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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.3
- 出版社: コモンズ
- サイズ:19cm/220p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-906640-18-4
紙の本
日本人の暮らしのためだったODA
ODAは遠い発展途上国の人々向けというより、私たちの身近な生活を支えている。モノに囲まれた日本人の豊かで、便利な暮らしとODAとの関連を、紙、アルミ製品、ごみ等を取り上げ...
日本人の暮らしのためだったODA
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商品説明
ODAは遠い発展途上国の人々向けというより、私たちの身近な生活を支えている。モノに囲まれた日本人の豊かで、便利な暮らしとODAとの関連を、紙、アルミ製品、ごみ等を取り上げて明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
福家 洋介
- 略歴
- 〈福家〉1951年生まれ。大東文化大学助教授。著書に「大きなヤシの木と小さなヤシ工場」など。
〈藤林〉1948年生まれ。埼玉大学経済学部助手。共編書に「ヌサンタラ航海記」など。
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紙の本
むかし戦争,いまODA。現地への役割を検証し,民間の立場で日本の対外政策の誤りを訴える
2000/07/10 09:16
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投稿者:和田 正光 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本政府は年々,世界最大のODA(政府開発援助)予算を組み開発途上国への提供を続けて来たが,民間のODA調査研究会を前身とする地域自立発展研究所は,メンバー8人の共著による本書でODAに対する真っ向からの批判論を展開した。第1部はモノ,第2部はヒト,カネとODAとの関係を分析した全8章は,タイの植林計画,太平洋島しょの漁業,インドネシアのアルミ生産,中国からの研修生受入れ,フィリピンの輸出加工区などで日本のODAが果たした役割を検証し,「それは日本人の便利で豊かな暮らしを支えるためのものでしかなかった」と結論している。
日本のODAは現地の発展には必ずしも貢献せず,むしろ自然環境の荒廃や地場産業の衰退というマイナスや混乱が発生する原因にもなったという。各国の政府や国連ではいまも日本のODAを期待し,歓迎する声が高いことは事実だが,民間から出されたこうした批判にも謙虚に耳を傾けるべきであろう。
(C) ブックレビュー社 2000