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崋山と長英 他一編
  • みんなの評価 5つ星のうち 3 1件
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  • 発行年月:1978.10
  • 出版社: 春陽堂書店
  • サイズ:16cm/457p
  • ISBN:4-394-10104-2
  • 国内送料無料

紙の本

崋山と長英 他一編 (山手樹一郎長編時代小説全集)

著者 山手 樹一郎 (著)

崋山と長英 他一編 (山手樹一郎長編時代小説全集)

823(税込)
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みんなのレビュー1件

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紙の本

「不忠不孝」の重さ

2006/09/12 14:15

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松井高志 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 娯楽時代劇「桃太郎侍」の原作者として知られる山手樹一郎の異色作。いわゆる「蛮社の獄」に遭った渡辺崋山、高野長英を主人公にした時代小説で、明朗闊達な浪人者が出てくる勧善懲悪ものとはちょっと味わいの違うハードな作品集である。
 本のタイトルとなっている「崋山と長英」は三部に分かれており、1943年〜44年に発表されたようである(巻末に作品解説・初出データ等がないのが惜しまれるが、昔の小説本というのはまぁこんなもんだったのだろう。今の本がサービス過剰なのである)。「獄中記」「檻送記」「蟄居記」であって、第一部が投獄された高野長英を視点にしており、二、三部が牢から出て謹慎生活に入る渡辺崋山に視点をおいている。だからどうもトータリティがよくない。けれど、これはこの小説が書かれた頃の日本の置かれた状態を考えれば、とても現代の我々なぞがいちゃもんをつけられないであろう細瑾にすぎない。
 長英の獄中記は、この人物が闘争的であるぶん現代の我々にも理解しやすく読みやすいのだが、崋山が病苦と、忠孝ふたつながら全うしようとして(しかもふたつながら、彼は果たし得ないのである)己を削っていく二、三部は、モラルに忠実なインテリの悲惨な最期への過程を淡々と描いてあって、会話が近代的であったりする分、「誠実さが自分を痛めつける」という凄惨さがひしひしと現代の読み手に迫る。ひょっとしたらこれは傑作である。ただし、主君への「忠」、親への「孝」が今どれだけ力強く読まれるか、そこんところはちょっと心細いと思うのであるが。
 太平洋戦争中に、この小説が真にどういう意図で書かれ、また、読まれたかは、よく分からない(妙な憶測はしたくない)。ただこの作品は、当時野間文芸賞を受けているから、世評は高かったのであろう。悪玉と善玉がくっきり分れている点などは、やはり大衆小説のノリで、崋山の少年時代、父の薬を買いに行く途中、大名行列に蹴散らされる有名な場面(昔の教科書には出ていたという)もある。
 また、この三部作の後、「天保の鬼」という高野長英の投獄前の話(いつの作品かは不明)が続くが、話の順序からいって、この作品を先に読ませてから「崋山と長英」三部作を読む方が、読者の理解のためには好ましい。こちらは、長英と奥さんのなれそめに護摩の灰がからんだりして、講談っぽくて楽しかった。

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