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キリスト教か仏教か 歴史の証言 改訂
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.1
  • 出版社: 山喜房仏書林
  • サイズ:20cm/220p 図版10p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7963-0081-3
  • 国内送料無料

紙の本

キリスト教か仏教か 歴史の証言 改訂

著者 金 漢益 (訳)

キリスト教か仏教か 歴史の証言 改訂

2,412(税込)

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“パーナドゥラ論戦”の全記録

2001/10/24 14:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐藤哲朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 西欧キリスト教文明は、中世までは圧倒的な「先進地域」であった中東イスラム文明との対決を通じて自己形成を果たしたという来歴をもっています。彼等の宗教観もまた同じセム系一神教の枠内で培われてきました。その西欧キリスト教文明が、鉄砲だのプランテーションシステムやら泥棒道具を両手に抱えて、アジアに侵略の手を伸ばして以降、思想的に対決したもっとも手ごわい相手はやはり仏教だったんですね。
 『キリスト教か仏教か』は1873年八月、南アジアの仏教国スリランカ(当時は英領セイロン)で繰り広げられた仏教僧とキリスト教宣教師との白熱した言論戦を記録した奇書です。韓国出身のお坊さん、金漢益師の邦訳によって、現在その全容を日本語で読むことができます。
 さて、この論戦に挑んだグナーナンダ(1823-1890)和尚は、当時のセイロン仏教界を代表する論客として知られていました。彼は仏教の正統性を理路整然と主張するばかりでなく、会場に集まったスリランカ民衆の心性にもずっしりと響く、卑俗な比喩を使いこなしてキリスト教を論駁したのです。
 二日間続いた論戦の争点は「霊魂の不滅説と輪廻説の対比」「仏陀とキリストの伝記の検証」「妬む神エホヴァは信仰の対象たりえるのか」「須弥山説に科学性はあるか」など、多岐にわたりました。(スリランカの仏教は大乗仏教を基本とした日本とは伝統の違う、『上座部仏教』に属するので、基礎知識がないとピンと来ないやりとりもあります。) しかし、セイロンきっての学僧グナーナンダが、インド古典や近代聖書研究の知識まで動員して繰り出す鋭い舌鋒に、仏教教理に対する基本的無知をさらしがちの宣教師が対抗できるわけもありません。こりゃぁ相手が悪すぎた。
 論戦の舞台となったパーナドゥラ村には、現在は金色に彩色されたグナーナンダの立像が建立されています。スリランカ観光に行く機会があれば、ちょいと足を伸ばして欲しいと思います。よく手入れされた花壇の直中にそびえるその像は、五色の仏教旗をバックに、一百数十年前その地で雄弁を振るったそのままの姿を保存しているようです。長丁場の論戦のすえ、自らの勝利を確信したグナーナンダは、左足を聴衆に向かって踏み出し、右手を力強く振り上げ天を指しながらこう語りました。「人間がもしそのことに正しさを見出すならば、それを認め実践するというのが、分別のある人の良識であります。したがいまして、皆さんが真の宗教である仏教を信じ、輪廻の苦しみから脱して、ニルヴァーナという安楽の世界で生を営むように精進して下さる事を心より願って止みません。」
 彼のひとことが討論を締めくくると、会場に詰めかけた群衆から一斉に「サードゥ、サードゥ」と賞賛の声が沸きあがったといいます。以上が、『パーナドゥラ論争』と呼ばれた事件のあらまし。この論戦は、数百年にわたる西欧の植民地支配下で圧迫されてきた仏教徒の自尊心をいささか回復し、植民地主義と癒着したキリスト教に対する反撃の狼煙となりました。その影響は近代日本の仏教復興運動にも達しています。
 パーナドゥラの論戦は、諸宗教の融和を大前提に交わされる微温的な「対話」ではなく、“あくまで「対論」であり、「論争」”(金漢益)であったことを何度でも強調しておきたいです。「グローバル化」なる現象によって、世界中で宗教をめぐる紛争が多発している現在、この「歴史の証言」が示唆するものは少なくないと思います。(佐藤哲朗/@BODDO主催)

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