- カテゴリ:小学生 中学生
- 発行年月:1998.12
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:25×25cm/299p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:4-591-05874-3
紙の本
14歳とタウタウさん
「いじめ」で心をずたずたにされ、休学したヨシオ。生徒モドキの自分は一体なんなのか? どう生きればいいのか? ある日、黙々と猫の死骸を片付けるタウタウさんを見たとき、ヨシオ...
14歳とタウタウさん
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商品説明
「いじめ」で心をずたずたにされ、休学したヨシオ。生徒モドキの自分は一体なんなのか? どう生きればいいのか? ある日、黙々と猫の死骸を片付けるタウタウさんを見たとき、ヨシオの心の中でなにかが激しくはじけた…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
梅田 俊作
- 略歴
- 〈俊作〉1942年京都府生まれ。絵本、挿し絵の分野で活躍。92年から徳島県日和佐町にアトリエを構える。
〈佳子〉1947年福島県生まれ。夫と共作絵本を創作。
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自分を見つける
2002/05/17 20:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケンツ軍曹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タウタウさんは、まるで手品師のマントからあらわれるように
町のどこかにふわっと姿を見せたり、
また あるときは、もう何年も
そこにある切り株かお地蔵さんのように、
町はずれにぽつんといたりするのだった。
底にあるテーマは「いじめ」なのですが、
話はそれだけに留まらないで、
「人の優しさ」や「本当の強さ」といった、
より大きなスケールのなかで、物語は展開していきます。
父親の失踪をきっかけとして、どんどん阻害されて行く主人公。
理解してくれる人は周りに誰もいなくて、
学校にも家にもまるで居場所が見つからない。
「このままでは自分が自分でなくなってしまう!」
押し潰されてしまうような葛藤に、
彼はどのような道を見つけるのでしょう?
画用紙の代用に板を使用した木目を上手く利用した挿絵も、
とても力強く見応えが有る演出をしていて、
とにかく必見です!