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商品説明
三人の人工生命体は艶麗な女の形をしている。彼らはコンピュータウイルスの一種なのだ。時到れば、攻め入る敵のプログラムに感染し、即座に撹乱する爆弾型の病原体。魂を揺さぶる美しき人の誘惑。電脳長安の封神演義!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
南条 竹則
- 略歴
- 〈南条竹則〉1958年東京都生まれ。東京大学卒業。現在、東京外語大学等の教壇に立ち英文学を教える。「酒仙」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。著書に「満漢全席」「遊仙譜」など。
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紙の本
東洋的電脳世界
2001/06/09 09:48
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投稿者:seimei - この投稿者のレビュー一覧を見る
サイバーパンク電脳封神演義。マーリン社研究員の幸田亘は、マンダリン社の仮想現実空間《セレス》−唐の長安などの仮想都市群《小セレス》と、特殊なソフトにより神仙の神通力を使える仙境《大セレス》−に没入する。彼はそこで、西夫人と名乗る女性と恋に落ち、元始天尊と名乗る男と対立し、決闘をすることとなる。
仮想空間でのアイコン操作、マニピュレーションと呼ばれる操作によって、神仙の術、人工生命創作を行なうなど、ヴァーチャルアイディアの面白さ、崑崙十二仙をはじめとする封神演義キャラの名前を名乗り、仮想現実世界で争う人々、生体インターフェイス、疑似脳、電脳世界への転生実験、東洋的なアプローチ、アイディアが凄いです。小説的には、欠陥が多いかもしれませんけど、着想点が非常によかったです。封神演義ファンも楽しめるでしょう。