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商品説明
営業時間は四時間、品書きはもりそばだけ。自家製粉した手打ちのそばを出す「翁」の主が、手打ちそばとの出会いや修業時代、玄そばを求めての産地めぐりなど、理想のそばを求めて歩んできた道のりを振り返る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高橋 邦弘
- 略歴
- 〈高橋邦弘〉1944年新潟県生まれ。会社員を経て、東京で手打ちそば屋の「翁」を開業。現在は山梨県で営業。
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紙の本
そば屋
2002/05/19 20:56
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投稿者:格 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山梨長坂にあるそば屋翁。2002年の5月4日に訪れたのだが,本当にうまい。私が今まで食べた蕎麦のなかで文句なしに一番うまい,と言っていい。こしがあり,まさにそばの薫り,というものが感じられる。
この本はそこの経営者が書いた本で,また,そこで買ったものである。しかしながら,実際には,2000年に高橋氏は,広島の方に移転しており,(この経緯については,この本の最後に書かれている),今,翁は,あとを継いだ方が,それまでとまったく同じように経営している。それは,この本に書かれて営業時間,メニューなどがまったく同じことから知ることができる。
そば屋とは何の関係もなく,サラリーマンだったが,そばが好きで,そば教室に通いながら,そば打ちを覚え,その先生の店で修行。自分の店を東京の南長崎(目白)にだして,10年。そして,本当にうまいそばを提供するには,製粉から自分でするしかない,と思い定め,そのために広い場所を確保できる地に移転する。さらに,そばを自分で栽培もする。もっとも栽培したそばだけではたりないため,全国各地のそばの産地を毎年毎年まわり,実際に確かめたそばを店で使う。すさまじいこだわりである。
また,数多くの弟子をかかえ,真剣に教えてもいるようであるが(実際に独立した数多くの弟子がいることで分かる),店の客にだすそばは必ず自分で打つ。そばが本当に好きだ,ということなのだろう。
私も自分でそばを打ってみたい,と思い始めてからずいぶんたつが,まだ実現していない。近いうちに必ず。