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古事記に絡んだ話はなかなかおもしろかったけど、人物の魅力に欠けてて感情移入しにくかった。映画化されてるけどどうなんだか。
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文学として傑作かといったらそうではないと思うのですが、何せ扱った題材が『水』。
これを読んだ人にしばらく水を飲むことをためらわせることが出来れば、これはホラーとしては成功だと思います。
かくいう私も水が飲めなくなりましたが。
そして、何より怖いのはまゆみだという意見もあります。(あんな女が彼女だったらそれはもう毎日がブルーデーだろうよ…)
個人的に、井上夢人『メドゥサ鏡をごらん』に次ぐ、『二度と読みたくない小説ランキング』にランクインです。
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<きっかけ>友達のお薦めで読みました。
<コメント>なぜかよくわからないけどもおもしろかったです 汗
日本神話をベースにしたホラーものなんですけどところどころに日本神話の話が出てきて頭を悩ませてくれたんですが なにげに3回くらいは読んでしまったんで楽しかったです。 (微妙にオススメのレベルではないんですが 笑)
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ジャンルは伝奇ホラー。
イザナギとイザナミの神話や新興宗教を絡めた内容で、主人公は民俗学者。
ということで大学で民俗学を学んでいた者としては懐かしいような内容の話も出て来ていましたねー。
日本神話とか好きな人は面白く読めるんじゃないでしょうか。
結構分厚い文庫ですが、先が気になるのでどんどん読めます。
が、どうも私はホラーは少し苦手かもしれません;
いや、幽霊とか妖怪とかのホラーは割に平気なんですが、グロいのはダメなんですf^_^;
これもグロくて時々読んでいて気持ち悪くなってしまいました・・・f^_^;
後味も良くないので、そういうの大丈夫な方じゃないとキツイかもしれませんが、面白いには面白いし、ストーリー展開も上手で気になってどんどん読めたので、この作者さんの違うテイストの作品はまた読んでみたいな〜と思いました。
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たまたま手に取った小説が面白いと嬉しくなる。
映画化されたのを知ったのは読んだ後。ストーリーは全くと言っていいほど異なっていた。
*
古事記のいざなぎ・いざなみのくだり。。現在も封印された黄泉の国(の入口)が物語の舞台。
呪われた「水」…。それをとりまく人間模様。
少しロリ的な要素も含みつつ(必要か?)、その水の謎は解明されていく。
ラストは連載時間の制約からか 少し惜しい気がするが
古事記を改めて読んでみたくなる内容。
オトナ2人に勧めて いい評価だった。
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この作者をよく知らずに読めば、
駄作に感じるかも。他の作品を何冊か読んでからなら
かなり面白いと思われる。
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和製伝奇ホラーの名作。
神道やオカルトなどが好きな人なら絶対ハマるはず。
「生水を飲んだら蛇になる」
そんな言い伝えが残る地域で水を飲んだ人が次々おかしくなる病気が起こる。
その原因を大学の研究者が追ううちに古代史が蘇っていく。
ちなみに映画化されてるけれども、あれは観る価値はない。
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宮崎県の飯綱山で奇妙な神社の遺跡が発掘され、さらにボーリング作業中に湧き水が出た。これを名水として商品化し、村興し事業としたが、この計画に携わる者が異常な食欲を示し、痩せ衰えて死亡する怪事件が続発する。別件の調査で宮崎に来ていた民俗学者の杜川は、雑誌記者の戸隠、消えた新興宗教「イズナ教」教祖の末裔の少女由美と共に、遺跡と湧き水の調査を進めていく。
「古事記」の伊邪那伎命、伊邪那美命の物語はホラーや伝奇SFでもよく用いられるエピソード(ex.小松左京「黄色い水」等)だが、ここでも事件の核はこのエピソードが鍵を握っている
。一方で明治以降の新興宗教から借りてきたような描写もあって、神話とか宗教ってのは、伝奇ホラーでは格好の素材なのだなと再確認した次第。
この作家ならではのグロテスクで悪趣味な描写や、脱力系ギャグや駄洒落は今回は控え目になっていて、そこが好きな自分としてはちと物足りない感あり。
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古事記をテーマにしたオカルト作品。
神話が好きなので読んでみたら意外に面白かった!主人公の人間関係の複雑な思いも結構好きだった。ただ最後やっつけ感が無きにしもあらず?
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舞台は宮崎、イザナギイザナミ等良く出てくるので、古事記や日本神話好きな方には色々楽しいかも。
あり得ない超常現象ホラー派も理由はしっかり欲しい現実ホラー派も、楽しめるんじゃないかと思います。
うまく両立してると思う。
分厚い本な上に文章もかなり詰め込まれていて、読みごたえ十分。
登場人物のキャラもなかなか立っているし、展開は早くさくさく読めます。
なかなかのスリルだと思う。
サスペンスものだと思って読めば星5つあげちゃってもいいかな?とも思うのですが、ホラーとして読むと「怖さ」があまりないコト、最初に感じられた不気味さみたいなモノが後で増えたりしなかったコトがちょっと足りないかなーと思うので星4つで。
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神話ネタと蛇神信仰的なものと神話の里・宮崎という土地と
ポルターガイスト的なオカルトと降霊術と
観光策による自然・遺跡破壊と・・・
その他よくわからないもの含めて色んな要素を鍋に放り込んで
グツグツ掻き回してみたら、それぞれの原型は留めてないけど
よくわからない強烈な味だけどものすごく面白い
エンターテイメント小説が出来ていたという感じ。
ヒロインが降霊してきた時の描写とかポルターガイスト現象とか
ヒロインのお父さんがFAXで霊界からのメッセージを送ってきたりとか
主人公杜川のロリコンっぷりとか、とある患者が病院で食べるところとか
ところどころこれは本気なのかネタもしくはギャグなのかと戸惑いながら
若干引き気味に苦笑するしかない場面もあったりするのですが
ちょっとぶっとんでるというか過剰気味な描写が
逆にエンターテイメントとして効果的に機能していたりするのが不思議です。
作者の計算なのか結果としてそうなったのかは疑問なのですが。。
不思議な熱量を持った作品であることは確かで
結構分厚い本なのですが一気に読んでしまえる面白さはあります。
ツッコミどころが多すぎて、
真面目に読んだらダメですね。
ネタを楽しむ気持ちで読むのが吉です。
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前半は古事記などをベースにした民俗学ネタが満載でマニアにとっては垂涎の内容。後半から終盤にかけて一気にテンポが速くなってもはやRPGかよwって思うような超展開に。ただ文章もストーリーの練り方も上手いのでスラスラ読める。久々に純粋に楽しめた一冊。
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古事記、日本書紀をモチーフとした水に纏わるホラー。
大変面白く読めました。
普段身近にある水。
飲むと謎の腹痛に襲われ人格も変わってしまい
最終的には死んでしまいます。
生活していく上で欠かせない水が汚染されている恐怖。
読み終わった後はついつい水を飲むのが怖くなってしまいました。
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おもしれぇぇぇぇ!!!!
すっっごい面白かった
ホラーであり、ミステリーであり、SFであり、様々要素をこのボリュームでまとめ切ったのがすごい。オカルト的な要素を如何に現実的に作品に取り入れるかは難しいところだと思うけど、まさか胃に取って代わる虫とは……それどころかラストで語られる胃そのものが別の生物なのではないかという可能性まであってもうびっくり仰天
伊邪那美と伊邪那岐、まゆみと己一郎、神と巫女(明美)、色んなところに男女の関係が暗示されていた。そしてそれこそがそれぞれの事件の発端になっていたような気もする。
ホラー作品の常として結末としては後味の悪いものだったが非常に面白かった
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日本神話をベースにオカルトを混ぜ込んだ、飲むと死に至る水をめぐるホラー。
時折、描写がギャグ調になって、冷めてしまったのが残念。