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紙の本
世紀末、少年ばかりの不良集団《フーリガン》の登場
2002/07/28 02:31
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投稿者:木野下 - この投稿者のレビュー一覧を見る
19世紀の末に衰退期を向かえていたイギリスに、突如として現れた、子どもの不良集団《フーリガン》。現在では、ヨーロッパなどでサッカーの試合が行われると、試合の前後に暴徒化する集団を指すことが多いのですが、元々、この言葉が意味していたのは、首にネッカチーフをまきラッパズボンにぴかぴかのブーツを履いているという出立ちで、集団暴力をふるう少年グループのことだったそうです。
シャーロキアンにとっても必見の1冊です。ホームズが結成したベーカー・ストリート・イレギュラーズと、直接には関係ありませんが、少年たちの集団行動という点では共通点があります。ドイルがフーリガンのことを知らなかったわけはありませんから、イレギュラーズの成立にはフーリガンが関係していたかもしれません。
あまり知られていない、リアルなイギリス像の一端を垣間見ることもできます。