実。もっと悪いことに未成年だから罪を問われないなんていうおかしなことまでまかり通っている。法律って一体なんだろう・・・

2011/11/26 13:33

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

読まなければいけない本が沢山あります。毎日のように出版される新刊は勿論ですが、今まで避けてきた名作と称される作品にも目を通して、本当にいい作品かどうかはっきりさせた上で引導を渡してやりたい。我が家に積読状態で放置されていた数千冊の本も読まずに死ぬわけにはいきません。毎日追われるように本を読んでいますが、雨後の筍のように読まねばならない本が生えてきます。

ところがです、そんな状態になっているのに、最近は再読したくてならない本が目に付いてならないのです。例えば松本清張全集。一度は目を通しているのですが、もう一度読みたい。筒井康隆はある時期以降の単行本は全て読んでいますが、全集でもう一度読んでおきたい。吉田健一、植草甚一のエッセイも読み直したい。丸谷才一だってそうだし、半村良の本だって・・・

その流れで昨年は藤沢周平全集を再読してしまいました。ついでに気になっていた宮部みゆきの『平成お徒歩日記』『レベル7』『おそろし 三島屋変調百物語事始』を読んで、次に手を出したのがこの『クロスファイア 上下』で、ほぼ10年ぶり。このあとも『本所深川ふしぎ草紙』『震える岩 霊験お初捕物控』を読み直す予定で、積読中。試験の時と同じで、追われれば追われるほど寄り道がしたくなる。いやはやです。

10年ぶり、と書いたもののカバー・デザインは以前と同じはずで、小泉英里砂が担当しています。内容紹介は、カバー後ろ(前ではないところが、カッパノベルズの特徴です)の折り返しの言葉を引用します。上巻は
            *
 深夜の廃工場。三人の若者によって、男が水槽に投げ
込まれようとしていた。それを目撃したOL・青木淳子は、
念を込めて掌から火炎を放ち、瞬時に若者二人を焼殺し
た。彼女は念力放火能力を隠し持つ超能力者だった!若
者たちに連れ去られた恋人の救出を瀕死の被害者に頼ま
れた淳子は、逃走した残る一人の行方を探すが……。
 警視庁放火捜査班の刑事・石津ちか子は、不可解な焼
殺の手口から、ある未解決事件との類似に気付く。東京・
荒川署の牧原刑事とともに捜査を開始したちか子の前に、
新たな火炎焼殺事件が……!
 宮部みゆき、渾身の力作一二〇〇枚、ここに登場!
            *
下巻は
            *
“あたしは装填された銃だ。持てる力を行使し、無軌道
に殺人を続ける若者たちを処刑する。人は自分の行為に
ふさわしい罰をうけなければならない”――青木淳子は
そう信じて、血と炎と黒焦げ死体とともに復活した。
 連続焼殺事件の背後に“念力放火能力者”の存在を疑
う警視庁の石津ちか子・牧原両刑事は、過去の事件関係
者を洗い、ついに淳子の存在に気付くが。……。さらに“ガ
ーディアン”を名乗る自警組織が一連の“処刑”は淳子
によるものと察知! 彼らは巧妙に淳子を組織に誘う。
 正義とは何か。今、最も熱き宮部みゆきが鋭く問う興
奮の超大作完結!
            *
です。主人公は青木淳子、元東邦製紙という大手製紙会社に勤務していましたが退社、東京都荒川区田山町に暮しています。現在、草加駅前のフルーツパーラー「ジュネス」のパートタイムのウエイトレスをしている、念力放火能力を隠し持つ25歳の超能力者です。隠し持つ、と書いたように彼女は自分の持つ能力を恐れています。その一方で、野放しになっている犯罪者にその力を行使しようとします

もう一人の主人公が石津ちか子、49歳の巡査長です。彼女は、高校二年のとき、事故で父親を失い、一家を支えるために警察官になりました。妹が結婚して母親を引き取ることになったあと、大手建築会社勤務の石津紀之からプロポーズされ結婚、長男・孝は大学生になっています。44歳の時に警視庁刑事部の放火捜査班の刑事に抜擢され、その結果として淳子を追うことになります。

ちか子とコンビを組むのが警視庁刑事部放火捜査班の26歳の刑事・清水邦彦であり、応援の形で途中から参加するようになったのが荒川署の変り種・牧原刑事です。常識に捕われず、ものごとをあるがままに受け容れていく牧原は、別の事件に超能力が関係することに気付き、ちか子と二人で淳子の行方を追うのですが・・・

いまさらながらのことなんですが、私は今日、宮部が法律事務所に勤めていたことがある、って知ったばかりなんです。後知恵ではありませんが、犯罪者に対する宮部の見方は、その経歴と絶対に結びついている、って思います。犯罪行為、殺人や強盗といった凶悪犯罪だけでなく、一見凶悪ではなさそうでいながら、殆ど等しいくらいに人間存在そのものを否定するレイプや集団暴行、そして陰湿なイジメや恐喝を平然と行う人間がいる、ということを認めたうえで、私たちは何をすべきか、という問題です。

人を殺しておきながら、ただ未成年というそれだけで罰せられないということが正しいことなのか。犯意さえなければ、人を殺めても重い刑罰を受けなくて済むのか。人命を奪うという行為自体のなかに潜む本質的な狂気を、つねに心神喪失ということで免罪符としていていいのか。そして、それらの犯罪行為に走った人間が、わずか数年で社会復帰し、再犯に奔る現状を放置していいのか、人権というのは犯罪者のためだけにあるものなのか。

この小説が出版されてから10年以上が経って、本当に社会はよいほうに向かっているのでしょうか。法律は、私たちをよい方向に導いているのでしょうか。警察は、検察は、弁護士は、裁判官は正しく機能しているのでしょうか。10年前に読んだ時と、同じように浅羽敬一や高田の兄貴たちの悪逆ぶりに切歯扼腕しながら、考え込まざるを得ませんでした。

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紙の本

異能の者の絶望的なまでの哀しみ

2002/06/01 23:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くろねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『鳩笛草』の中の「燔祭」に登場した青木淳子のその後のお話。
彼女は、多田一樹の前から姿を消して、その後、どういうふうに生きてきたのか?

自らを「装填された銃」と思い込み、法律で裁かれない悪人を「処刑する」ことを
使命として、たった1人ぼっちで生きている淳子。
自分の力を理解してくれる人がいないから。
「一緒に殺人に手を染めるまでは誰にも心を許さない」
そんな決心をして生きていくなんて、あまりにも寂しく、そして悲しいことです。

私だって、いろんなニュースで、残虐非道な犯罪を犯したとされる人間が、
法制度を盾にとってのうのうとしているのじゃ許せません。
もし、自分がやったとばれないで、そいつを懲らしめることができるなら、
やらないでいられるという確信は持てません。
でも、怖いのは、その「処刑」を繰り返すうちに、罪もない人を巻込んで
怪我をさせたり、それどころか死なせてしまうことすら、「やむをえないこと」
と考えるようになってしまうこと。
正しい結果を導くために多少の犠牲は仕方がないなんて、「神の論理」だもの。

淳子の中にそれが芽生えたのも、最初は、ほんのささいなことだったはずです。
ほんのちょっとやけどを負わせてしまったとか。
でも、そういうことって、エスカレートするのですよね。悲しいことに。
ただ、淳子は、自分の中のそういう部分に気がついて、疑問を持っているから、
それが救い。彼女は、まだ、引き返せるはずだから。

そんな淳子の前に現われた正体不明の組織「ガーディアン」
最初は、めいっぱい警戒していた淳子も、窓口として現われた木戸浩一。
若くて調子のいい、超能力者。
彼の能力は、淳子のそれとは違っていましたが、でも、それでも、
淳子に、とっては、初めて出会った仲間だったのです。

そう、生れてからずっと孤独だった魂が、初めて、寄り添う相手を見つけたのです。
淳子にとって、それが、どれほど大きな意味を持っていたことか…。

そして、淳子を追う警察。
放火班の石津ちか子。
パイロキネシスの存在を信じる牧原と、決して信じているわけではないちか子。
そして、淳子と同じ力を持つと思われる1人の少女。

糸は、あちこちで、思いがけない形で交差していきます。

私は、青木淳子に人殺しを続けてほしくありませんでした。
それは、どんなに正しい結果を導くのであっても。
たちえば、その犯人の遺族が、恨みに燃えてそいつに切りかかるのと、
冷静に、その罪を判断して処刑するのとでは、意味が違うから。
淳子が、心の平和を手に入れてくれますように…。

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紙の本

人間味あふれる作家

2002/05/12 20:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まつもと - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮部みゆきさんの作品は長い。でももっと続きが読みたくなる。そういう気分にさせる作家である。
別の作品でもいいなーとは思っていたが,このクロスファイアで彼女の確実なファンになってしまった。
作品を詳しく紹介すると面白さが半減するのでここでは「ある能力(超能力)をもつ女性の物語」とだけいっておく。
この作品は読んで損はないと思う。
宮部みゆきさんに興味がある方,まだ本書を読んでない宮部みゆきファン(多分いないと思うが…)におすすめの一冊である。
また,著者の言葉にもあるように本作品は「鳩笛草」(カッパノベルズ)に収録されている「燔祭」という作品の続編にあたる。そちらの方にも目を通すことをおすすめする。

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紙の本

青木淳子

2001/11/29 10:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 念力放火能力(パイロキネシス)を持つ超能力者・青木淳子が、「燔祭」に続き再登場する作品。社会の悪である凶悪犯を、彼女は怒りの炎で次々に殺害していく。といっても青木淳子は、自分に被害を与えた人間だけでなく、自分とは無関係な殺人者やその仲間までも見境なく殺していくため、胸がスカッとするようなカタルシスはない。多分作者が書きたかったのは、超能力者(主人公)の悲哀や、「正義とは一体何なのか」ということだろう。それでも一級のエンタテインメントに仕立て上げているところは、さすが宮部みゆき。テンポよく話が進むので、一気に読めます。

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紙の本

悲しみ

2001/10/18 16:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る

炎を生み出す能力を持ってしまった少女が、その力の使い道を求めて生きている。時に暴走し、時に正義の為だと自分に言い聞かせ、その力を使っている。
こんな能力を持ってしまったなら、どうすればいいのだろう。
できることなら、人を傷つけない道を選んで欲しかったと私は思う。哀しい人生を歩んできた彼女が、さらなる悲しみを背負わずにいられるように願うのだが・・・。

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紙の本

「わたしは装填された銃だ」

2001/10/10 16:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:takumi_y - この投稿者のレビュー一覧を見る

 何度となく出てくるこの「装填された銃」という言葉が青木淳子にとって生まれ持った念力放火能力(パイロキネシス)との彼女なりの折り合いの付け方であり、それゆえに社会正義という名のもとにその引き金を引くことが自分の、そして自分の力の存在意義だと定めている。けれども正義は絶対的なものではなく、結局は誰かの独善でしかないということを知らしめてくれる警句のような作品でした。

 非道な少年犯罪を下敷きに、最初は一人必殺シリーズのような雰囲気で進行。途中から同じくパイロキネシスを持つ少女とか社会正義を実現するための秘密組織なんかも出てきて事件の糸が繋がってゆくのですが、このあたりの人物配置が複雑で読んでて楽しいです。
 後半からラストに至るまでの展開がいささか駆け足な印象ですが、特異な力に翻弄される人々の悲哀が切ないです。結局あの女の子どうなったんだろう? とか、銃で撃たれててたのにいつの間にか傷についてまったく触れられてなかったりで微妙に腑に落ちない感じです。いつ治ったのかしらねえ…。

 短編集「鳩笛草」に収録された「燔祭」の続編ですのでお読みになられる方はこちらを先にどうぞ。多田一樹が主人公で荒川河川敷事件に至るまでの経緯が描かれてます。

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紙の本

ありがちな路線かと思いきや…

2000/07/25 11:26

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投稿者:あつぼん - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公はパイロキネシス(念力放火)の能力を持つ女性と、
半ば進行役的な放火班女性刑事の二人。
その能力とそれによる殺人事件をめぐって話は展開していく。
最初は、ありがちな路線で進むのかなと思って読み進んでいたが、
そこはさすが、あれよあれよという間に新たな登場人物が現れ、
話が想像と違う方向に進み、そこからはノンストップで一気に読んでしまった。
いかにも作り話的ではあるけれども、とにかく予想を上回る展開に引き込まれる。
でありながら、いつもの「人間を見る優しい目」が随所に感じられる。
登場人物に託した表現だけでなく、設定そのものに著者の優しさがみられる。
今回の作者の問題意識は、青少年(残虐)犯罪とそれに対する罰則にあるようだ。
著者の意見については読んで判断のこと。
(まあしかしなかなか割り切れるものではないのだが。)

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2004/10/07 23:15

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2004/10/16 01:12

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2005/10/08 18:45

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2005/10/25 22:43

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2006/04/10 00:27

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2006/04/14 01:04

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2006/05/16 15:09

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2006/06/21 14:47

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