紙の本
何がそうさせたのか?!
2002/03/22 22:53
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投稿者:おーこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「酒鬼薔薇聖斗」が犯した残虐な事件は、私にとって忘れられないショッキングな出来事でした。この本は、その父母が事件を起こしてからの生活の状況を綴った内容です。
親として特別変わった教育はしていないはずが、なぜ恐ろしい事件を起こす子供になってしまったのか…。親としての苦悩も描かれています。
紙の本
息子の犯罪により苦悩する両親の悔恨の手記
2001/10/04 14:27
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投稿者:桃ママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「酒鬼薔薇聖斗」と名乗り、幼い子供の命を奪った少年A。日本中を震撼させた少年犯罪史上最も凶悪で、残忍な犯行は少年法により守られ現在も開示されていない。
自分たちが育てた息子を信じたいのに息子の異常な行動は事実であり、その一面を認識していなかった自分たちを責め苦悩する日々。被害者の知る権利に答えるためにつづった両親の悔恨の手記。
紙の本
同じ親として
2002/07/07 14:53
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投稿者:Dron - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人の男子の父として、親として考えさせられた一冊だった。
ご両親の手記だけでは、少年がなぜあんな残忍な行動をとったのかが見えてこない。
誰もが犯罪者のなる可能性を秘めていると思うよりしようがないのだろうか?
少年は精神的に追い詰められての犯行(反抗)を犯したのだろうか?
少年の精神に働きかけたものは一体なんだったんだろうか?
子供の犯行は親の教育のせいと、簡単に片付けることはできないようだ。
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当時、社会問題まで引き起こした神戸連続児童殺傷事件。事件の容疑者である少年Aの父母によって書かれた一冊。事件が内から描かれており、とてもリアルで生々しい。
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衝撃的。この事件が少年の持つ性的サティズムだと分かる。が、それ以上に現実にこんなことがあるんだ、という恐怖で満たされる。そして、知らぬ間に涙を流していた。
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神戸の連続児童殺傷事件の加害者の親の手記。これを読むと、親の育て方が悪かったから少年があの犯罪を起こしたとは思えない。母親が「あの時、私はこんな育て方をした…」とそれが間違いだったというような書き方をしているけど、どこの家庭の親だって何かしらおかしな育て方をしていることがあると思う。虐待されながら育ったって、犯罪を起こさない子どももいるし。少年Aのしたことは、許されないことだけど、原因を突き詰めるのは難しい。。考えさせられた本。
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さまざまな考えを持った人間がいる、そうういうことが、改めてわかった本。
人間について、かんがえさせられます。
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神戸の連続児童殺傷事件の加害者の親の手記。読む限りでは本当に普通の両親なのになんであんなにも残酷な少年になってしまったんだろう?少年の日記を読むとぞっとする。やっぱりどこか精神的に病んでる気がしてならない。ていうかそうだろうと思う。
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様々な観点から理不尽だとも思える批判も多い本ですが、個人的には逮捕された直後からの警察の動きや事件が報道されてからの家族たちの行動が大変興味深かったです。加害者側にはこのような配慮が払われているのに被害者側には何の配慮も払われていない、とはよく言われることですが…。
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少年の事件がある度、精神鑑定だ、発達障害だ、やれアスペルガー症候群だ、と騒ぐが、支援する体制とか受け皿が整っていないだけに、事件は後を絶たない。親が不信感や疑いを持ったらしかるべきところに相談すべきだ。恥ずかしがることはない、見栄を張ってはいけない、事件が起きてからでは遅いのだ・・・。
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さすがに生々しい・・・。
自分の息子がこの凶悪犯罪の犯人だとはまるで思いもせず、平穏に過ごしていた或る日、突然警察が家にやってくる。警察達が屋根裏を調べると・・・・・。
そのあたりのシーンは実話なだけに強烈。
息子の犯罪にまったく気付かないとか、屋根裏にそんなものが沢山あった事にも気付かないなんて親としてどうなのよ?という有態な批判感情も覚えはしたが、しかし流石にチト同情してまうわ・・・。
辛い・・・・・・・・。
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所詮結果論
分かってるつもりで
分かってないことなんて沢山ある
自分が子供の頃,こんな事件があったのかと
読んだ当時は心底怯えた
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読後、何ともいえない違和感を覚えたのは何故なのだろうか?
少年Aの母親に対しては、もう少し、現実をしっかり見てほしいと思うのは私だけだろうか。
何か、言葉のひとつひとつを取り上げても、ピントがずれているように感じるのだ。
このご両親も、確かに、愛情を持って子育てをなさっているのはわかるのだ。
だが、ここひとつというところで、踏み込めていない気がする。
ナイフの所持が明らかになった時、万引がばれた時、人を傷つけたとき、成績に関してもそうである。
親として、ここが頑張り時というところでの接し方に疑問を持ってしまう。
まずは、土師さんのお宅へ、きちんとした形で、謝罪に行かれる事が先決かと。
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なんか、すごく普通だ。
この手の加害者側の手記にはどうかと思うものが多いのだけれど、この親は、この本を読んだ限りではものすごく普通の親にしか見えない。
もちろんダメな部分はあるけれど、それだってごく普通の「もううちの親ってばさー」で済むような、どこにでもあるダメさでしかない。
だから、スッキリ単純にコレのせい!って片付けられない。
子どもの気質と親の教育の相性とか、時代とか、環境とか、場所とか、学校とか、とにかくなにもかもが、ごく普通のほんの些細な瑕疵しかもたない本当にごく普通のありふれた条件が、最悪のタイミングで出会ってしまった結果なのだろうとしか思えなくて、つらい。
「謝罪に行かない加害者の親」ってなんなの?と思っていたんだけど、そうか、自分の子が本当に!?という状態では行けないってのがあるのか。
本当かどうかわからない状況では「とりあえず謝る」というわけにはいかない。
そうだよな…自分の子を信じたいもんな…
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[主な内容]
「信じていた、愛していた息子が、当時、世間を騒がせていた
神戸連続児童殺傷事件の犯人だった。」
報道だけではわかり得ない加害者家族の”おもい”が
つづられています。
[おすすめの理由]
最近、「加害者家族」をテーマとしたドラマや映画を見かけます。
この本も加害者家族(少年Aの父母)の手記です。
加害者家族に対する世間の目、少年Aへの思い、苦悩、そして「家族」とは・・・。
多くのことを考えさせる1冊です。