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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.3
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/195p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-137905-X
文庫

紙の本

いまなぜ青山二郎なのか (新潮文庫)

著者 白洲 正子 (著)

いまなぜ青山二郎なのか (新潮文庫)

税込 473 4pt

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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

日本の文化を生きた青山二郎との魂の交流から生まれた傑作

2003/03/11 23:24

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:武田淳一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

現在の日本人の中で、どれだけの人が青山二郎という人物について知っているのだろう。青山二郎とはいったい何者なのか。小林秀雄をして、「あいつだけは天才だ」と言わしめた人物。この本は青山二郎という人物について、青山二郎の最後の弟子であったという著者がその本質に迫ったものである。著者が青山二郎との交流について書くのは、この本が初めてではない。この本のプロローグとでもいうべき別のエッセイがあるのだが、それを読んだときから、行間からはみ出してくるような青山二郎という存在に私は圧倒的な魅力を感じていたのだ。この本で著者は、再び青山二郎という存在に対して、改めて一人の書き手として対峙している。著者は、“何者でもない”のが青山二郎なのだと語る。その“何者でもない”存在について、書きながら著者自身も再確認をしていく。そこで語られるエピソードの数々は、青山二郎に極めて近い立場に居た著者だからこそ書くことのできる興味深いものばかりだ。それらのエピソードはときに熱くときに静かに語られ、青山二郎という一人の人間の魅力を焙り出していく。その視点は常に鋭い。世情的な付き合いではなく、男と女という立場を超えた人間同士の魂の交流が有った著者にしか書くことのできない文章であろう。恐らく青山二郎について書かれた本で、この本を超えるものはもう出るまい。
「俺は、日本の文化を生きているんだ」と言い、美の世界を生きた青山二郎。「生活を売ってまで、生活を買う生活」をしていた青山二郎。彼のような魅力を持った日本人は、もう現在の日本にはいない。例えば彼の半生を映画化するとしても、彼を演じられる役者はいないだろう。それほど“何者でもない”青山二郎の魅力は、全てのものからはみ出している。
芸術や文化に関わる全ての人に、読んでもらいたい。
(書評:2003.03.12 武田淳一 )

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紙の本

白洲正子の師匠

2012/05/18 06:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽかぽか - この投稿者のレビュー一覧を見る

白洲正子の師匠、青山二郎。白洲正子を「韋駄天お正」と呼んで、酒に連れまわして胃潰瘍にしてしまったような人物。彼の、人も物も射抜くような視点の鋭さが印象的だった。何かのマネをして本物になった気になったり、誰かの顔色をうかがってその度に違う批評をするのではなく、自分自身の感覚でハッキリと良いかどうかを判断するいさぎよさは見習いたいものだ。ひとりよがりのものさしが一番格好良い。ちなみに自分は、この本と併せて「いまなぜ青山二郎なのか」を読んだので、実際にどういう物を好んでいて、どういった発言をしていたかがつながってより面白かった。

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紙の本

いまなぜ青山二郎なのか

2002/04/15 23:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケイコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 稀代の鑑賞眼を持っていた青山二郎氏のことについていろいろ白州正子さんが書いています。ユーモアもあり、なおかつ、センスもある青山二郎さんをとてもよく知ることが出来ました。それにしても人間的にもとても素晴らしい方だと思いました。

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紙の本

「なんでも鑑定団」では分からなかった。骨董ってこういう世界だったのか。白洲正子の師匠にして、小林秀雄、大岡昇平など文士たちに骨董を指南した人の目のすごさ。

2001/09/21 12:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本文に先立ってカラー口絵8ページがついている。それだけで何となく「お買い得感」のある文庫本なのであるが、そこに載っている写真の数々がまたいい。愛らしい茶碗やぐい呑み、徳利など白洲さんや青山二郎が持っていた骨董がまずあって、青山二郎の雑記帳のページ、表紙や見返しが彩色された本などが出ている。

 幼いころから愛情をかけられて育った人が、甘え上手のかわいい人になれるのと同じことが、ものの表情にも現われてくるのではないかと思わせるような品々なのである。

 そのことは「あとがきにかえて」という白洲さんの文章にも通じるところがある。<彼が遺した一番の傑作は、陶器でも装幀でもなく、和子夫人ではなかったか〜>和子夫人は3番目の奥さんの姪で、12歳ごろから青山二郎にかわいがられていたという。『源氏物語』の紫の上のようだと白洲さんは言っている。これほどみごとな「遺族」というものを未だ見たことがない…とも。

 不思議な本で、青山二郎という人が何者であったかは、この本を読んでも分からない。青山二郎という人が青山二郎という人であったことがよく分かるという感じの内容である。評論家だったのか、装幀家であったのか、画家だったのか、文筆家だったのか…そう、むしろマルチタレントという軽い響きの名称が、実のある響きを伴ったときにぴたりする気がした。「美のマルチタレント」といったところだ。

 この本を白洲さんに書いてほしいと願った女性編集者・小島さんは、文芸書の仕事をするなかで、批評の神様・小林秀雄や河上徹太郎、大岡昇平といった錚々たる文士たちが、青山二郎を中心に集まり、骨董をいじくると聞き、白洲さんが青山二郎の愛弟子と知った時、好奇心を揺さぶられたという。

 自分たちは秀才だけれど、あいつだけは天才だと小林秀雄が嘆じた人物・青山二郎は、18歳で骨董の老舗「壷中居」に現われて、当時数寄者しか知らない名品を買ったそうである。天才的な審美眼と一流の見巧者から言われるようになり、のちに国立博物館に寄贈される中国古磁器の図録を作成。装幀を手がけたり、『眼の引越』『日本の陶器』『陶経』という本を著したりした。

 壷中居で買った唐津のぐい呑み3万円の支払いをしないうちに3年たって、5万円で店に引き取らせた。それが小林秀雄宅にあったとか、光琳の屏風を何枚にも切ってマンションの襖にはめ込んだとか、手にした名品の色をわざとはがして味を加えていたとか舌を巻くエピソードがいくつか出てくる。同時に、美を見極めて味わい尽くすことの何たるかが、青山二郎の言動を通じて書かれている。

 戦後の混乱を経て、骨董の逸品は収まるべきところに収まってしまったのが現在のようである。しかし、二流三流や新品から一流を発見する眼に一流があるという記述を、昨今の骨董ブームほかあれこれ考えながら面白く読んだ。

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2007/06/13 12:54

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2009/01/04 19:50

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2010/02/12 20:04

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2009/02/23 14:06

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2009/04/03 02:29

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2011/06/02 08:14

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2012/07/09 11:20

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2013/03/25 07:21

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2014/01/04 01:24

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2014/01/06 18:03

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