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深い眸(光文社文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.11
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社文庫
  • サイズ:16cm/303p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-72708-6
  • 国内送料無料
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深い眸 (光文社文庫)

著者 西村 寿行 (著)

深い眸 (光文社文庫)

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評価内訳

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むしろアンチ・ハードロマン

2009/07/20 18:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

木曽山中奥にある老人ばかりの離村にふらりとやって来て住み着いた男、何者かを追っているか潜伏しているか、しかし自身は追われていると言う。怪しさ満開である。しかもその村には先客がいた。アル中の治療のため、狐を捕らえてアル中にして、その狐が救いを求めて神草・仙草の在処に辿り着くに違いないのを追うのだという。あまりの馬鹿馬鹿しさに真に受ける者などいないが、万が一にでもうまくいったら億万長者だ。村人達は疑心暗鬼となる。いや、だからなんなんだ。
徒手空拳で狐を捕まえてきた腕前もあやしい。その狐、蘭菊に興味津々の奇怪犬ゴロハチ、それを操る失語症の少女、遂に狐は放たれ、彼らがその村に集まってきた理由、「深い眸」の一族の存在と、彼らを蹂躙する権力の闇が徐々にあらわになる。わけわかんない話でしょ。神草仙草もあるいはと思わせる山深い中で、野生に交わり、秘密機関として働き、酒に溺れる男たち、訪れるゆるやかな老いの気配、血なまぐさい題材を牧歌的に処理してしまう奇妙な作品になっている。
中編3作を収めている本書で、「狂馬・春岳」は、人妻を誘拐して山奥に逃げ込んだ男達が奇妙な怪物に襲われる。熊とも違うその怪物は、タイトル通り馬だったのだが、なぜ馬が野生化し、人間を襲うようになったのか、人間との関係を取り戻せるのか。その希望も意外な方向からもたらされる。聖的なものとしての自然界と、人間界における俗あるいは悪徳の結びつきは、人間の思考や価値がいかに卑小であるかを思い知らせるものだろうか。
「貌の無い男」では、主人公の男は自分が山中を彷徨っていることに気づいた時、記憶も失っていることに気づく。自分が何者かは分からないが、山野を一人で生き延びる能力を持っていることは分かる。そして襲ってきた暗殺者群から逃れることもできる。彼は権力の闇における暗闘の落とし子であり、少しずつ自分の正体と、本来追っていた獲物に近づいていく。
いずれも血にまみれた闘争の物語でありながら、バイオレンス描写は中心になく、欲望の噴出や復讐心ではなく、己の任務、役割に忠実に戦いに赴いていく。そこに働く力のメカニズム、渦中の人間のメンタリティを淡々と描いている。西村寿行の中では末期と言っていい時期の作品の特徴が表れた、「枯れたハードロマン」とでも言えそうな作風で、アル中の描写に自身に対する諧謔が含まれているように、全体もこれまでの熱気に溢れてギラギラした作品への諧謔のようでもある。闘争を宿命づけられた人間の業を通じて、遠く文明批判の予感もそこには感じらせる。

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