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紙の本
多重人格者の話としてばかりでなく、芸能人の話としても面白く読める。
2002/07/14 17:18
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投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人格を認めるようになった由貴は、由貴自身が拓磨を独占したい気持ちと、それまで認めることの出来なかった、そのくせ面倒な感情を押し付けていた他人格者たちと、ある程度身体を入れ替えて表に出させようとするする気持ちの間で揺れ動くあたりがせつなく、拓磨に愛される由貴をじっと由貴の中で見守る佳樹の存在もすごくせつない。
また今回は、徐々に別人格の一人ずつが由貴と統合されていくあたりもせつなく、俳優として由貴が映画の仕事に頑張ったり、妨害されたりする話としても読み応えがあった。
また今回は、拓磨が由貴の中の佳樹にまで惹かれてしまう、という難しい展開になっていくにもかわらず、寿磨と英田の関係は、一巻のときより数段つれなさを増しているのが笑えて、全体的にいいバランスのお話になっていたと思う。